宮崎県日南市の飫肥(おび)は、江戸時代の武家屋敷町、町人町、寺町などの町並みが保存され、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。九州の小京都とも言われ、風情のある街です☆
飫肥城観光駐車場で、飫肥城共通入館券(510円)や飫肥城入館券付食べあるき・町あるき券(1,100円)を購入しましょう。
坂を上っていくと、飫肥城大手門に着きました!
【お城を楽しむ方法】
①大手門前にあるお堀を見る。
敵の侵入を防ぐために、お城の周りにはお堀があります。
お堀の幅によって、お城のランクも違ってきます。
江戸城のお堀なんて、川のようですね!
いざ、大手門をくぐりましょう♪
【お城を楽しむ方法】
②門に注目する。
お城の門は、とても立派な造りです。
飫肥城の門は1978年に復元され、樹齢100年超の飫肥杉が使用されています。
まじまじと見てきました。
門をくぐると、当時の石垣が残っており、江戸時代にタイムスリップした感覚になります♪
時間のない方や歴史にあまり興味がない方は、大手門をくぐって階段を上るだけでも、十分に来てよかったと思える雰囲気ですよ。
階段を上ると、右側が開けたスペース(写真右上)で、武士が剣術や弓の稽古をしたであろう雰囲気があります。
【お城を楽しむ方法】
③弓矢を飛ばす裏側を見る。(写真左上、下段中央)
城壁には○や□の穴が開いていますが、裏側には仕切りがあり、ここから弓矢等を放ちます。
前のスポットの写真では城壁にたくさん穴が開いており、階段を上りきった正面の壁にも頭上一列に穴が開いています。現在見ると装飾として美しいですが、本来の目的として正面突破を試みる敵は、皆殺しになります…(*_*)一斉に火矢や毒矢が飛んでくる合戦の様を想像してみてください。
歴史上、飫肥城では血生臭い合戦はなかったようです。なので、私は観光に行きます。
階段を上り右側を行くと、広場の四隅に「しあわせ杉」があり、パワースポットです。
飫肥杉がたくさん植えられているため、お城よりも神社の参道のような清々しい雰囲気です。
4本杉の対角線の中心に立つと縁起が良く、恋愛運や勝負運の運気が上がるようです。
中心部は写真下段中央の丸い部分です!
さらに進むと、旧本丸に着きます。
旧本丸には、1693年以降に新本丸が現在の飫肥小学校グランドに立つまでの間、お城がありました。
現在は、飫肥杉が植えられているのみです。
物を語らない飫肥杉を見ていると、人の世の移ろいを感じ、ちょっぴり切なくなります(゜-゜)
【お城を楽しむ方法】
④本丸の石垣に注目する。(写真左下)城に来たな感が増します。
⑤桜の木を見つけたら吉地とみなし、満開の桜を想像してみる。
城に桜は付き物ですが、飫肥城も旧本丸手前の道に幾本も桜の木がありました。(写真右下)
桜の季節は、とても素敵でしょうね!敷地の中で、一番好きな場所でした。
敷地内には江戸時代を体感できる武家屋敷の「松尾の丸」があります。
当主への接見を味わえるのが、面白いです♪(写真左上)
御座の間では、殿様気分で写真撮影もできます。
茶室やお化粧室もありました。
【お城を楽しむ方法】
⑥武家屋敷があったら、行ってみる。
私は無暗やたらにお屋敷に行くことはしませんが、代表的なお屋敷には行き、その時代や藩の様子を鑑賞しています。
殿の寝室や厠、蒸し風呂もありました。
蒸し風呂は、九州ではこちらでしか公開されていない逸品。
垢すりなども、したのでしょうか!?
日南市のゆるキャラ「にちなんぢゃさま」が、イラストで蒸し風呂の様子を解説してくれています(笑)
吹き出しでは、「有名になりたいんぢゃ」と言っておられます(^^)