都会で紅葉狩りができる六義園を見に行こう!
六義園とは?
六義園とは、東京都文京区本駒込にある都立庭園です。
「ろくぎえん」と読みそうですが、正しくは「りくぎえん」ですのでお間違いなく!
六義園は、徳川5代将軍徳川綱吉の側用人・柳沢吉保が、自らの下屋敷として造営した大名庭園でした。
広さは東京ドームの2倍という広大な庭園です。
柳沢吉保は、もともと平坦な土地に土を盛って丘を築き、千川上水を引いて池を掘り、7年もの歳月をかけて起伏のある景観の回遊式築山泉水庭園を完成させました!
明治時代に入り、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎が六義園を購入しました。
岩﨑弥太郎は維新後荒れたままになっていた庭園を整備し、この時に現在の赤煉瓦の塀を設置しました。
関東大震災の被害も少なく、東京大空襲の戦火も免れ、ほぼ造園時の状態で今も公開されています。
園内では四季折々の美しい自然と池に住む生き物の暮らしを鑑賞できます。
開園時間・入園料金は?
開園時間
9:00~17:00(入園は16:30まで)
※ライトアップ期間中は21:00(最終入園は20:30)
休園日は年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで)なので、その日は避けましょう。
入園料金
一般 300円
65歳以上 150円
となっており、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料で入れます!(身分証必要)
みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)は無料公開日となっています!
アクセス・交通手段は?
電車でのアクセス
JR山手線:駒込駅南口から徒歩7分
東京メトロ南北線:駒込駅2番出口から徒歩7分
都営地下鉄三田線:千石駅A3番出口から徒歩10分
車でのアクセス
六義園には専用の駐車場はありません。
周辺にコインパーキングがありますが、1時間400円以上と割高です。
ゆっくり庭園内で過ごしたい場合は車ではなく、公共交通機関の利用をおすすめします。
混雑情報は?
六義園は山手線内という立地と、庭園のその美しさゆえに桜の時期と、紅葉狩りの時期には大変子運雑します。
六義園はお花見の期間と紅葉の期間にライトアップが行われます。
そのため、ライトアップされる前、つまり日没前に入園すると比較的空いています。
一日の中で、ライトアップされた庭園を見に来る方々がダントツに多いからです。
また入園時のポイントは、駅から降りて一番近い染井門は大変混み長蛇の列となりますので、少し遠回りになりますが、正門から入りましょう。
正門の方が比較的スムーズには入れます。
六義園のおすすめの見所!
いざ六義園へ!
広大な敷地の六義園では四季折々の自然を都会にいながら楽しめます。
美しい自然は何がいつ見られるの?
一年中楽しめる六義園の植物たち。
各季節に美しく鑑賞できるのは以下の通りです。
春:サクラ・ツツジ・ヤマブキ・ミズキ・サツキ・エゴノキ・コブシ・キブシ
夏:タイサンボク・モクゲンジ・ハギ・アジサイ・ムラサキシキブ
秋:紅葉
冬:ロウバイ・ツバキ・ウメ
ライトアップはいつ?
2000年から毎年ライトアップが行われています。
桜のライトアップ:3月下旬~4月上旬の日没~21:00、枝垂桜・大名庭園周辺
紅葉ライトアップ:11月下旬~12月上旬の日没~21:00(入園は20:30まで)、大名庭園周辺
つつじ祭りって?
4月中旬から5月上旬にかけてつつじが満開になります。
その時期に合わせてつつじ祭りが開催されます。
六義園には、約30種類1,000株ほどのつつじが植栽されていて、白、赤、ピンク、紫の花で埋め尽くされます。
園内には「六義園つつじMAP」が置かれているので、マップを見ながら園内を散策できます。
雪吊り見学会って?
庭園などで見かける冬の風物詩、雪吊り。
この雪吊りを目の前で解説を交えながら作り上げていくイベントが「雪吊り見学会」です。
例年11月上旬に開催されます。
雪吊りとは、冬季に雪が付着することで、樹木の枝が折れないように縄で枝を保持することです。
雪吊りは12月中旬頃までに作られ3月半ば頃まで観賞できます。
桜の名所を代表する見事なしだれ桜
正門から庭園への入口である内庭大門をくぐると、高さ13m 幅が17mの立派なしだれ桜が出迎えてくれます。
圧巻のしだれ桜は、まさに六義園のシンボルです!
