しまなみ海道をドライブ!
しまなみ海道は、本州から四国間の6つの島が連なる海道です。
広島側から順番に以下のような並びになっています。
・向島(むかいしま)
・因島(いんのしま)
・生口島(いくちじま)
・大三島(おおみしま)
・伯方島(はかたじま)
・大島(おおしま)
周辺の島々を含めると9つあり、島々によって異なる景色や特色を楽しみながら、瀬戸内海の島々や海の景色の中ドライブすることができます。
しまなみ海道はドライブのほかに、サイクリングやウォーキングの名所としても知られています。
まずはドライブで巡ってみて、観光がてらサイクリングを楽しむのもおすすめですよ。
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しまなみ海道のドライブにかかる所要時間や料金は?
©パブリックドメインQ
まずは、しまなみ海道のドライブで何をするか、どんなドライブを楽しむかを考えるために、
しまなみ海道を走行する際の所要時間や、料金についてご紹介します。
所要時間や料金を確認の上、どの島を巡るか、観光スポットに行くかを検討してみてくださいね。
しまなみ海道をドライブでめぐる所要時間はどのくらい?
しまなみ海道をドライブで横断する場合の所要時間は片道でおおよそ1時間です。
しまなみ海道の距離は起点の西瀬戸尾道ICから、終点の今治ICまで片道60km程度、自動車専用道路の速度制限は70kmと定められています。
通過するだけであれば思ったよりも所要時間は少な目。
観光地に立ち寄りながらでも半日程度あれば片道ドライブを満喫することもできそうです。
ゆったり観光しながらなら1泊2日の旅行にもおすすめ
しまなみ海道の島々にはたくさんの観光スポットがあります。
そのため、ゆっくり時間を使って観光したい場合や、行きたいスポットがあるのなら、一日でドライブしきらず海道から少し抜けて島観光の時間を設けるのもおすすめですよ!
綺麗な海と島の景色を見ながら宿泊できる絶景ホテルもあるので余裕をもってドライブ旅行もいいですね♪
しまなみ海道のドライブにかかる費用・料金は?
しまなみ海道をドライブで通行する場合には料金がかかります。
始点の西瀬戸尾道ICから、終点の今治ICまで直通でドライブする場合の料金は以下の通りです。
車両 | 平日・休日 | ETC車 | 非ETC車 |
---|---|---|---|
軽自動車 | 平日料金 | 2,450円 | 3,980円 |
休日料金 | 1,880円 | ||
普通車 | 平日料金 | 2,950円 | 4,920円 |
休日料金 | 2,310円 |
ETC車と現金車で金額が大きく異なるので、ドライブの前にETCの設定をしておきましょう!
途中で降りる場合には別途通行料金がかかる場合も
しまなみ海道をドライブ中、観光等でそれぞれのICで降りると通行距離によって料金が変わってきます。
予算を抑えてドライブしたい、という場合には事前にルートを決めておくと安心です。
それぞれの通行料金については本四高速-瀬戸内しまなみ海道通行料金表からご確認ください。
観光の目的によって立ち寄る島を選ぼう!
©写真AC
しまなみ海道はドライブで橋を通過するだけでも広大な海の景色を楽しめますが、せっかくならドライブの道中、島々を巡りながら観光もしたいものです。
観光の目的によって上陸する島を選ぶのがおすすめ!
島によって特色が異なるので、どこで降りるか検討材料にしてみてください。
グルメを楽しむならどの島もオススメ!
グルメを目的にしまなみ海道をドライブしたい!というのであれば、どの島に降りても満足できること間違いなし!
景色を楽しみながら地元の食材を楽しめるカフェはもちろん、インスタ映えするようなおしゃれなカフェやご飯屋さんがたくさんありますよ。
目的のお店に向かうもよし!ドライブしながら気になったお店に行ってみるのもよし!です!
観光目的別おすすめの島はココ!
観光スポットが多すぎてどこに行けばいいかわからない!という方は
どんな観光をしたいか、目的に絞って島を選ぶのがおすすめです!
本州の尾道から、しまなみ海道の島々、四国の今治にかけて観光目的別に訪れるべき島をまとめてみました。
しまなみ海道をドライブしながらフラッと島に立ち寄るのもいいですが、ある程度計画を立てておくと安心ですよね。
しまなみ海道の景観を楽しみたいなら
・因島
・大島
温泉を楽しみたいなら
・大三島
ショッピングを楽しむなら
・尾道
・今治
パワースポットで癒されるなら
・伯方島
・大三島
アクティビティを楽しむなら
・今治
・生口島
・伯方島
芸術・文化に触れるなら
・今治
・生口島
しまなみ海道の始まり「尾道」の観光スポット
しまなみ海道に乗る前に、まずは尾道で軽くドライブ観光したい方向けに、尾道でぜひ行っていただきたい観光スポットをご紹介!
