今年の夏、どこに行く?
毎年、夏のお出かけはどこにしようか…
みなさんもいろいろ予定を立てるでしょう。海?山?それとも海外?
近年、猛暑・酷暑と言われる夏、やっぱり出かけるなら涼しいところがいいですよね?
もちろん、海もいいです♪
都会のあつーい空気とは違って、海風はとても心地よく、実際、海から吹く風は「天然のクーラー」とも言えます。
海辺で遊んだり、海で泳ぐのもいいけど…
実は、冬のイメージが強いあの場所が涼しいらしいんです。
今回は、意外な穴場をご紹介しちゃいます。
草津って、意外に涼しいって知ってた?
イメージは冬?だけど…?
草津温泉って、みなさん、どんなイメージがありますか?
温泉だから、やっぱり「冬」に行くところって気がしますよね?
でもね、本当は夏に行くべき場所なんですっ!
と言うのも、草津は海抜1200mの高原の町で、1年間の平均気温が7℃!
7~8月の一番暑い時期でも平均17.5℃となっており、25℃以上になることはめったにありません。
夏でも涼しく暑さ知らずで、「日本のチロル地方」なんて呼ばれるらしいです。
それに、冬に行くとなれば、心配なのが雪。
車で行く場合は、運転にも気を使いますし、冬用タイヤや滑り止めの用意も必要です。
夏ならスリップや渋滞の心配も、もちろんありません。
避暑地で真っ先に思い出すのが近くの軽井沢ですが、実は、その軽井沢より涼しいらしいのです。
海抜0〜2000m付近では標高が100m高くなるごとに気温 が0.6℃ずつ下がると言われています。
東京駅の標高は3.86m、軽井沢駅の標高は940m、草津町役場の標高が1171mなので、計算上はなんと東京駅と草津温泉(町役場)の気温差は7.02℃です。
これは、行くしかないでしょう!(笑)
夏は街角コンサートも楽しめます♪
毎年、草津で行われている草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル。
1980年に8月に草津温泉で第1回を開催し、以来、毎年欠かさず開催されております。
この期間には、湯畑周辺で街角コンサートも開催され、音楽一色になる草津。
また、時期が合えば、なんと!上皇さま、上皇后さまにもお会いする事ができるのです。(上皇后さまは、毎年、ピアノの演奏での参加をされております)
いつもとはちょっと違う湯畑の雰囲気を味わうのもいいですよ!
では、そんな草津のおすすめの観光スポットをご紹介します♪
①自然を楽しむスポット
1.白根山(湯釜)
神秘!エメラルドグリーンの世界!
草津に行ったら、ぜひ、行って欲しい場所のひとつがこちら!「湯釜」です。
その美しさは、言葉では言い表せません!
しかし、残念ながら、現在こちらは立ち入り制限があります。
平成30年4月22日に草津白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられました。
これに伴い、火口周辺において、突発的な噴火等への安全対策の必要があるため、災害対策基本法第63条第1項に基づき、湯釜を中心とした半径1km圏内の立入を規制しています。
画像は、平成29年8月の様子です。
数年ぶりにここまで行けるようになったんですが、再び制限が…
火山活動が落ち着き、また美しい姿が見られるようになるといいですね。
2.野反湖
天空の湖と言われる美しさ!
美しさでは、こちらも負けません!
草津温泉からは、車で30分ほどの場所にある、「野反湖」です。
その美しさから”天空の湖”と称されています。
(画像は、残念ながら生憎の天気の様子ですが…)
「野反湖」は信濃川水系中津川に建設されたダム湖であり、群馬・長野・新潟3県の県境に位置しています。
住所は群馬県吾妻郡中之条町なので、実質群馬県にある湖です。
周囲を2,000m級の山々に囲まれ、湖面の標高は1,513mあります。
その事からも”天空の湖”と呼ばれているようです。
ここ「野反湖」ではキャンプや釣りも楽しむことができます。
お子さんと一緒なら、自然を感じる事ができる、素晴らしい時間を過ごせそうですね。
3.チャツボミゴケ公園
ここでしか見られない希少な苔
こちらは草津温泉から車で20分。
「チャツボミゴケ公園」です。
神秘的で別世界のような光景が広がる、そんな場所として話題を集めるこの公園は、硫黄泉などの酸性泉の場所に限って成育する『チャツボミゴケ』が生い茂る日本ではとても珍しい場所です。
この珍しいチャツボミゴケは、群馬県「チャツボミゴケ公園」以外では草津や阿蘇山などの限られた火山帯にだけに生息しています。
まさに超珍しいレアな植物なのです。
エメラルドグリーンの苔が広がるその世界に感動!
