名作の舞台をめぐる観光はいかが?
今、映画化され話題の小説「夜は短し歩けよ乙女」。
コミカルで独特な世界観が読む人を虜にさせる、青春ラブストーリーです♪
この小説の作者の森見登美彦さんは京都出身の方で、
小説には京都の実在する場所が多数登場します!
今回はそんな小説に出てきた数々の名所をご紹介します。
さあ、あなたも黒髪の乙女が歩いた街を、歩いてみませんか?
①春の飲み歩きの舞台はここ!
小説の第1章は"黒髪の乙女"が夜の街を飲み歩くというストーリーですよね。
その舞台となったのは、木屋町~先斗町界隈。
小説の通り、高級な料亭が立ち並んでいてびっくりしてしまうかも…?
1, ムーンウォーク 木屋町店
リーズナブルなバーの一号店がここ。
原作では、『月面歩行』という名で登場するバーのモデルとなったお店です。
チェーン店で、京都市内の他の場所や大阪・東京にも店舗があります。
しかしこの店舗が一番歴史が長く、作者の森見さんも訪れたことがあるのだとか…!
バーなのに、お酒が200円で飲めるとってもハイコスパなお店なんです!
また、ファンのためにメニューには載っていない電気ブランを作ってもらえる事もあるそうです。
作中で印象的だった『偽電気ブラン』に思いをはせながら味わってください◎
2, 先斗町
「めくるめく大人世界」と表現された、京都の花街のひとつ。
これで「ぽんとちょう」って読むんですよ!
高級料理店が立ち並び、学生は足を踏み入れづらいエリアかも…。
ちょっと寄り道①:天下一品 先斗町 味がさね
しかし、学生でも入りやすいお店が!
こちらは作中に出てきていないのでご注意ください。
こちら、全国に展開するラーメンチェーン店『天下一品』の「こってり」。
そう、高級料理店に、なんと『天一』があるのです…!
しかしここは先斗町。
ラーメンがなければ高級料理店の装いですよね。
実はメニューもいつもの『天一』とは一味違う…!?
ぜひ確かめに行ってみてください。
②夏の古本市の舞台はここ!
小説の第2章で"先輩"と"黒髪の乙女"が夏の古本市で出会うシーンがありますよね。
その舞台は、下鴨神社です。
3, 下鴨神社
下鴨神社は京都で最も古い神社のうちの一つであり、
世界遺産にも登録されている由緒ある神社です。
みたらし団子の発祥の地とも言われる神社で、
近くには有名なみたらしだんご屋さんがあります◎
神社では縁結びの神様が祀られていたり、美人祈願ができるなど、
特に女性に大人気のパワースポットとなっています。
境内はとても広く、見所満載の神社です♪
4, 糺の森
糺の森は下鴨神社の境内にある原生林。
歩いているだけで癒され、心が洗われるスポットです。
古本市はこの森で開かれていて、春・夏・秋の年に3回開催されます。
小説に出てきた、夏に行われる下鴨納涼古本まつりは、
京都の夏の風物詩となっています。
2016年にはウルトラテクノロジスト集団、チームラボとのコラボにより
糺の森光の祭りが夏に開催され、森全体がライトアップされました!
とても幻想的な雰囲気で、息をのむほどの美しさです。
今年も開催されたら是非訪れたいお祭りです♪
③秋の学祭の舞台はここ!
小説の第3章では、"先輩"と"黒髪の乙女"が通う大学の学祭があります。
その大学は、京都大学がモデルになっているそう◎
作者の森見さんの出身大学でもあります。
5, 京都大学
言わずと知れた日本の名門大学、京都大学。
京都大学はキャンパスが3つあります。
「宇治」「桂」そしてここ「吉田」。
"黒髪の乙女"が学祭を訪れた際に入ったキャンパスです。
正門を入ると、とても大きなクスノキが植えてあります。
大学内には何本かクスノキが植えてありますが、
一番古いのはこちらの木。
クスノキは京都大学のエンブレムにも使われている、
京都大学のシンボルとも言える木です。
またクスノキの奥には百周年時計台記念館が。
こちらの時計台は1925(大正14)年に誕生した歴史ある建物です。
キャンパス内には数多くの建物があり、歩きまわるのが楽しいです!
キャンパスの周辺もキャンパス自体もとても静かでゆったりまったり、
とても落ち着くことができます♪
6, 吉田神社
京都大学の正門を出て、東一条通りを歩いてすぐのところにあるで吉田神社。
ここは"パンツ総番長"が願掛けに訪れたところです。
パンツ総番長の一目惚れをした女性に再会したいという願いは
この神社のおかげで叶いました!
境内には珍しいお菓子の神様も祀られています。
またここの神社は、室町時代から続く節分祭も有名です。
毎年3日間ほど開催され、全国から多くの人が参拝しに訪れます。
④最後に2人が初デートしたのはここ!
小説の第4章では、"先輩"をはじめとする登場人物が次々と風邪になる一方で、
風邪をひかない元気な"黒髪の乙女"が様々な人を看病しに行くお話。
その最後には、2人が京大近くのカフェで初デートするという、
なんとも素敵な結末が…!
7, 進々堂 京大北門前
京都大学の北門近くにある、パン屋さんが併設の喫茶店。
昭和5年(1930年)創業の歴史あるお店は、
昔から多くの京大生や京都の人々の憩いの場として親しまれ続けています。
店内は静かな落ち着いた雰囲気で、
本を読んだり勉強したりと
ゆったりとした時間を味わうことができるお店です。
あなたもぐんぐん京都を歩いてみて!
いかがでしたか?
ぜひ皆さんも小説の名場面を思い出しながら、京都を存分に味わってみてください♪
今話題の小説、「夜は短し歩けよ乙女」。
最近映画化されたことでますます注目を集めている、青春ラブストーリーです。
この小説は京都が舞台になっていてて、物語では京都の実在する場所が多数登場します♪
今回は小説に出てきた、京都の数々の名所をご紹介します!