日本に数ある"地獄"のひとつです。荒涼とした川原が広がっており、あちこちに湯の花が白く固まっています。
村人が湯の花のつくり方を教えてくれた盲蛇に対する感謝の気持を忘れず、蛇の首に似たこの石を盲蛇石と名付け大切にしたのだそうです。
訪れる人たちを出迎えてくれるお地蔵さまの群像です。平成26年で815体になったそうです!この千体地蔵、衆生の平安を祈って、とても大きな御手をしているのが特徴だそうですよ。
大昔、中国やインドで悪行をつくした「九尾の狐」伝説にまつわる史跡。付近一帯で噴出している硫化水素や亜硫酸ガスなどの有毒ガスは、狐が化身した大きな岩が、今もなお退治された恨みを抱いて毒気を吐いているものといわれています。俳人・松尾芭蕉もこの地を訪れ、「奥の細道」に「石の香や 夏草赤く 露あつし」と詠んでいます。