都内の花火って混んでる…。

どうも、カメラも廃墟巡りも猫も食べることも大好きな欲張りなまひるんです。
突然ですが、今年はどこかに花火大会に行きましたか?
いたばし花火大会、隅田川花火大会、江戸川花火大会…都内には有名な花火がたくさんありますよね!
でも、どこも混んでいるし場所取りどころか鑑賞するのに一苦労!
じゃぁ、思い切って遠出してみましょう。
今回は花火マニアの私が、地方の花火の最大の魅力とベストな場所取りの方法を教えちゃいます。
(9月以降も参加予定があるので、徐々に追加していきます!)
あなたは来年どこにいきますか?
☆花火の撮影に必須なもの☆

やっぱり綺麗な花火を写真に残すなら、スマホの動画でもいいのですが、できればカメラを持っていきましょう。
カメラで花火を撮影予定の人は、以下の小道具が必須です。
・三脚(傾斜面で見る場合もあったり、あまりに大きな花火だと地面が揺れたりする可能性もあるので、しっかりと固定ができるもの。)
私は大体10,000円ぐらいのものを使っています。
・レリーズ(カメラのリモコンです。手で直接シャッターボタンを押すとブレる可能性があるので、これを使います。)
こちらは純正のものでも、非純正のものでも構いません。が、非純正のものは撮影中に故障してテンパった記憶があるため、できれば純正のものを使用しましょう。5,000円前後しますが、急に作動しなくなるという事故は防げます。
☆あると嬉しいもの☆
以下は必須ではありませんが、特に地方の花火に行く場合あると嬉しいもの。
・(ハーフ)NDフィルター(透明なガラスになっているフィルターで、明暗差の激しい被写体を撮影するときに使用します。)
花火を撮影する場合、肉眼で見るよりも明るく、光が白飛びしてしまう場合があります。それを防ぐためにも、フィルターがあるとGOOD。
・花火大会プログラム
都内の花火は大体フィナーレのタイミングが決まっていますが、地方の花火で打ち上げ数が多くなればなるほど、メインプログラムとそうじゃない場合の強弱がしっかりとついています。
ここぞ!というときにシャッターチャンスを逃さないためにも、次に打ちあげられる花火がどんなものなのかを確認しながら撮影を進めましょう。
☆カメラの設定は?☆
・絞り…花火やレンズによっても変わってきますが、普段はF13~F22ぐらいの間で調整して撮影しています。
F値(絞り)が低すぎると、白飛びして綺麗な花火が撮影できないので、値は高くしたほうが良いです。
・モード…バルブ設定(オリンパスユーザーはライブコンポジット機能がおすすめ!)を使用しています。このモードを使えば、自分の好きなタイミングでシャッターを切ることができるので、変化球が来たときにも対応できます。
・ピント…花火が綺麗に映るのは暗くなってからなので、AF(オート)ではピントを合わせることができません。
そのため、MF(マニュアル)にし、ピントリングを∞(無限遠)に。
明るいうちにMFにし、打ち上げ場所付近にピントを合わせると認識しておけばOKです。
これで設定はバッチリ!
第1位 長岡まつり大花火大会@新潟県
どこでみるのがおすすめ?
穴場スポットは、蔵王橋周辺、古正寺町の公園、長岡市立劇場の裏側土手などです。
上記に紹介した場所ははまさに穴場!
会場で見るためには5月に発売される有料チケット争奪戦を勝ち取る必要がありますが、穴場スポットからは無料で鑑賞できます。
大体お昼過ぎにいくのがベスト。
少し遠方から撮影する形になるので、そこだけご注意を。
日本三大花火大会とも言われている長岡まつり花火大会。
毎年8月2・3日の2日間に渡って2万発もの花火が打ち上げられます。
メインは、冒頭のナイアガラや、直径650mもの大輪となり地面と観客を震わす「正三尺玉」、全長2kmにも及ぶ中越地震の復興祈願を形にした「フェニックス」、全国花火競技大会で数々の優勝を掲げてきた野村花火工業の「天地人花火」、観客皆が一体となって歌い花火が打ち上げられる「故郷はひとつ」など、110分もの長時間にわたってパフォーマンスが行われます。
写真はフェニックスです。
平原綾香さんが歌う「Jupiter」の曲に合わせて約5分間、視界に収まりきらないほどの花火が絶え間なく打ち上げられ続けるのですが…会場から見ても、それ以外の場所から見ても感動して涙してしまう人がほとんど。
さすが新潟1番の花火とも言われているぐらいなので、迫力はどこの花火大会にも引けをとりません。
長岡在住の人がこの日のために温めてきた想いを全身で感じてください。
冒頭で紹介した650mもの大きさにも及ぶ正三尺玉にご注目!
ドカーンとものすごい音がし、光の花が夜空を綺麗に彩ります。
上がった直後には歓声が。
夢心地とはまさにこのこと!
110分間ひと時たりとも目が離せません。
第2位 古河花火大会@茨城県
どこでみるのがおすすめ?
古河花火大会は遠方からではなく無料会場(古河ゴルフリンクス)から見るのがおすすめです!
前日の場所取りはできないため、当日の朝に行くのがおすすめ。花火が打ちあがるど真ん中のべスポジを確保したいなら、できるだけ早く行きましょう。
ほかには、新古河駅から近い渡良瀬川周辺で鑑賞をすると川に反射した花火の写真を撮ることができます。

