小豆島ってどんな島?
西日本の代表的な離島スポットといったら香川県にある小豆島です。
瀬戸内海に浮かぶこの島は、兵庫県の淡路島に次いで2番目に大きな島と言われており、自然を楽しみたいときの観光にぴったり。
日本三大渓谷美のひとつでもある寒霞渓(かんかけい)や銚子渓(ちょうしけい)といった絶景スポットが見どころ。
また、小豆島には古くから続く産業がたくさんあります。
中でも有名なのは、醤油製造・ごま油製造や佃煮、素麺、全国一の生産量となっているオリーブなど。
さらに、人気のジブリ映画『魔女の宅急便』のロケ地となっている場所もあり、毎年多くの人が訪れます。
小豆島へのアクセス方法は?
小豆島には島内に空港がなく、道路も走っていないため、ドライブで行くことができません。
じゃぁどうやって行くの?ということですが、その方法は…ずばりフェリーまたは高速船!
本州からは5港(新岡山港・姫路港・神戸新港・日生港・宇野港)、四国からは2港(高松港・高松東港)を使い小豆島にアクセスできます。
①新岡山港から行く場合→JR岡山駅から新岡山港へ→フェリーで土庄港へ
②姫路港から行く場合→JR姫路駅から姫路港へ→小豆島フェリーで福田港へ
③神戸新港から行く場合→JR三ノ宮駅から神戸新港へ→ジャンボフェリーで坂手港へ
④日生港から行く場合→JR日生駅から日生港へ→瀬戸内観光汽船で大部港へ
⑤宇野港から行く場合→J宇野港R日生駅へ→瀬戸内観光汽船で土佐港へ
⑥高松港から行く場合→JR高松駅or琴電高松築港駅へ→高松港からフェリーで土庄港or池田港or草壁港へ
(高松東港利用の場合は、ジャンボフェリーで坂手港へ)
島内を観光する際に気を付けておきたいポイントは?
島内の公共交通手段はバスが主。路線バスに加えて、小豆島内の見どころをめぐる島めぐり観光バスも運行しています。
他には、ベテランドライバーが案内する観光タクシーもおすすめ。
自力で頑張る!という人は、レンタカーやレンタサイクルがおすすめです。
また、たくさん歩くので歩きやすい格好&靴で行きましょう。
おすすめの時期は?
1年を通して比較的温暖なことで知られていますが、5~6月はオリーブの花が咲き、7~8月はオリーブの実がなる時期なので、小豆島ならでの観光スポットやグルメを満喫したいならこの時期がおすすめ。
また、海も透き通っているので、海遊びを通してリゾート気分が味わえますよ。
それでは、モデルコースを見ていきましょう!
1日目のモデルコース
11:00 平和の群像から偉大なパワーをいただこう
フェリーで港に到着すると、作家壺井栄の不朽の名作で ある「二十四の瞳」のブロンズ像が人々を迎えてくれます。
これらのブロンズ像には平和と幸せを求める永遠の願いが込められているそうです。
立ち止まってじっくりと目に焼きつけていきましょう!
11:30 歴史情緒溢れる、迷路のようなまちを散歩
小豆島にある迷路のまちを探検してみましょう。土庄港から歩いて15分くらいのところにあります。
南北朝時代に戦争のためにつくられたこの迷路のような路地。まさに戦場さながらのリアル感が楽しめます。
はるか昔の南北朝時代、戦への備えとしてこのような区画で整備されたものが現在も引き継がれているそうです。
もし、道に迷ってしまった時は道案内のおじさんに聞いてみましょう。
迷路のまちとロゴの入ったボランティアの方が街歩きの案内をしてくれます。
迷路のまちを歩いていると必ず目に入る赤い塔は、西光寺というお寺。
この塔は迷路のまちのどこからでも眺めることができるシンボル的なものなのですが、寺内からみるととても迫力があります。
13:00 香川名物の讃岐うどんも楽しもう
迷路のまちの近くにある「さぬきうどん 來家 (おいでや)」では、おいしい讃岐うどんを楽しめます。
いろんな人のサインがいっぱいある人気店なんですね。
210円から楽しめるうどんはセルフサービス方式で出てきます。
コシがあり絶品!また、ここのおすすめはとり天です。
15:00 世界一狭い海峡の橋を渡ろう
小豆島には土渕海峡という世界一狭い海峡があります。
この土渕海峡は海峡に橋がかかっているだけなのですが、狭さは世界1なんです!
