千葉県随一の紅葉名所、養老渓谷を見に行こう!

養老渓谷とは?

千葉県夷隅郡大多喜町粟又から市原市朝生原を流れる養老川によって形成され房総半島のほぼ中央に位置する渓谷です。

「房総の奥座敷」とも呼ばれ、房総で一番美しいと称される粟又の滝を始めとする「滝めぐりコース」など自然を満喫できる遊歩道やハイキングコースを楽しめます。
ハイキングコースでは、紅葉の名所が周れるので人気があります。

周囲は千葉県立養老渓谷奥清澄自然公園に指定されています。
また日本の地質百選にも選定されています。

春はツツジやフジが、秋には紅葉で色鮮やかな渓谷美が広がります。

養老渓谷

毎年勤労感謝の日に行われる養老渓谷もみじまつり
豚汁の販売や餅つきの実演販売など紅葉狩りとともに楽しめます。

また、11月下旬から12月上旬にかけて養老渓谷紅葉ライトアップが開催されます。
幻想的な紅葉は圧巻です!

アクセス・交通手段は?

電車とバスでのアクセス

・いすみ鉄道・小湊鐵道 上総中野駅下車、粟又行きバスで約15分
・小湊鐵道 養老渓谷駅下車、粟又行きバスで約15分

里山トロッコ列車で有名な小湊鉄道に乗ってのんびり行くのもおすすめです!

※紅葉シーズン中は、養老渓谷駅近くに臨時駐車場が設けられ、粟又方面行きと梅ヶ瀬方面行きバスの増発があります。

車でのアクセス

・館山自動車道 市原I.C.から約38km、約1時間10分
・圏央道 市原鶴舞I.C.から約22km、約40分
・木更津東I.C.から約26km、約50分

徒歩でのアクセス

バス停を降りてから、もしくは車を降りてから、いざハイキングコースへ!
のんびり滝巡りをしましょう。
ハイキングコースは整備されていますが、このように飛び石になっていたり、足場の悪いところもあります。
履きなれたスニーカーで行きましょう!

混雑情報は?

養老渓谷

千葉県を代表する紅葉の名所なので、紅葉シーズン中は大変混雑します。
紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬

駐車場はもちろん、駐車場までの道のりも大混雑します。
午前中から夕方まで滝周辺の道路は渋滞します。

そこでおすすめなのが、早朝です。
周辺駐車場で一番滝に近く人気のある粟又町営駐車場は24時間開いており、時間制限がなく1回500円です。
そのため、早朝なら渋滞もなくスムーズに駐車でき、養老渓谷で思う存分ゆっくり過ごせます。
そのほかにも駐車場はたくさんありますが、増便された臨時バスの利用もおすすめです。

養老渓谷のおすすめの見所!

いざ養老渓谷へ!

粟又遊歩道

粟又の滝から岩ツツジで有名な小沢又(こざわまた)の水月寺(すいげつじ)下流まで養老川沿いに続く約2kmの遊歩道です。
遊歩道には大小の滝が点在しています。

新緑のころはこのような爽やかな自然を満喫でき、紅葉の時期は真っ赤なモミジの絶景も一望できます。

粟又の滝

全長100mにもわたり、ゆるやかな岩肌を流れ落ちる粟又の滝(あわまたのたき)。
粟又の滝は別名、養老の滝と呼ばれ、養老渓谷を代表する房総最大級の滝です。
下流は末広がりなので、末広がりの人生を願うパワースポットとしても人気があります。

幻の滝

幻の滝(小沢又の滝)は私有地になっているので見学料200円を支払って立ち入りましょう。
小学生以下は無料です。

はしごの階段を一歩一歩下り終えると、まっすぐ落ちてくる滝が目の前に現れます。
階段を降りてきてまで見に来てよかった!と思える美しい滝です。

階段を登るのは体力を使います!
雨の日は足元に充分注意してください。

滝見台から滝を見下ろすこともできます。

万代の滝

粟又の滝から下流へと養老川沿いの遊歩道を300mほど歩いたところにある万代の滝(ばんだいのたき)

