カフェラテの秋
だんだん秋風が肌寒くなって、うす手のカーディガンかシルクのガウンかどちらを羽織ろうなんて考える今日。そんな日は本でも一冊持ってカフェラテでも飲みにいかない?アイスコーヒーをたくさん飲んだ夏から卒業して、ほろ甘くてちょっとビターなカフェラテの季節を楽しもうではないか。
世界のコーヒーで買い物の休憩を "THE ROASTERY by NOZY COFFEE"
今日は仕事も休みだし、原宿にフラッとお買いもの。秋に備えて服を探しに来てみたけれど意外と気に入るものが見つからない。そろそろ歩き疲れたし一休みしようかなと思いながらキャットストリートを歩いていると、まるで海外のような雰囲気の漂うカフェが。ちょっと休憩がてら覗いてみようかな。
中に入ってみると、レジカウンターがある。先にコーヒーを頼むスタイルのお店みたい。注文しようとレジに行くと、店員さんが世界各地で買い付けてきたらしいコーヒー豆の香りを嗅がせてくれて、コーヒーについて丁寧に説明してくれる。お店はシックな造りになっていて男性も女性もひとりでフラッと立ち寄れそうな雰囲気。外国人も多くてにぎやかだけど落ち着いている、そんな素敵なお店だ。
カウンターでドリンクを受け取ると席に着く。今日は、少しお腹が空いたからNYリングスというドーナツみたいなのも一緒に頼んでみた。一口食べてみると、揚げパンを思わせるような触感でラテとの相性は絶妙。ラテはふわふわの泡がすごくクリーミー。さて、おいしいラテを飲みながら次にいくショップでも考えようかな。
仕事帰りに夜カフェで読書 "RAIN ON THE ROOF"
仕事が少し早く終わって、なんだかこのまま帰る気分でもない今日は、カフェで本でも読んだ帰りたい。でもはやく閉まってしまうカフェに行くのも違うし、ディナータイムでガヤガヤしているカフェにも行きたくない。そういえば、三軒茶屋に昔行った、静かなカフェがあったなと記憶をたどりながら足を運んでみる。
駅から5分ほどの入り組んだ場所にあるこのカフェは入口も少し分かりにくく隠れ家みたい。なんだか自分だけが知っているような、ちょっと得した気分になれる場所。店内に入るとソファ席かテーブル席か選ぶことができ、気分に合わせて好きなほうに座ることができる。
メニューは実はかなり豊富で、コーヒーやラテはもちろんお酒も飲むことができる。でもいつも比較的すいていて一人で来ている人が多いみたい。このお店は用途に合わせて使うことができそうでデートの後にちょっと一杯いったりするのにもいいかもな、なんて考えてみる。店内の薄暗くて心地よい空間にゆらゆら揺れるキャンドルを見ながらマイルドなラテを飲んでいると、今読んでいる小説の世界に飛び込めそうな気分になってくる。
パリで一番おいしいラテを飲む休日 "COUTUME"
青山周辺を歩いていると、多くの洒落た男性と綺麗な女性とすれ違う。どうしたら歩いているだけであんなに雰囲気のある人間になれるのかはわからないけれど、自分もその仲間入りをしたくて足を運ぶカフェくらいはこだわろうなんてくだらないことを実践していたりする。青山の骨董通り沿いにある”COUTUME”はパリで一番おいしいカフェが飲めるんだとか。だれがそんなのを決めるんだろうなんて思いながらもラテのケーキセットを注文。
店内は白をつかったウッディな造りになっていてパリに行ったことのない私も、パリのカフェにいるような気持ちになってきた。フレンチプレスを組ませたスチームパンクで丁寧に入れられてエスプレッソの苦みとクリーミーなミルクがたまらない。ちなみにここのパンはクロワッサンが人気のベーカリー”ゴントラン シェリエ”のものなんだとか。”ゴントラン シェリエ”には最高に美味しい抹茶クロワッサンをよく食べに行ったものだけどもうないらしい。次に”COUTUME” に来たときはパンも食べてみようかな。
夏も過ぎ去り、少しずつ肌寒くなってくる秋。アイスコーヒーを飲むこともなくなってきて、温かい飲み物がほしくなる季節。そこで今回は東京都内にあるカフェラテをおいしく飲むことができて、個性の強いオシャレなカフェをピックアップしてみた。ぜひ参考にしてほしい。