都心から車で約3時間、群馬県の四万温泉にやってきました。少し道の狭い四万温泉街を通り、河原の駐車場に車を停め、最初の目的であった積善館へ。ここは映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった、重要文化財指定の宿。
撮影は出来ませんでしがた、日帰りでも利用できる趣のある日本最古の湯宿建築の風呂は浴槽の底から源泉が直接注がれるタイプで、常に新鮮な湯が掛け流されていました。
次は、積善館の目の前にある、河原の湯にも入っておきます。※本当に河原に建っているのです。
四万温泉にはこの河原の湯の他に、御夢想の湯、上の湯、山口露天風呂と合計4つの共同浴場があり、地元の人の文化に触れることができます。
河原の駐車場から坂を上がってすぐにあるのが、今夜の宿「四万温泉 四万たむら」。この宿の歴史は深く、1563年の真田勢からの追手を防ぐために戦った田村甚五郎清政が山中で四万温泉を発見し、湯宿を開いたと言われています。
今では四万温泉を代表する宿となり、露天・内風呂あわせて6つのお風呂で、自家源泉掛け流しの湯を楽しめます。中でも滝を見ながら入浴できる「森のこだま」は、四万温泉の熱い湯が外気によって調度良い具合の温度になり、最高に気持ちよいものでした。写真は内湯「御夢想の湯」で、檜の香りとモクモクと発生する湯気が独特の空間を作り上げていました。