ライトアップされた夜桜も良いですが、朝の開門直後9時ぐらいに行くと閑散とした園内で静かにお花見を楽しめます。
ライトアップは日没の18時ごろから開催されます。
都内随一の紅葉名所
都内でも数少ない紅葉のライトアップを楽しめる都内屈指の紅葉名所、六義園。
日没の16:30ごろからライトアップが開始されます。
鏡のように池の水面に映っている紅葉がまた見事です。
紅葉のシーズンは毎年少し変わるので公式サイトをチェックしておでかけしてください!
六義園 心泉亭
庭園の景色を眺めながらお茶ができる六義園 心泉亭(しんせんてい)。
日本庭園の中にある趣のある家屋で唯一の屋根付き茶屋です。
色鮮やかな和菓子と抹茶のセットは600円です。
つつじ茶屋
六義園の東屋つつじ茶屋は、柱と梁にツツジの木が多く使われていることから、つつじ茶屋と名付けられました。
茶屋といいますが飲食の提供はなく、休憩所のようになっています。
少し小高くなったところにあるつつじ茶屋からは色づいた木々や山陰橋を望め、庭園の絶景を満喫できます。
中の島
六義園の中心に中の島と呼ばれる島があります。
中の島は大泉水に岸辺と田鶴橋で結ばれています。
田鶴橋が通行できないため島には渡れませんが対岸から眺められ、六義園の有名な景色となっています。
六義園の周辺スポット4選!
1. 東洋文庫ミュージアム
東洋学関係の蔵書・資料を展示している東洋文庫ミュージアム。
六義園から徒歩3分のところにあります。
コロンブスの書簡やマルコ・ポーロの東方見聞録を始めとする東洋学関係の蔵書・資料を展示しています。
国宝の展示物を見学、写真撮影できる貴重なスポットです。
ミュージアム最大の見所がモリソン書庫です。
圧巻の約24,000点の書籍が収納された本棚は大人のおしゃれな空間になっています。
ソファーがあるので座ってくつろぎながら、本に囲まれたアカデミックな雰囲気を満喫できますよ。
2. オリエントカフェ
東洋文庫ミュージアムの庭園に隣接するオリエントカフェ。
小岩井農場がプロデュースしています。
中でも人気のメニューが、一日10食限定ランチ文庫ランチ マリーアントワネット(2,000円)。
本の形のお弁当箱に小岩井農場厳選素材のフレッシュなお料理が彩りよく詰め込まれています。
カフェは都内と思えないほど緑豊かなロケーションなのでデートにもおすすめです!
3. 根津神社
六義園から徒歩26分のところにある根津神社。
約7,000坪の広大な敷地の境内には国の重要文化財指定の江戸時代に建造された社殿など見どころがたくさんあります。
乙女稲荷まで続く千本鳥居は真っ赤で美しく人気のスポットです。
京都の伏見稲荷を彷彿とさせる鮮やかな朱の鳥居が厳かに立ち並びます。
4月から5月にかけて、100種のツツジ3,000株が咲き誇ります。
植えられているツツジの種類が多く、それぞれ開花時期が違うため、長い期間ツツジを楽しめます。
つつじ祭りも開催され、大変賑わいます。
4. 和栗や 谷中店
六義園から徒歩25分のところにある和栗や 谷中店。
絶品のモンブランが食べられると話題の日本で唯一の和栗専門店です。
注文を受けた後に一つ一つ作られた絞りたてのモンブラン。
上質な栗本来の自然な味わいが口いっぱいに広がります。
人気のお店なので行列覚悟です!
店内にあるお店では栗を使った和菓子を購入できます。
お持ち帰り用のお菓子の購入は比較的スムーズに買えます。
お菓子でも栗の濃厚な味わいを堪能できます。
絶品お菓子をお家でゆっくり食べられるのでおすすめです。
これで六義園は完璧!
いかがでしたか?
六義園の見所満載でしたね!
ぜひ観光に行く際には周辺情報も含めて参考にしてみてください♪
東京都文京区にある紅葉が有名な都立庭園、六義園。今回はそんな六義園の開園時間や入園料金、アクセスといった基本情報から、混雑状況、見どころ、さらには周辺情報までご紹介します!これさえ読めば、六義園は完璧なので、ぜひ参考にしてみてください!