越後湯沢駅から、現美新幹線に乗ります。車体は秋田新幹線で使っていたE3系新幹線で、6両編成です。約5億円かけて改造しています。
外観は写真家・蜷川美花さんのよる花火の写真です。カラフルで、インパクトのある車両です。ホームで見ていると、次々と色が移り変わっていき、壮観です。
新潟方面に向かう、先頭の16号車から紹介します。
風刺画家・ブライアン アルフレッドさんによる、映像の世界が楽しめる車両です。まるで窓のように、モニターが並び、新潟の雪景色や花火などを映します。
実際の車窓とともに、季節の移ろいの車窓を見させられているかのような感覚に陥ります。
15号車は、立体アーティスト・荒神明香さんの作品。造花を解体した花びらによって作られた立体構造のアートで、電車のゆれによって、ゆらゆらと動く、まさに電車ならではの特性をいたしたアート作品です。
上下対照で、宙に浮くふしぎなこの形は、水面をゆらめくものを表現したものだとか。
13号車はカフェです。画家・古武家賢太郎さんによる絵が飾られています。現美新幹線が走る道である「旧道「三国街道」を中心に上越の風景にある、四季の美しさに想像を膨らませながら描いた作品だとか。
ここでは、菓子研究家・いがらしろみさん監修による十日町すこやかファクトリーで製造したスイーツや、ツバメコーヒーこだわりのコーヒーもいただけます。
13号車は、キッズスペースです。アートユニット・Paramodelさんによる作品です。
プラレールの線路をモチーフにした模様が、壁や床に描かれています。また、壁には、山のような立体がせり出しています。ここでは、実際にプラレールで遊ぶこともできます。