さらさらと穏やかに流れ落ちつづける滝を見ていると、気持ちもゆったりと、リラックスしていきます。

観音橋

出世観音にかかる観音橋
養老渓谷の自然の中で漆塗りの欄干が趣きのある二連の太鼓橋です。
観音橋は出世観音の参道の入口です。

出世観音立國寺

静かな渓谷の中にある出世観音立國寺
伊豆の石橋山の戦いで破れ、房総半島に逃げ延びた源頼朝が再起をかけ祈願した「出世観音」として知られています。
開運招福の守護神として開運成就・良縁成就のご利益があるといわれ古くから信仰されています。

渓谷散策の中でも人気のパワースポットです!

養老渓谷釣堀センター

ニジマスと鯉釣りを楽しみながら、バーベキューもできる養老渓谷釣堀センター
養老渓谷沿いにあります。

10時から22時まで営業し、釣りは18時までできます。
滝巡りハイキングのあとに、隣接する釣り堀でニジマス釣りまで楽しめます。

自分で釣った釣りたてのニジマスは最高においしいですよ!

養老渓谷釣堀センター
場所:千葉県夷隅郡大多喜町葛藤144
アクセス:養老渓谷駅から1,659m

養老渓谷の周辺スポット 3選!

1. 石神の菜の花畑

養老渓谷から1.1km。車で約4分のところにある石神の菜の花畑
一面に広がる菜の花畑の中を、トロッコ列車やレトロなディーゼルカーが走るのどかな春の風景を楽しめます。

見頃は例年3月中旬~4月中旬です。
どこまでも広がる黄色の菜の花の絨毯からは、菜の花のいい香りが漂ってきます。
春を満喫できるスポットです。

石神の菜の花畑
場所:千葉県市原市石神225
アクセス:小湊鉄道「養老渓谷駅」より徒歩15分

2. 大多喜城(県立中央博物館大多喜城分館)

養老渓谷から13.4km。車で約20分のところにある大多喜城
日本中に知られた勇将・本多忠勝が初代藩主をつとめ、戦国時代から江戸時代かけて存在した城です。
江戸時代に荒廃し、明治時代に城は取り壊されました。
その後本丸跡は千葉県の史跡に指定され、1975年に江戸時代の図面をもとに天守が再建されました。

内部には、房総の中世から近世までの武器・武具や城郭、武家社会などに関する資料を展示紹介する歴史博物館が設置されています。

大多喜城は、大多喜の山の頂上にあるので、最上階からの景色が素晴らしいです。
城内には当時の景色を彷彿とさせるジオラマも設置されているので、大多喜城周辺の時代の流れを感じられ楽しめます

毎年10月には大多喜お城まつりが開催され、地域の人たち扮する武者行列が城下を練り歩きます。

大多喜城
場所:千葉県夷隅郡大多喜町大多喜481
アクセス:いすみ鉄道・大多喜駅より徒歩20分
営業時間:9:00~16:30

3. 市原ぞうの国

養老渓谷から14.4km。車で約22分のところにある市原ぞうの国
自然あふれる高滝湖の近くにあり、12頭のぞうをはじめ、かば、らくだ、レッサーパンダ、など約100種400頭羽の動物がのびのびと飼育されています。

市原ぞうの国

直接動物たちに餌をあげられる、ふれあい型の動物園です。
ぞうさんの背中に乗って広場を一周したり、お鼻にぶらさがって記念撮影もできますよ!

毎年2月にはぞうさんの豆まきというイベントが開催されます。
大きなぞうさんと一緒に鬼を退治して、福を呼びこみましょう!

市原ぞうの国
場所:千葉県市原市山小川937
アクセス:上総久保駅[出口]から徒歩約39分
営業時間:9:00〜17:00

これで養老渓谷は完璧!

いかがでしたか?
養老渓谷の見所満載でしたね!
ぜひ観光に行く際には周辺情報も含めて参考にしてみてください♪