ここの五合目は他の登山口のどこよりも都会。大きなレストハウスが立ち並んでいて、気分がうきうきしてきます。
郵便局、外貨両替所もあります。週末には観光バスが列をなし、登山客や五合目だけの観光客でにぎわっています。
以前はピーク時の駐車場不足の問題が深刻でしたが、近年はマイカー規制が長期になったので緩和しています。高地順応のために1時間ぐらいはゆっくり休憩するのが良いです。
まずは、小御岳(こみたけ)神社で登山の安全を祈願します。
六合目(標高2390m)で吉田口登山道と合流します。吉田口登山道は山麓から登ることができる歴史のある登山道です。六合目にある富士山安全指導センターでは、登山情報、天気情報などが掲示されているので確認して下さい。
六合目から七合目(標高2700m)の最初の山小屋である花小屋までは整備されたジグザグの坂道が続きます。約1時間かかります。
吉田大沢の落石を防護する大きな壁がいくつも作られており、その脇を登っていきます。七合目の山小屋群が近づいてくると、気持ちが高揚してきます。
花小屋の手前までなら引き返すのは容易ですが、そこから先は岩場なので下りにくいです。
かつては五合目から七合目まで馬に乗って登ってくることができたのですが、現在はその乗馬コースはなくなっています。
富士山ホテルの脇を通過して、本八合目(標高3350m)の八合目トモエ館、江戸屋のある地点で須走口と合流します。しかし、もともと吉田ルートの登山客が圧倒的に多いので、急に混雑してとまどっているのは須走ルートで登って来た人たちです。このあたりの山小屋では荷物一時預かり(有料)をしてくれます。
不要なものは預けてから山頂をめざしましょう。
ここから山頂までは約70分。高地のため個人差が大きくなる場所です。
また混雑時(週末、夏休みの御来光前の時間帯)には最高3時間近くかかることもあります。トモエ館と江戸屋の間の登山道を進みます。
九合目に石室がありますが、それは小さな祠です。視界が悪い状況時には、九合目の鳥居を山頂だと勘違いしてがんばる人多数。ピーク時(週末、お盆休み)には頂上付近の登山道はものすごいラッシュとなります。午前1時頃からご来光を山頂で、という人たちが一斉に山小屋から飛び出してくるため、その混雑たるやすさまじいものがあります。
行列が遅々としてなかなか前へ進めません。あげくの果てに山頂目前でご来光を迎えるケースも。
ついに登頂。標高3720m。山頂には4軒の山小屋が並び、賑わいをみせています。富士宮口側よりもずいぶんと観光地の雰囲気です。久須志神社では数え年が70才以上の登山者は記念品をいただけます。ただし、シーズン終わりには記念品の在庫がなくなっている場合もあります。
山頂でご来光を見るなら、左の写真奥に写っている成就岳という場所がベストとされています。以前は大日岳と呼ばれていました。火口の反対側に富士山測候所が見えます。現在は「富士山特別地域気象観測所」と呼ばれています。また、火口に突き出した「虎岩」が目をひきます。詳細は「お鉢巡り」のページを見てください。
是非雄大な自然と素敵なご来光を目の当たりにしてくださいね!
世界遺産にも認定された富士山!
その雄大な景色は日本一を物語ります。
そこで実際富士山登頂をしてみました!準備万端で挑むべし!
現在使用されている主な登山道には、静岡県側の「富士宮ルート」・「須走ルート」・「御殿場ルート」、山梨県側の「吉田ルート」の4ルートがあるが、観光が主産業であり富士山観光開発を積極的に行っている吉田ルートの登山者が最も多いです。
一般的な富士登山の期間は、山開きの7月1日〜9月14日(山梨県側)もしくは7月10日〜9月10日(静岡県側)までで、夏期シーズンにおいて、日によって登山者数が大きく異なる。7月中旬~8月下旬の金土日祝が混雑し、さらに、8月上旬~中旬は平日も混雑します。
是非皆さんも友達と、同僚と人生に一度登ってみてはいかがですか?