長約2.5km、最大幅は約400m。最狭幅は9.93m。
海峡部の南側にある土庄町役場では横断証明書を100円で発行しています。
せっかくですので渡ってみてください!
16:30 話題の浜で夕暮れに黄昏る
こちらは「エンジェルロード」。
エンジェルロードは干潮時に海中から砂の道が出現します。「大切な人と手をつないで渡ると、砂州の真ん中で天使が舞い降りてきて、願いを叶えてくれる」という恋人の聖地として香川県の有名なパワースポットです。
「ぼくとママの黄色い自転車」と「瀬戸内海賊物語」映画のロケ地にもなっています。
道は平均で1回4時間ほどしか道は現れません。
満潮、干潮の時間は必ず確認して向かってください!
ちなみに、すぐ近くにはこんなおしゃれなカフェも。
天使の羽をモチーフにしたビスケットとおいりがトッピングされた、フレッシュな炭酸ジュースで休憩するのはいかが?
18:00 エンジェルロードを見渡せる唯一のホテルへチェックイン
1日めはこちらの「小豆島観光ホテル」にチェックイン。
ホテルの客室からはエンジェルロードを見ることができます!
夕日を見た後そのまま宿泊できるのが良いですね。
特等席で潮の満ち引きを眺められるので贅沢気分を味わえます。
小豆島観光ホテルでは海の幸はもちろんのこと、オリーブそうめんなる小豆島ならではの名物料理をいただくことができます。
2日目のモデルコース
10:00 みどころはギリシャ風車!
2日目は車を走らせ、有名スポットを巡る旅へ。
人気のスポットはこちらの「小豆島オリーブ園」。エーゲ海をイメージしたギリシャ風車の景色も良く一日中楽しめる香川県のおすすめスポットです。
瀬戸内海を見下ろす小高い丘に約2000本のオリーブの木や130種類以上のハーブがあります。
小豆島は実写版「魔女の宅急便」のロケ地にもなっているんです!
しかもほうきを無料でレンタルすることができるので誰でもキキになった気分になれますよ。
オリーブ公園の「花と香りのガーデン」内に魔女の宅急便の映画でつかわれたロケセットがそのままお店になったハーブショップ、コリコがあります。
外観も内装もかわいらしく、映画の世界に迷い込んだようです!
このオリーブソフトクリームはなかなかの美味しさです。
ほんのりとオリーブの葉の風味を感じる甘さ控えめで食べやすいのが魅力ポイント。
11:30 火山活動で形成された自然美を堪能
「寒霞渓」は、香川県の小豆島にある渓谷。この土地は約1300万年前の火山活動によってできた安山岩や集塊岩などによって作られた絶景スポットです。
耶馬渓、妙義山 と合わせて日本三大渓谷美のうちの一つに数えられています。
ロープウェイに乗ると、瀬戸内の美しい海や深々とした渓谷の360度パノラマを全身で体感できます!
山頂にある2つの展望台からは、深い渓谷や、遠くに連なる山々が見られます。また、ここに一度は体験しておきたい「幸せ祈願のかわらけ投げ」をはじめ、様々なアクティビティがあるんです。
また、寒霞渓 は紅葉がとても美しく、小豆島でもおすすめの自然スポットです!
自然の美しさが崩されることなく作られた景観は圧巻です。
13:30 森國酒造が作ったコッペパンのお店でランチ
森國ベーカリー
「森國ベーカリー」は、次に向かう「二十四の瞳」へ行く途中にあります。
甘いおやつ系のパンからおかず系のパンまで美味しいパンたちが並んでいます。
ドライブがてらのテイクアウトでも店内での飲食もOK!