しまなみ海道を一望できる千光寺山ロープウェイや、昭和感あふれる日本最大級の商店街でまずはここからのドライブの準備をしましょう。
千光寺山ロープウェイ
千光寺山ロープウェイは、しまなみ海道の始まりである西瀬戸尾道ICに乗る前にぜひ訪れてほしい観光地です。
平成27年に日本遺産の第一号の一つとしても認定された尾道を一望することができ、
ロープウェイでの空中散歩中には神社やお寺の上空を通過するという、珍しさも相まって非常に幻想的な景色を楽しむことができます。
これからドライブ通過するしまなみ海道の大橋を一望してここからのドライブに胸を躍らせましょう♪
尾道本通り商店街
しまなみ海道に乗る前に、ちょっとお買い物をしたい方におすすめの「尾道本通り商店街」
全長約1.2Kmと続く日本最大級の昭和レトロな商店街です。
気になるお店でお買い物するのはもちろん、お店を見ながら商店街の中を歩くだけでも楽しいですよ♪
「尾道帆布鞄 彩工房」や「工房おのみち帆布」といったお店で販売されている、尾道ならではの工芸品は必見です!
向島のドライブで行きたい観光スポット
しまなみ海道へ西瀬戸尾道ICから入って最初の島、「向島」のドライブで行きたい観光スポットのご紹介です!
本州から近いとはいえ、展望台に登ると海に囲まれた島の景色を見ることができ圧巻です。
ドライブ開始直後ではありますが、最初の休憩スポットとして展望台やサイダーのお店を訪れてみませんか?
高見山展望台
©写真AC
向島の高見山は360度海に囲まれたパノラマビューを楽しめるしまなみ海道ドライブでぜひ行きたいスポットです。
高見山の標高はそれほど高くはないのでハイキングしながらドライブで凝り固まった体をほぐしましょう!
高見山の頂上に向かう道中には高見山公園という公園があり
無料駐車場でトイレも完備されているので最初の休憩スポットとしてもおすすめです。
後藤鉱泉所
後藤鉱泉所は、昔ながらの昭和感溢れるサイダーを製造している清涼飲料水製造販売所。
地サイダーの名産地とも言われており珍しい味のサイダーとも出会うことが出来ます。
タイムスリップしたかのようなお店でサイダーをぜひ買ってみてください!
ここからのしまなみ海道のドライブのお供にいかがですか?
因島のドライブで行きたい観光スポット
しまなみ海道2つ目の島「因島」は、柑橘の果物はっさくの名産地としても知られている島です。
また、小説家の和田竜が書いた『村上海賊の娘』でも有名な、14世紀中ごろ瀬戸内海で実際に活動していた日本最強と言われる村上海賊(村上水軍)のふるさとということもあり、観光地としては村上水軍の資料が展示された因島水軍城があります。
景色の綺麗なHAKKOパークや、白滝山展望台などもあるので、しまなみ海道ドライブの休憩地としてもおすすめ!
因島水軍城
因島水軍城はしまなみ海道ドライブではぜひ行くべき観光地!
城型の水軍資料館となっており、因島村上水軍の武器や資料が多数展示されています。
実際にはここに村上海賊(村上水軍)の天守が存在していたことはないそうですが、日本最強の海賊の歴史を感じることができます。
因島ICから車で5分ほど。
駐車場は無料ですし、お城だけの観光なら無料です!
滞在時間は1時間程度と小規模ながら満足感はあるとの声も高い観光スポットです。
HAKKOパーク
HAKKOパークはその名の通り「発酵」について学べる入場無料のテーマパークです。
同施設内にあるHAKKOガーデンでは、綺麗に整備されたガーデンと瀬戸内海の海が一望できる絶景スポット!
足湯もあり、ゆったりと過ごすことができます♪
ドライブの休憩に、この景色を見ながら足湯に浸かったり、お食事してみてはいかがですか?
白滝山展望台
©写真AC
白滝山はかつて修験者の修行の場だった山で、山頂までは大小様々な大きさの石像仏群が所狭しと並んでおり圧巻の景色です。
また、本堂裏には「恋し岩」とよばれる岩があり、触れると恋が叶うとされています。
「恋し岩」は、かつて恋人を思い身を投げた娘の化身である岩を、力士である若者が一人で浜から山頂まで運び、一生をかけて供養したという伝説があります。
カップルで訪れるのにも、友達と今後の恋を叶えに訪れるのも良いですね。
生口島のドライブで行きたい観光スポット
しまなみ海道3つ目の島「生口島」は、島ごと美術館というコンセプトのもと、アートに力を入れている島です。
実際に観光地として耕三寺博物館があり、建造物群や重要文化財を目にすることができます。
生口島にいくなら島の駅 しまなみ1も外せません!