特にオススメなのは、5月のツツジの時期と秋の紅葉の時期です。
その時にも、ぜひ、行ってみたいですね。
4.白糸の滝
マイナスイオンたっぷり!
草津からちょっと足をのばしてみます。
車で40分ほど走った場所にあるのが、軽井沢方面で有名な観光スポット「白糸の滝」です。
糸のように細々と、でも幅は70mと広範囲にわたって流れ落ちる、白糸の滝は見ていて圧巻!
水も透き通っていて、引き込まれそうなくらい綺麗です。
浅間山に降った雨が地下に浸透し、湧き出るまでに約6年かかって、地上にあふれ出るのだそうです。
白糸の滝は、標高1400mの地点にあり、こちらもやはり夏にはおすすめのスポット!
ドライブがてら行ってみるのもいいですね。
②温泉を満喫するスポット
1.御座之湯
浴衣に着替えての湯畑散策が人気♡
湯畑にある白旗源泉の奥、共同浴場の隣にあるのは「御座之湯」
こちらは有料の施設です。
江戸、明治にかけて湯畑周辺には「御座之湯、綿の湯、かっけの湯、滝の湯、鷲の湯」という5つの共同湯があり、その中のひとつでもある「御座之湯」を再建したものだそうです。
木のぬくもりが温かみを感じさせる建物になってます。
また、こちらではレンタル浴衣もあり、湯畑散策のユニホームとして、若い子に人気だそうです♪
ちなみに、このレンタルは4月~11月まで。
でも、さすがに10月も浴衣では寒かったよ…(笑)
2.西の河原
温泉が川のように流れだす!
草津温泉の湯畑と並ぶ観光名所と言えば、「西の河原」ですね。
草津温泉の西側に位置することで、この名前がついたとされています。
付近一帯は上信越高原国立公園の特別地域に指定され、河原のあちこちから毎分1,400リットルの温泉が湧き出し、湯の川となって流れ出しています。
この風光明美な景観は四季折々にも美しく変化し、源泉「湯畑」とともに草津温泉ならではの温泉情緒あふれる散策コースになっています。
草津に来たら、ぜひ、ここまで足をのばしてみてくださいね。
お時間のある方は、大きな露天風呂もどうぞ♪
3.白旗の湯
大人気無料の共同浴場
光泉寺の階段を挟んで隣にあるのが、「白旗源泉」
源頼朝が入湯したとも言われており、源氏にちなんでその名前がつけられたそうです。
その白旗源泉を気軽に楽しむならココ!「白旗の湯」
ただ、ここは湯畑の目の前という事で、混雑は必至!
特に土日はゆっくりつかるという風にはいかないようですね。仕方ないです。
共同浴場という事で、無料で草津の極上湯に入れるんですから…
しかも、とっても熱いらしいですよ。
行かれる方は、覚悟してくださいね(笑)
4.地蔵の湯
温泉の熱さにはご用心!(笑)
こちらは草津の共同浴場「地蔵の湯」です。
草津には、たくさんの共同浴場がありますが、観光客が入れるところはここ「地蔵の湯」と「白旗の湯」、そして「千代の湯」のみです。
共同湯は地元の人の生活のために設置され地元の人たちが管理利用しているお風呂です。
私たち観光客は、それをお借りしているわけですので、マナーを守ってのご入浴をお願いします。
地蔵の湯の目の前では、源泉がわき出ているところを見る事ができます。
ちなみに、こちらのお風呂は、白濁していてちょっと熱めらしいです。
その前には、お地蔵さんが… これが地蔵の湯の名前の由来だそうです。
こちらの利用時間は8:00~22:00
料金は無料です。
草津に来たら、ぜひ、こういう場所も利用してみたいですね。
5.熱の湯
湯もみも落語も見られます♪
こちら「熱乃湯」は、草津で有名な”湯もみ”が見られる施設です。
湯畑周辺は、ここ数年で劇的に変化しました。
草津町長が熱望して、都市計画コンサルタントの北山孝雄氏にそのプロデュースをお願いしたのだとか…
「ゲタ履きの浴衣姿で、そぞろ歩きする人がまちにあふれれば、さらに魅力が高まります」
確かに、北山氏が狙った通り、たくさんの人が湯畑の回りに集っているのです。
そんなコンセプトに沿って、こちらも最近リニューアルされました。
週末には、観光客も湯もみ体験ができます。
草津でしか味わえない良さを、ぜひ、体験しましょう!
