2番出口を出て、目の前に酒屋さんが見えます。まさに、この通りが、夏目坂通りです。横断歩道をわって、右に曲がり、酒屋さんのすぐ横には、夏目漱石の生家がありました。現在は、マンションで一回には大手飲食店ができています。ひっそりと片隅に、夏目漱石誕生之地の碑があります。
さらに坂を進むと、夏目坂の道標があります。漱石の随筆『障子戸の中』にこの坂の由来がでてきます。漱石の父が、自分の姓をつけて読んでいたのが広まって、この名前がついたそうです。
漱石が生きていた時代にすでに営業していた三朝庵にやってきました。早稲田の学生なら知らない人はいないお店だとか。カツ丼やカレーうどんの発祥の店としても有名です。漱石が行ったかどうかは、さだかではありません。カツ丼セットは1000円。
近くのうなぎ屋さん、「すず金」は、漱石も食していた店として知られています。
三朝庵のはす向かいには、穴八幡宮があります。漱石の奥さんが、漱石の虫封じ(イライラをおさめる)のおまいりをしたと伝わっています。金運アップのお守りも有名です。
営業時間:10:30~売り切れ仕舞
定休日:木曜
早稲田大学のキャンパスへ。漱石は、かつて早稲田の前身である東京専門学校で教鞭をとっていました。1902年に作られた総合案内所(大隈重信邸守衛詰所)がもっとも古い建物で、漱石がいた当時からのこる唯一の建物です(右上)。演劇博物館は無料で見ることができます(右下)。