柑橘果物を存分に使った地元の商品を購入することができますよ。
耕三寺博物館
耕三寺博物館は西の日光とも称される豪華な建造物群を見られる観光地です。
まるで異国の世界に迷い込んだような景色の中フォトスポットとしても人気があります。
建造物以外にも、重要文化財や美術品が展示されており、建物の装飾や調度品を間近で見ることができます。
境内には、大理石で作られたカフェやオリジナル商品が販売されたミュージアムなども併設されているので、しまなみ海道を訪れた際にはゆっくり見て回りたいところです。
島の駅 しまなみ1
大型の駐車場を完備した道の駅、ならぬ、島の駅 しまなみ1(ワン)
瀬戸内海の海産物や果実を使った商品が数多く取り揃えられているのでしまなみ海道ドライブのお土産をここで購入するのもgood!
特に見逃せないのが「そのまんま100%柑橘ジュース」!
生口島で取れた柑橘類をそのままに絞って作られた香料・着色料・甘味料無添加のジュースです。
その他にも瀬戸田や尾道の地元の産物を使用したジャムやポン酢などもあるのでぜひお買い求めください♪
大三島のドライブで行きたい観光スポット
しまなみ海道4番目の島、「大三島」は、神の島ともいわれており、パワースポットの大山祇神社が観光スポットとして有名です。
また、国宝や重要文化財などを数多く所蔵していることから国宝の島とも言われており、パワースポットや歴史・文化財に興味がある方ならぜひ訪れていただきたい島です。
大山祇神社
©写真AC
大山祇神社はパワースポットとしても有名な観光地で、全国各地から多くの参拝者が訪れるそうです。
全国に一万社余り存在する山祇神社と三島神社の総本山といわれ、天照大神の兄である大山積大神を祀っています。
山の神や海の神・戦いの神として崇められていた神社ですので多くの武将が武具を奉納した経緯があり、いまでも国宝・重要文化財となっている武具類のうち約8割は大山祇神社に納められています。
本殿の正面には「小千命御手植の楠」と呼ばれるご神木の樹齢は約2,600年であるほか、神社の楠群は日本最古の原始林社叢の楠群として、国の天然記念物に指定されています。
大三島美術館
©いよ館ネット
今治市大三島美術館は、現代日本画の美術館として、約1,000点の展示物を収蔵しています。
今となっては日本画壇をけん引するような作家たちの、若かりし頃の作品は他ではなかなか見られない貴重品ばかりです。
他にも期間限定のイベントや展示もあり、2024年の夏は日本画用の絵の具を使ってうちわに絵を描いたり、夜の美術館を探検する企画なども実施しているため、気になる方はHPをチェックしてみてください!
道の駅 しまなみの駅御島
©いよ館ネット
大山祇神社のすぐ近くにある「道の駅 しまなみの駅御島」は、しまなみ海道一大きな道の駅です。
しまなみ海道周辺の情報を集めるのにも最適な場所で、地元の野菜や果物水産加工品、お土産を買うことができます。
電気自動車の充電やレンタサイクル、シャワーの利用なども可能な他、キャンプ場もあるため、しまなみ海道で1泊過ごすならここでお泊りするのも良いですね。
しまなみ海道全体を楽しみたいなら買い物をするくらいかもしれませんが、大三島を観光するならここで自転車を借りて、サイクリングしながら回るのがおすすめですよ。
伯方島のドライブで行きたい観光スポット
しまなみ海道5番目の島は「伯方島」。
皆様ご存じの、伯方の塩の生産地です!
伯方島はしまなみ海道で通る島の中でも最も観光地が多いといっても過言ではありません!
伯方の塩の工場見学をしたり、イルカと触れ合えるドルフィンファームなど1日で回りきれないほど観光スポットが密集しているので、どこに行くか計画を立てながら訪れてみてください。
伯方塩業大三島工場
伯方塩業大三島工場は、「は・か・た・の・しお!」のCMでおなじみの「伯方の塩」の製造工場です。
工場では伯方の塩の製造行程を見学したり、塩づくりを体験できたりします。
伯方塩業大三島工場でしか食べられない、オリジナルの塩ソフトクリームは絶品でリピーター続出!
無料の駐車場もあり、10名以下であれば予約不要で見学ができるので、しまなみ海道をドライブする際はぜひ立ち寄ってみてください。
ドルフィンファームしまなみ
©写真AC
しまなみ海道へドライブに来たら外せない観光スポットが、日本最大級の「イルカとのふれあい施設」、ドルフィンファームしまなみです。
イルカと触れ合えるコースと背びれにつかまって一緒に泳げるコースが用意されており、しっかりとレクチャーを受けた後にイルカと遊ぶことができます!
