五稜郭タワーから徒歩2分ほど、五稜郭に来ました♪
五稜郭は星型城郭です。
星型を楽しめるのは上から見下ろす五稜郭タワーからの景色で、五稜郭を歩いても、私は星型を実感できません(笑)
函館市公式観光情報 特別史跡五稜郭跡
http://www.hakobura.jp/db/db-view/2011/04/post-122.html
お堀沿いを一の橋、二の橋を渡って城内へ行きます。
4月末~10月下旬までは、外周1800mのお堀をボートで一周できます。
二の橋です。
五稜郭の土方歳三を、1番イメージできた場所です!
五稜郭タワーで見た、五稜郭に立つ土方歳三像の雰囲気を思い出しましょう。
広い敷地内ではどこを歩いたか想像するしかありませんが、橋なら必ず歩いたはず!
京都から北上し、五稜郭を見て何を思われていたのでしょう。
五稜郭から出陣し、一本木関門で没したと言われています。
死を覚悟して惜別の情とともに、五稜郭を去ったのでしょうか?
それとも、死にそうな目にはあうものの、自分がまさか死ぬとは思っていなかったのでしょうか??
私の想像では、後者ですね☆
だって、知れば知るほど、土方歳三は強いのですから!(^^)!
いよいよ城内に入っていきます。
土塁・石垣についての説明パネルもありました。
正面入り口にある石垣は、特に高く築かれています。
上部は迫り出していて、「刎ね出し(はねだし)」と呼ばれます。(写真右上)
5~6月は、藤棚が綺麗そうですね♪(写真左上)
城好きな方は箱館奉行所に着くまでも、時間をかけて観がちですが、観光プランが押さないように、気をつけましょう☆
箱館奉行所に入っていく手前に、武田斐三郎先生 顕彰碑があります。
五稜郭を設計された方です。
顔を撫でると頭が良くなると言われ、ご覧のとおり顔だけピッカピカ☆
どんだけ触られ続けてるんだ…(゜o゜)
五稜郭の名物スポットです!
兵糧庫(土蔵)です。
箱館戦争降伏後は、建物の大半は取り壊されてしまいましたが、唯一現存する当時の建物です。
五稜郭にあったものではありませんが、箱館戦争で使用された大砲が2門設置されています。
左側が、築芝台場に備え付けられた英国ブラッケリー社製の大砲、
右側が、1869年5月11日に箱館湾海戦で沈没した新政府軍の軍艦「朝陽」に搭載されていたドイツのクルップ社製の大砲です。
箱館奉行所付近には、立派なアカマツが植えられています。
樹齢150年で、五稜郭を当時から見守っています。
土方歳三、榎本武揚、武田斐三郎、箱館奉行所の方々も同じアカマツを見ていたのです!
幕末の風がそよいでくるかのようで、江戸時代を最も感じたスポットです。
とても風情のある良い風景で、心が潤います。
庭好きな方、良い木を見るのが好きな方には、たまらないですね☆
じっくり眺めていたかったのですが、観光プランが押すので、名残惜しく通り過ぎました。
2010年に復元された、箱館奉行所です。
箱館奉行所は、1854年日米和親条約で箱館の開港が決定した際、五稜郭ではなく、
基坂(旧函館区公開堂に続く坂)に設置されました。
基坂は、函館湾に近く函館山からも丸見えで防御に適さないため、1864年五稜郭に移転されましたが、箱館戦争終結後の1871年に解体されました。
当時は3,000㎡の奉行所でしたが、法律や特別史跡である等により、3分の1の1,000㎡が復元されています。
太鼓櫓は、高さ16.5mで時報を告げたり、函館湾も見通せていました。
箱館戦争では、箱館奉行所は砲弾を受けています。
標的になる太鼓櫓は、切り落とされたとか。
【入館料】
大人500円、学生250円
【開館時間】
4月~10月 9:00~18:00(17:45 受付終了)
11月~3月 9:00~17:00(16:45 受付終了)
【HP】
http://www.hakodate-bugyosho.jp/index.html
箱館奉行所は、開港場となった箱館を治め、外国との交渉や防衛、蝦夷地の開拓を担っていました。
文献資料をもとに、畳、柱、天井、建具など忠実に再現されています。
写真左は、大広間の両側の畳廊下です。
各部屋を仕切る障子には、美濃(岐阜)産の手漉き和紙が張られています。
天井は3本の細い木材が支える竿縁(さおぶち)天井になっています。
写真左上で横書きの書は、箱館戦争後、榎本武揚が土方歳三の印象をしたためた書です。
「風清伹室入」
土方歳三が部屋に入ってくると、清らかな風が吹いていたと、絶賛されています。
壹之間から四之間まで襖で仕切られて続いた72畳の大広間は、圧巻です!
箱館奉行所の中で、最も格式の高い部屋です。
常時ではなく、年中行事の儀式に使用されていた部屋です。
畳には、最高級の備後表が使用されています。
床の間や違い棚のある壹之間は、写真一番奥です。
箱館奉行が接見に使用された壹之間です。
違い棚は、欅(けやき)の1枚板で作られており、漆黒の漆塗りがほどこされています。
とても芸術的なため、惚れ惚れと愛でてきました(*^_^*)
床の間に掛けられている書は、二代目の箱館奉行 堀織部正利煕(ほりおりべのしょうとしひろ)が書かれたものです。
現代語訳も展示されていますが、難しくて理解できません(*_*)
基坂にあった箱館奉行所の移転を上申し、五稜郭築造のきっかけを作られた方です。
歴史発見ゾーンでは、五稜郭の成り立ちや構造、箱館奉行所の歴史を学ぶことができます。
奥に続く建築復元ゾーンでは、箱館奉行所の復元経過や、部材の実物(瓦、釘隠し、竹釘、木材)の展示がされています。
再現ゾーンは、インテリアや和が好きな女性もすごく楽しめるゾーンです。
歴史発見&建築復元ゾーンは、歴史好きな方は特に、観光プランが押さないよう、時間配分に気をつけてみてください(^^)