こんな歩行者用トンネルがあります。
これが「ねじりまんぽ」
普通のレンガ造りのトンネルかと思いきや、どこか違和感を感じます。
その違和感はトンネルの中に一歩足を踏み入れるとわかります。
壁がねじれている・・・!?
そうです。このトンネルの壁は螺旋状にねじれているんです。まるで奥へ渦を巻いているかのように。
中へ入った瞬間、引き込まれるような感覚になるのはこのねじれのせいだったのか。
このねじれは、斜めに積み上げられたレンガによるもの。耐久性を上げるために斜めに積み上げられているのだそう。
かなり不思議なトンネルですよね。
実は、このトンネルの上は蹴上インクラインが通っています。
インクラインとは明治時代~昭和初期まで使用されていた傾斜鉄道跡で、当時はここを荷物を積んだ船が通っていました。
重い物を運ぶためにトンネルの耐久性を高くしなければならなかったので、壁があのようにねじれたそう。
ねじれたまんぽ(鉄道のしたをくぐるトンネル)という意味で「ねじりまんぽ」と呼ばれているんですね。
ちなみにインクラインは、隠れた桜の名所なので春に訪れるともっと美しい景色が見れますよ。