もちろん見学だけでもOKで、お子様はもちろん、大人でも楽しい時間を過ごせるでしょう。
伯方・大島大橋
©写真AC
全部で7つの橋で構成されるしまなみ海道ですが、中でも伯方・大島大橋は観光スポットとして人気があります。
その理由は、伯方島と見近島をつなぐ「桁橋」の伯方橋と、見近島と大島をつなぐ「吊橋」の大島大橋という異なる形の橋が一つにつながっているから。
しまなみ海道の一部なので気づかず通過してしまいがちですが、このように2種類の橋がつながっていることは珍しいので、覚えていればぜひ見てみてください。
ちなみに、両方の橋をつなぐ見近島は無人島となっていて、徒歩か自転車であれば上陸することができる隠れスポットです。
船折瀬戸
©写真AC
船も折れるほどの潮流が流れることから名付けられた「船折瀬戸」では、渦巻く水面を肉眼でもはっきりと眺めることができます。
伯方島ICで降りれば船折瀬戸観潮台に行くことができ、船折瀬戸を見下ろす形で観光が楽しめますよ。
見ているだけでも大迫力の船折瀬戸ですが、なんと実際にその潮流を体験することもできちゃいます!
今治の村上海賊ミュージアムからスタートし、鵜島・伯方島付近を巡る「宮窪瀬戸潮流体験」にはこの船折瀬戸も含まれており、スリル満点の船旅が楽しめます。
しまなみ海道のドライブが終わったらチャレンジしてみてもいいですね。
大島のドライブで行きたい観光スポット
しまなみ海道6番目、最後の島「大島」!
尾道からのしまなみ海道ドライブも終盤です。
ここは1つ目の島でもご紹介した、村上海賊(村上水軍)の本拠があるとされる島で水軍遺跡や言い伝えも多く残っている島です。
観光スポットとしてはしまなみ海道一の展望台、亀老山展望公園や村上海賊の資料館があります。
因島の水軍城と合わせていくのもおすすめですよ!
亀老山展望公園
©イメージガレージ
しまなみ海道のドライブもいよいよ終わりが近づいてくる頃に行けるのが、「亀老山展望公園」。
大島北ICを降りて15分ほどで到着する標高約300mの展望台からは、これまでにドライブしてきたしまなみ海道を眼下に見下ろすことができます!
さらに天気が良ければ西日本最高峰の石鎚山や来島海峡を眺めることができ、しまなみ海道でも随一の眺めが楽しめます。
夕日やライトアップも楽しめるため、日が落ちるころに訪れるのがおすすめです!
村上海賊ミュージアム
©写真AC
村上海賊の本拠として知られる大島の村上海賊ミュージアムには戦国時代に生きた村上海賊の歴史や資料が多数展示されており、当時の海賊の様子を知ることができますよ。
ほかにもVRや甲冑や小袖の着付け体験なども行っているため、肌でも村上海賊を感じられちゃいます!
一般は310円、学生は160円、高校生以下は無料とお値段もリーズナブルなので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
しまなみ海道の終着点「今治」のおすすめ観光スポット
ついにしまなみ海道ドライブの終着点、今治ICのある愛媛県今治市
最後の観光地として今治で絶対に行ってほしい観光スポット、タオル美術館もご紹介いたします!
タオル美術館
©写真AC
今治と聞いて初めに思い浮かぶものといえばタオルですよね。
今治はタオルの生産量日本一を誇り、タオル美術館では常設のムーミン展やタオルアートを楽しむことができるほか、タオルの製造工程を見学することもできます!
ただの美術館と侮るなかれ、レストランは洋食・中華・BBQと充実していますし、今治タオルをはじめ四国の名産もお土産としてそろっています。
「まだドライブ中だから…」と買うのを我慢していたお土産をここで買っちゃってもいいですね。
しまなみ海道ドライブにおすすめの観光地をご紹介!まとめ
今回はしまなみ海道のドライブにかかる所要時間や料金から、しまなみ海道を渡るならぜひ訪れてほしい観光スポットを島ごとにご紹介させていただきました!
島ごとに特色があり、さまざまな観光地があるしまなみ海道は、行く場所を絞らないといくら時間があっても足りないくらい楽しめます。
ドライブで観光地を巡るときは、ぜひ今回ご紹介した観光スポットも候補に入れてみてください!
しまなみ海道でのドライブは綺麗な海と島々を楽しめる交通手段であり観光地でもあります。今回はしまなみ海道ドライブにかかる所要時間と料金をご紹介しながら、ぜひ訪れてほしい島ごとの観光スポットをご紹介いたします!