石を積むと、願い事が叶うと言われています。
周りには、積まれた石が無数にありました。
積む石が、なかなか見当たりませんでした…。
私のように渇望するほどまでの願い事がない場合、石探しを粘らず、お参りをすませたら、あっさり帰ったほうが良いと思いました。
凄いところに祀られているものだ…と、圧倒されます。
静けき場所です。
仰慕窟(ぎょうほがいわや)と言われる間口40mのぽっかり空いた洞窟(洞穴)に、天安河原原宮があります。
清らかな川が隣を流れているため、おどろおどろしさはありません。
境内は、午前中の明るさと岩穴の薄暗さが混じりあい、なんともいえない薄明るさです。
原宮の右に、階段があります。陽が差して、境内で唯一明るいです。
10分ほどいましたが、もう帰ったほうがいいなと感じ、戻りました。
個人的な感想ですが、願い事をしながら積んだ石を通して、積んだ方々の思いが原宮と河原によって癒されている感じです。
無数の石が、この場所の主のように感じました。
せっかく高千穂まで行ったのだから、ちょっとだけお邪魔します!という謙虚な気持ちで行くと良いと思いますよ。
伊勢神宮をお参りして以来、ずっと行きたかった天安河原(あまのやすがわら)は、神秘的すぎる場所でした。
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)という洞窟に隠れて、この世が真っ暗になった時に、八百萬(やおよろず)の神々が相談をした場所と伝えられています。
ちなみに、天照大御神は、伊勢神宮内宮に祀られている神様です。
独特の雰囲気により、タクシーの運転手さんは、高千穂峡より天安河原のほうがリピーターが多いと言っていました☆