また、こちらでは毎日「温泉落語」が開演しております。
これが毎回満員御礼で大人気なんです。
気になる方は、早めにチケットをお求めくださいね。
③パワースポットを巡る
1.鬼押出し園
奇岩に囲まれた朱いお社!ヒカリゴケも見どころのひとつ
こちらは草津温泉を出発して、車で30分ほど。
日本ロマンチック街道、鬼押ハイウェーの途中にあります。
(鬼押ハイウェー 普通車 370円)
ちなみに、駐車場は無料です。
浅間山の噴火の後にできたとされる「鬼押出し園」です。
園内は、まさに岩だらけの世界で、奇岩と言われるものがたくさんありました。
中には、「ゴリラ岩」や「モアイ岩」など、面白い名前の付いた岩がありました。
そして、そんな岩だらけの中に、朱いお社が!ここは、「寛永寺別院」です。
浅間山観音堂は天明3年(1783)の浅間山大噴火の犠牲者供養の為、昭和33年に寛永寺別院として建立されました。
現在では、噴火犠牲者の霊を鎮めると共に「鬼押出しの厄除け観音さま」として多くの方々の信仰を集めています。
また毎月18日は御開扉として、ご本堂の扉が開かれます。
2.光泉寺
もう一花咲かせたいあなた!必見です(笑)
「光泉寺」は、草津温泉を見渡す高台にあります。
湯畑のすぐ側で、”御座之湯”脇に階段があり、その先が光泉寺の境内になります。
草津温泉の「光泉寺」は真言宗豊山派のお寺で、その歴史は721年(養老5年)、
奈良時代に活躍した高僧の行基(ぎょうぎ)が草津に立ち寄った時に、
病人のために祈祷したところ温泉が湧き出たのが始まりとされています。
そして、こちらに来たら、寄っていただきたい最大のパワースポットがあります。
それが、「遅咲き如来」です。
本堂向かって右手に、”釈迦堂”があります。
江戸の医師の外嶋玄賀宗静によって建立されたお堂とされています。
その御本尊である釈迦如来像は、公慶上人によって1702年(元禄15年)に造られたと言い伝えられていました。
玄賀は湯治をしていた15年間に、釈迦如来像に魅せられ、釈迦堂を建立して本尊を安置しました。
しかし、長い間、その真意はわからず仕舞いでした。
ところが、平成17年の調査によってこのことが事実であるとの文献が発見され、伝説は300年の時を経て、ようやく事実として認められたことから、釈迦如来像は「遅咲き如来」と呼ばれるようになりました。
もう一花咲かせたいあなた!ぜひ、お詣りを♡
3.熊野皇大神社
2県にまたがる珍しい神社
軽井沢方面まで足をのばしたら、寄って欲しいのがここ。
こちらは、全国でも珍しい2県にまたがる神社「熊野神社」です。
長野県と群馬県の間にあり、それぞれにお社があるとても珍しい神社なんです。
長野県側にある「熊野皇大神社」には、特に人気のパワースポットがあります。
それが、御神木の”しなの木”。
樹齢800年以上といわれており、本殿の左奥にあります。
しなの木は、「科の木」と書き、「科」の語源は、「結ぶ、くくる、しばる」と云われ、開運・縁結びのご神木として、参拝者の信仰を集めています。
実は、こちらの”しなの木”は、それだけではありません。
ある場所から見ると、幹にハートが見える場所があります。
そのハートを見つけると、いい事があるとか…
みなさんも、ぜひ、訪れて探してみてください。
④やっぱり街歩きを楽しみたい♪
1.やきとり 静
草津No.1人気のお店!
草津温泉では、昔から大人気のお店。
ちょい呑みするならこちら「やきとり静」さんです。
現在は、テイクアウトのみのようですが、それでもかなりの人気店でいつも行列ができてます。
静さんが休憩中だと、となりの吾妻さんに客は流れ、こちらの焼き鳥に行列が…(笑)
ビール片手に、焼き鳥食べて、湯畑を眺める…
こんな感じでしょうか?
2.頼朝
湯畑足湯前にあるお店
また足湯付近では、「頼朝」というお店で温泉卵が売られています。
足湯に浸かりながら、温泉卵を食べる…
サイコーですね!
他にも、塩分控えめで体にやさしい漬物など、品数が豊富で、中でも珍しい”たまねぎ、こんにゃく鉄砲漬”などが人気です。
お漬物なら、こちらのお店でどうぞ。
3.本家ちちや
2色の温泉まんじゅうが人気!
「本家ちちや」さんも、草津では人気のおまんじゅう屋さんですね。
お土産にされる方も多いです。
こちらの特徴は、2種類の温泉まんじゅう。
普通のつぶあんの茶色のおまんじゅうと、栗あんとこしあんの二色の白いおまんじゅうがあります。
本家ちちやのできたて温泉のまんじゅうは、おすすめです。
とろけるような温泉まんじゅうは、めったに味わうことができません。雪見だいふくのような柔らかい皮とみずみずしさが特徴です。
ぜひ、湯畑散策の際にご賞味あれ!