打ち上げ数2万発と、関東では最大級の花火、茨城県内では人気No.2と言われている古河花火大会。
こちらでも野村花火工業が織りなす、盛大なパフォーマンスを見ることができます。
野村さんの花火は変化玉や青が綺麗でとっても幻想的。
河川敷から打ち上げられるので、寝転がりながら鑑賞できます。
出店も近くにあるのでビールを片手に…♡なんていうのも夏の醍醐味ですね。
打ち上げ時間は70分。
ワイドスターマイン(速射連発花火)や音楽に合わせたスターマインがぎゅっと詰まっています。

1度打ち上げられた花火が消え、そのあとにパッと開く花のような花火は、彩色千輪菊と言われています。
その名の通り、色とりどりの花が一斉に開くので、歓声があがります。
私はこの千輪菊が一番好きです…!

撮影をする人は会場の後ろのほうに三脚を立て、花火を鑑賞する人も写真に入れてみると臨場感が出ておすすめ。

古河の三尺玉も開花直径約650mと長岡と並ぶ迫力!
ほかにもダブルスターマイン「きらめく星の世界へ」「珠玉10発の大輪菊」大スターマイン「渡良瀬を彩る火の芸術」にぜひご注目を。
第3位 常総きぬ川花火大会@茨城県
どこでみるのがおすすめ?
常総の花火も同様に会場(橋本運動公園)からの鑑賞がおすすめです。
こちらは古河とは異なり有料で、申し込みは6月中旬、1人1,000円~2,000円で見ることができます。
鬼怒川の土手や橋本町の対岸は無料で観覧できる穴場スポットですが、3時間前くらいに行ったほうがベストです。

打ち上げ数は1万発で、オープニング花火の恒例・ナイアガラ富士200m付には鳥肌が立ちます。
かっこいい音楽と共に打ち上げられるナイアガラを見たら興奮を隠せません!

メインは、有名な花火師による「日本の花火ベストセレクション」。
日本三大花火で受賞した山﨑煙火製造所や、伊那火工堀内煙火店、片貝煙火工業による圧巻のパフォーマンスが見られます。

そして 野村花火工業、紅屋青木煙火店による「内閣総理大臣賞受賞のミュージックスターマインの打上」は最も感動するプログラムです。
約5分間、音楽に合わせたリズム感のある花火のパフォーマンスが繰り広げられ、目が離せません。
毎年心がジーンとする選曲で、一斉に打ち上げられて開く花に心を奪われるはずです。
有名な花火師による年季の入った質の高い花火。その熱い想いを感じに行ってみませんか?
都内の花火ってどこも混雑しているし、見るのに一苦労。
そう思っていた私が、去年都内以外の花火を初めて鑑賞してみて、大感動!
やはり地方花火ならではの魅力が詰まっていることに気づきました。
そこで、今回は大人気の全国の花火大会の開催情報・場所取りの時間帯や混雑状況・花火の写真の撮り方まで教えちゃいます!来年、浴衣を着てぜひいってみてください。