森國酒造と合わせていきたい、おすすめスポットです◎
15:00どこか懐かしいレトロな学校にタイムスリップ
小豆島が舞台となった「二十四の瞳」のロケ地として有名なテーマパーク二十四の瞳映画村です。
ロケで使用された小道具や施設などが残っており往年の映画ファンからは非常に注目されています。
この瀬戸内海に面する約1万m2の敷地内には、「二十四の瞳」原作者である小説家壺井栄を顕彰して設立された壺井栄文学館や、「二十四の瞳」を主に上映する「ギャラリー松竹座映画館」などの施設があります。
映画「八日目の蝉」のロケ地にもなっており、映画ファンを魅了する観光スポットになっています。
観光の〆にぜひ立ち寄ってみては。
そのほかのおすすめ観光スポット!
今回モデルコースには含めませんでしたが、小豆島にはまだまだ人気の観光スポットがたくさんあります。
そのなかから4つ厳選してご紹介します。
ドライブや観光で余裕があれば立ち寄ってみてください。
1. あの大阪城の築城に使われた石のパワースポット
重岩
「小瀬石鎚神社 重岩(かさねいわ)」は小瀬の山頂にある大きな岩。
自然のものか人工的なものか、石が重なっているけれど、倒れないという、地元の人でも不思議がる巨石です。 この付近は、かつて大阪城築城用の大石を採石した場所で、その名残りを今に伝えています。
この岩の下部には祠があり御神体だということを示しています。
また、ここからは瀬戸内海が一望できる絶景が広がります。
新たなパワースポットの場所として注目の地ですよ。
2. 小豆島名物の1つ!いい香りに誘われて
マルキン醤油記念館
「マルキン醤油記念館」は1987年に丸金醤油の創業80 周年を記念して、大正初期に建てられた工場のひとつを記念館として生まれました。
このあたりは、とても醤油の良い匂いがします。
諸味から醤油を搾り出す圧搾工場だったこの建物は、合掌造りとしては国内最大規模を誇るもので、1996年に国の登録有形文化財に指定されました。
建物は味のあるので撮影には最適!特に工場など好きな方はぜひ立ち寄ってください。
夕焼けと工場がノスタルジックに映りますよ!
3. 最高に美しい緑色の棚田の絶景を楽しむ
小豆島といえばここ。鮮やかな緑の美しい棚田も外せません。
田植えがすんだ夏ごろにくるのがベストです。
また、毎年春に開催される瀬戸内芸術祭が開催されている時期だと竹のドームが立っており、実際にその不思議なドームに入れます。
壮大なグリーンと、どこまでも続く青い空を味わえます。
絶景ポイントなのでカメラはお忘れなく。
4. 断崖絶壁に建っている寺
笠ヶ滝 (小豆島霊場七十二番奥之院)
小豆島のパワースポット巡りなら、岩山の絶壁にそびえたつ小豆島霊場七十二番奥之院笠ヶ滝寺を訪れましょう。
山の崖っぷちから飛び出したようにつくられているこの寺は見どころです。
険しい道を登っていくとやっとお堂の下までつきました。
岩の上にがっしりつくられています。間近でみるとすごさがわかります。
寺への道はかなりけわしい山道なのでスニーカーや登山靴をおすすめします。
また、岩山の坂道が急で手すりを使って坂を上るので、手提げ袋やトートバッグは危ないのでリュックをおすすめします。
寺にはこの洞窟から入ります。
この先はカメラ撮影が禁止とされているので寺の中は実際に訪れてみた際のお楽しみとしてください。
パワースポットや岩山好きにはかなりおすすめです。
自然いっぱいの小豆島観光を満喫!
小豆島には自然がいっぱいあり、1日や2日では回りきれないほど魅力であふれている離島です!
ぜひとも今度の休日は小豆島で楽しい休日をお過ごしください。
香川観光をもっとたのしむなら
今回紹介した小豆島以外の観光特集も合わせてチェックしてみてください。
瀬戸内海にある離島香川県小豆島(しょうどしま)で最高の観光スポットを巡りましょう!
1日2回の干潮時に天使が舞い降りるという砂の道や崖の上にたつ寺、約2000種類のオリーブが栽培されている公園、有名な映画のロケ地となった映画テーマパーク、山の上からの絶景など、小豆島の魅力を1泊2日のモデルコースにして紹介します。
観光でおさえておきたいポイントも併せてご紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみて下さい。