4.松むら饅頭
お土産にするなら、こちらの温泉まんじゅうを♪
草津に温泉まんじゅうを売るお店は数あれど、こちらのお店は人気No.1かもしれませんね。
「松むら饅頭」さんです。
つい最近、わかったんですが、温泉まんじゅうは温かいうちはどれも美味しいんです。
でも、冷めてからとか、お土産に持って帰ってからとか…
そこで味の違いが出てくるんですよ。
そういう点でも、こちらのおまんじゅうは美味しくて、おすすめです!
5.山びこ温泉まんじゅう
あげまんじゅうが食べられるのはここ!
普通の温泉まんじゅうに飽きたら、ここでしょう!
「山びこ温泉まんじゅう」では、「あげまんじゅう」が食べられます。
いつでも揚げたてを用意してくれるのも嬉しいですね。
普通の温泉まんじゅうに飽きちゃった人は、ぜひ、こちらをどうぞ!
6.湯畑横丁 銀の鈴
十割そばと天ぷら食べ放題が人気!
湯畑には、たくさんのお食事処がありますので、素泊まりでもOK!なんですよ。
こちらは、湯畑の目の前にある「湯畑横丁 銀の鈴」さん。
こちらでは、十割蕎麦を食べる事ができます。
しかも、セットを頼むと、なんとっ!天ぷら食べ放題!!
食べ放題にはご飯もカレーもあるので、カレーセットにしたり、備え付けのタレをかけて天丼にするのもよし!
さらには、お酒の種類もとっても豊富。
ちょい呑みセットや飲み比べセットもあるので、のんべえにも嬉しいお店!
夏の間は外で串焼きや生ビールの提供もしています。
軽くちょっと飲みたい人にもいいですね。
⑤ショッピングスポット
1.軽井沢プリンスショッピングプラザ
言わずと知れた大人気施設♪
草津温泉に連泊するなら、軽井沢まで足をのばしてみましょう!
こちらは、軽井沢のマストスポットとも言える「軽井沢プリンスショッピングプラザ」
広い敷地には、家族で楽しめる場所がいっぱい!
ショッピングはもちろん、食事やお茶をするにもよし。
また、旅のお土産を買うのもいいですね。
2.旧軽井沢銀座通り
ここは原宿?混雑必死の大人気スポット!
「旧軽井沢銀座通り」へは、軽井沢駅の北口からバスに乗って7分。
車の方は、駐車場はかなり混みますので、空いていたら即入庫するのがいいかもしれません。
軽井沢銀座商店街には、歴史のあるお店からメディアに頻繁に取り上げられる人気店まで、多くの魅力的なお店が軒を連ねていて、散策や食べ歩きもとても楽しいです。
せっかくなら、ゆっくりと時間に余裕をもっていきたいですね。
3.オシャレなカフェ
あなただけのお気に入りを探して♡
軽井沢と言えば、オシャレなカフェも多く点在しています。
毎年、新しい店舗がオープンしており、老舗から隠れ家的なお店まで、本当にたくさんのお店があります。
散歩のついでに、またサイクリングの途中に。
読書をしたり、ランチをしたり、のんびりと時間を過ごすのもいいですね。
とっておきの場所を見つけるのもいいかもしれません。
もちろん、他の季節だっておすすめ♡
いかがでしたか?
草津って、温泉だけでなく、実は楽しめる場所がいっぱいなんです♪
もちろん、夏だけではありません。
少し早めに訪れる秋。
紅葉は平地よりも早いので、10月から11月のはじめには楽しむことができます。
冬には雪景色の湯畑も楽しめます。
寒い冬だからこそ、温泉をじっくり楽しめるのもアリですね。
また、週末限定ではありますが、『湯畑キャンドル「夢の灯り」』も開催されています。
1500個以上のクリアカップキャンドルによる優しい灯りと、湯畑の湯けむりが織りなす、美しく幻想的な光景がひろがります。
こちらもおすすめですので、ぜひ、ご覧になってみてくださいね。
ここでひとつ注意事項です!
草津温泉は、人気のホテルや旅館はあっという間に予約がいっぱいになってしまいます。
通常だと、半年前から予約できるようなので、予定は早めに立てて、お気に入りの施設を予約しましょう!
猛暑が続く今年の夏。旅行に行くなら、やっぱり涼しいところがいいですよね。
あなたが思う避暑地はどこですか?
都内から行くなら、長野や軽井沢、箱根あたりでしょうか?
でも、意外な場所として、おすすめなのが草津温泉。イメージは冬っぽいですが、実は穴場の避暑地なんです。