アニメ舞台が多い北海道。聖地巡礼ついでに立ち寄りたいスポットも一挙紹介します！

原作の舞台はイギリスですが、映画では日本を舞台に置き換えて描かれています。

雄大な自然、緑あふれる大地、豊かな生態系…そんなイメージが強い北海道は、ジブリ作品にピッタリな気がしますが、意外や意外、ジブリ長編の舞台に北海道が選ばれるのは、今回が初めて。釧路、厚岸、根室を事前に取材したそうです。

作品の舞台は「北海道」としか明かされていないものの、湿地や港町など、釧路管内を思わせる風景が登場します。

湿原で有名な釧路ですが、実は夕日でも有名なのをご存知でしょうか？

釧路の夕日は、バリ、マニラと並び世界三大夕日に選ばれているんです。

釧路の中心地である幣舞橋から見る夕日は大きく、強烈に光を放ち、絶景なのでぜひ訪れてみてください。

架空の高校、大蝦夷農業高等学校(通称：エゾノー)には5つの学科が存在するが、このモデルとなった帯広農業高校（通称：帯農）には6つの学科が存在します。

原作者の荒川弘さんは同校出身者のため、この学校の習わしについても深く書かれています。

学生たちは豚の去勢手術や豚の屠殺で、体の構造を学習すると共に、加工技術や食料としての豚の価値、命の大切さを学びます。

家畜のおかげで生活ができ、豊かさも味わえることを実感できるのはこの広大な土地だからこそです。

物語中に出てくる帯広競馬場もそのままです。

3月の末に行われる「ばんえい記念」は、１年の中でも最も盛り上がります。

選りすぐりのばん馬が、なんと1トンのソリをひっぱって走る、最高峰のレースです。

帯広へ行ったらぜひ食べたいグルメといえば豚丼ですね。

こちらのお店ではなんと豚丼の肉を、バラ、ロース、ヒレと部位別で選べます。網焼きグリルで焼いた上質な肉にタレがたっぷり！

こちらの豚丼は安くておいしいお店に与えらえる、ミシュランのビブグルマンも獲得しています。

十勝のおすすめ豚丼についてはこちらをチェックしてみてくださいね。

本作の舞台になった北幌町は架空の世界。しかしモデルになった町は北海道にあります。その町は『羽幌町』といい、原作者である椎名軽穂さんの出身地でもあります。

羽幌町は札幌から北上した留萌のさらに奥の北海道苫前郡にあり、焼尻島や天売島という自然溢れる島があります。

おそらく羽幌町へは車で行くことになるはず。車なら留萌や稚内へも訪れることができます。

11月から3月は越冬しに訪れた野性のゴマフアザラシを稚内の漁港で観察することができます。

北海道の冬ならではの景色なのでぜひ行ってみてはいかがでしょうか？

作中では、小学校の中でスケートリンク（通称"陸リンク"）が作られて授業が行われている一幕がありましたが、苫小牧など道東や道南の太平洋側の学校ならではの風習です。

苫小牧駅前通商店街、苫小牧市科学センターなど、本物の施設をそのまま利用した街並みの風景が広がっているので物語の世界にそのまま入り込んだ気持ちになれること間違いなしです。

苫小牧は港町ということもあって海鮮料理が豊富です。

中でも名物はホッキ貝。こちらのホッキ貝を食べるためだけにこの町を訪れる人もいるほどです。

新鮮とれたて海鮮丼なども新鮮なため美味しくいただけますよ。

実は登場シーンのほとんどが小樽市内というとっても馴染みの深い場所です。

モデル校となっている小樽市小樽商業高校。映画中でも登場するちせとシュウジの2人だけの大切な場所である旭展望台やおたる水族館。

破壊された町並みを演出した地獄坂や天狗山への坂道など物語の風景そのままなんです。

ストーリーがストーリーなだけあって、風景を見ると切なさがこみ上げるはずです。

おそらくアニメの舞台巡りでは小樽のほとんどの部分を回ってしまうのではないでしょうか？

そんな場合、JR小樽駅からバスに乗って余市へ行きませんか？

余市は道外の人にとってはマイナーな土地かもしれませんが、フルーツの町、宇宙飛行士毛利衛さんの出身地なんです。

そして数年前にNHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の舞台となった地としても道民の誇るべき地のひとつなんです。

そんな『マッサン』の舞台であるニッカウヰスキー 余市蒸溜所では、ウイスキーの試飲ができるのでお酒好きな人はぜひ行ってみてくださいね。

いかがでしたか？他にも北海道が舞台となったアニメは意外と多いようです。

ぜひアニメの舞台となった地を訪れる際にはそれ以外の観光地も訪れてみてくださいね。