【第5位】坂本龍馬がつくった日本初の株式会社”亀山社中跡”!

日本初の株式会社組織といわれる亀山社中跡。ここから龍馬の働きで薩長同盟や大政奉還が行われていきます。まさに近代日本のスタート地点です。

司馬遼太郎の名作「竜馬がゆく」の一部分です。高校のとき全八巻を読破しました。まさに長崎は日本回天の足場になりました。

亀山社中は小高い丘の上にあります。ここから龍馬や幕末の志士は長崎の町を眺め、異国に負けない国をつくるために世直しを誓ったのです。

英雄坂本龍馬の銅像もたっています!坂本龍馬は日本の礎をつくった英雄だといわれています。龍馬は当時には珍しい極めて柔軟な発想を持ったサムライであったそうです。

「亀山社中」
【HP】http://www.city.nagasaki.lg.jp/kameyama/

【第4位】長崎で平和学習”長崎平和公園”!

長崎の平和公園にやってきました。1945年8月9日の午前11時2分に2発目の原子爆弾ファットマンがB29ボックスカー号により投下されました。この浦上川には多くの人が飛び込んだといわれています。

爆心地付近の浦上天主堂の遺稿です。欧米の宗教であるはずのキリスト教会の真上で原爆は爆発しました。その際に浦上天主堂は燃え、この柱のみが残りました。

平和祈念像です。多くの小中学生が平和学習で訪れます。

原爆慰霊碑です。日本の安全保障法案の一連の流れや、中東情勢が不安定で国際的緊張が高まりつつあるといわれる昨今、私たちは戦争・平和について私たちは考えていく必要があります。

平和公園
場所:静岡県御殿場市東田中
アクセス:御殿場駅[箱根乙女口]から徒歩約36分 御殿場駅から約6分バスに乗り平和公園前下車後徒歩約6分

【第3位】稲佐山から長崎の1000万ドルの夜景!

360度ガラス張りのゴンドラは、フェラーリなどのデザインをてがけた奥山清行氏によるもの。

らせん状の通路をのぼっていくと、屋上の展望台に到着。床面にはLEDの照明器具が埋め込まれ、幻想的な空間です。

香港、モナコと並んで、世界新三大夜景に選ばれた稲佐山からの眺めです。標高333メートルの山頂から長崎市内全景を望むことができます。

平らな土地の少ない長崎は、斜面に家が多くたちます。山すそに点在する民家の灯りが星くずのように散らばるのが、長崎の夜景の特徴です。まさに1000万ドルの夜景ですね。

稲佐山展望台
場所:長崎県長崎市稲佐山
アクセス:宝町(長崎県)駅[出口]から徒歩約41分

【第2位】今話題の廃墟となった炭鉱の町”軍艦島”!

軍艦島にわたるには、いくつかの会社がツアーを企画しています。今回利用したのは軍艦島上陸クルーズ3100円+300円(見学料)。船がかっこいいデザイン。午前と午後がありますが、午前を選択。長崎港から9時40分に出航します。ただし、時化のときなど、欠航することもよくあります。

おすすめの席は二階席、長崎港の眺めを楽しめます。ただし冬などは寒いので防寒は必須。
海猿で知られる海上保安庁のでじまが停泊していました。100年以上現役のジャイアント・カンチレバークレーン。そろばんドック(小菅修船場跡)。女神大橋をくぐりぬけます。左手に世界最高峰の超巨大な三菱重工の100マントンドックが見えます。

長崎港から約19キロメートル沖にある軍艦島にやがて到着。正式名称は端島(はしま)という名前です。周囲約1.2キロメートルのこの島は、かつては海底炭鉱として栄えましたが、現在は無人島になっています。

上陸側から見える建物は次のようなものです。
(1枚目)
右が端島小中学校で、裏手に校庭が広がります。左が端島最大の大きさのマンションです。
(2枚目)
岡の上にある建物は、三井の幹部のマンション。部屋数も多く、各家にお風呂が設置されていました。
(3枚目)
岡の上には端島神社があります。毎年4月3日に行われていたお祭りのときだけ、炭鉱の機械もストップ。それ以外の日は昼夜交代制で稼働していたといいます。
(4枚目)
いよいよ軍艦島に上陸。入り口付近には、石積みでつくられた壁をあります。

第1見学広場で、軍艦島の説明が行われます。
島の周囲を壁で囲われる軍艦島。もともとは岩の塊だけの島。そこに石炭の不要になったボタで埋め立て、周りを壁で囲んだ島です。
風雨や波にさらされ、建物の老朽もともない、刻一刻とその表情を変えているといいます。

次に、歩道を一番奥まで進んで、第3見学広場へ。島の反対側に行きます。
中央にあるのが、日本でもっとも古い鉄筋アパートとよばれる30号棟は、1916(大正5)年建築、およそ100年のときを刻んでいます。ここは炭鉱夫がくらしていた一間のアパートだそうです。
昼夜交代ではたらく炭鉱夫は、深夜であっても、必ず子どもを起こし、別れを言わせたといいます。それほど、死と隣り合わせの仕事であったためです。

第2見学広場への移動途中。朽ち果てた工場の施設がならびます。総合事務所跡は、一部レンガの壁が残ります。

第2見学広場に到着。総合事務所跡のすぐ隣に、第二竪工入坑桟橋があります。ここは炭鉱夫たちの執念が宿る場所。ここから炭鉱夫たちは採掘現場を目指しますが、帰ってこれなかった人も多くいたといいます。
採掘現場までの道は、まずここから600mの地下にほとんど落下するような速度で直滑降します。屈強な男でも、最初は気絶するといいます。そこから2.5kmほどトンネルをあるき、さらに急な坂道を海面下1000mまでくだって採掘現場に到着します。
採掘現場は、気温30度、湿度95%という環境。常にガス爆発などの危険と隣り合わせでした。この環境に耐え切れず、長く持たずに帰って行く人も。家族など重荷を背負った人ほど、ここに留まり続けたといいます。

軍艦島クルーズ
場所:長崎県長崎市元船町17
アクセス:出島駅[出口]から徒歩約4分