教科書なんかでしょっちゅう見かけていた原爆ドーム。写真と実物はこんなにも違うのかと思えるくらい、生々しさが伝わってきました。原爆は原爆ドームから南東約160m、高度約600mのところで炸裂していますが、そんな至近距離でも原爆ドームが倒壊しなかった理由は、爆風を真上から受けたため厚く作られていた側面の壁は残ったから、窓が多く爆風が逃げやすかったからだと考えられています。倒壊を免れたといっても、原爆投下前の原爆ドームと比較すると、建物の7割は欠けているように見えました。
【アクセス】
JR広島駅から路面電車(広島電鉄)2号線「広電宮島口」・「広電西広島」行き、もしくは6号線「江波」行き乗車、「原爆ドーム前」下車すぐ
ちなみに…
広島ではやたら路面電車が走っています。路面電車の規模は日本一だそう。広島に来たら、一度はお世話になると思います。最初は初めて見る路面電車に興奮していましたが、広島で路面電車が普及した理由は、原爆投下3日後に路面電車が走り始めたのを見て、「こんな状態でも復興できるんだ!」と広島の人達が勇気づけられ、路面電車が好きになったからと言われています。
原爆投下について学べる平和記念資料館。原爆がどのようにして投下されたのか、原爆の威力についてだけではなく、原爆で亡くなった方ひとりひとりが当時何をしていたのか、どのようにして亡くなったのか等、個人に焦点を当てた展示も多くあり、涙が止まらなくなります。
平和記念資料館では現在リニューアル工事を行っており、平成28年春(予定)まで東館を閉鎖し、本館のみ開館しています。平和記念資料館HP内でも、「バーチャルツアー」として、館内の展示をご覧いただけます。開館時間はHPをご覧ください。
【入館料】大人(大学生以上)50円
【平和記念資料館HP】http://www.pcf.city.hiroshima.jp/
毎年、平和祈念式典が行われる場所です。ここでは、人が絶え間なく献花に訪れていました。この写真ではずれてしまっていますが、このトンネルを通して、原爆ドームが見える設計になっています。中央の石室には原爆死没者名簿が納められており、石碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれています。
平和記念公園から横断歩道を渡ってすぐ、行列が目印(笑)のお好み焼き屋さんの「長田屋」。30分以上の待ち時間は覚悟の上で並んでください。観光客向けのお好み焼き屋という感じがしましたが、味は文句なしに美味しかったです!店内は綺麗な昭和風。広島のお好み焼き屋さんは、そばかうどんを選べるお店が多いですが、個人的にはうどんがおすすめです。
広島に着くと、あちらこちらにお好み焼き屋さんがあります。広島でお好み焼きが普及したのは、原爆投下後にアメリカ軍が配給していた小麦粉を薄く伸ばして焼き、お腹を満たせるようにとキャベツをたくさん入れていたからだと言われています。広島のお好み焼き屋さんに「〇〇ちゃん」という店名がやたら多いのは、父や夫を原爆で亡くした女性が自力で生活していくために、女手一つで出したお店が多いから。
広島在住の方は、「原爆で亡くなった自分の子供を店名にしていたから、○○ちゃんって店名が多いんだよ」ともおっしゃっていました。
【アクセス】
広島電鉄「原爆ドーム前」駅より徒歩2分。平和記念公園より徒歩10秒
【営業時間】
[月~金]11:00~20:30(L.O)
[土]11:00~21:00(L.O)
[日・祝]10:30~20:30(L.O)
【食べログ】http://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34010875/