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電車なのにアート? 世界最速の美術館「現美新幹線」で、芸術鑑賞&プラレール遊び!

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2018/01/02
電車なのにアート? 世界最速の美術館「現美新幹線」で、芸術鑑賞&プラレール遊び!
上越新幹線の越後湯沢と新潟の区間を走っている現美新幹線は、最高速度210kmの世界一速く走る美術館と呼ばれています。「アート」というユニークなコンセプトのもとに作られた、現美新幹線を紹介していきます。
・掲載時点の情報です。最新情報については各施設のHPをご確認ください。
・紹介している施設等について、アフィリエイトプログラムを利用した広告リンクを設置している場合があります。

越後湯沢駅

越後湯沢駅から、現美新幹線に乗ります。車体は秋田新幹線で使っていたE3系新幹線で、6両編成です。約5億円かけて改造しています。

外観は写真家・蜷川美花さんのよる花火の写真です。カラフルで、インパクトのある車両です。ホームで見ていると、次々と色が移り変わっていき、壮観です。

浦佐駅

新潟方面に向かう、先頭の16号車から紹介します。

風刺画家・ブライアン アルフレッドさんによる、映像の世界が楽しめる車両です。まるで窓のように、モニターが並び、新潟の雪景色や花火などを映します。

実際の車窓とともに、季節の移ろいの車窓を見させられているかのような感覚に陥ります。

長岡駅

15号車は、立体アーティスト・荒神明香さんの作品。造花を解体した花びらによって作られた立体構造のアートで、電車のゆれによって、ゆらゆらと動く、まさに電車ならではの特性をいたしたアート作品です。

上下対照で、宙に浮くふしぎなこの形は、水面をゆらめくものを表現したものだとか。

長岡駅

14号車は、写真家・石川直樹さんの新潟を撮った、大小の写真が、まるで音符のような独特の配置で飾られています。電車という流れる空間の中で、写真という止まった景色を眺めるのも、また一興です。

燕三条駅

13号車はカフェです。画家・古武家賢太郎さんによる絵が飾られています。現美新幹線が走る道である「旧道「三国街道」を中心に上越の風景にある、四季の美しさに想像を膨らませながら描いた作品だとか。

ここでは、菓子研究家・いがらしろみさん監修による十日町すこやかファクトリーで製造したスイーツや、ツバメコーヒーこだわりのコーヒーもいただけます。

燕三条駅

13号車は、キッズスペースです。アートユニット・Paramodelさんによる作品です。

プラレールの線路をモチーフにした模様が、壁や床に描かれています。また、壁には、山のような立体がせり出しています。ここでは、実際にプラレールで遊ぶこともできます。

新潟駅新潟駅新潟駅

12号車は、アーティスト・小牟田悠介さんによる、三角の鏡面ステンレスの世界が広がります。また、すべてが映るこうむわけではなく、部分部分で映り込まない場所もあります。車窓の景色を写し、やがてトンネルによる闇がおとずれます。

新潟駅新潟駅

11号車は指定席です。その他は12号車から16号車は自由席のため、通常の新幹線にのる料金のみで自由に動き回ることができます。

この椅子もアート作品で、松本尚光さんによるものです。祝祭、稲穂などをイメージした黄色を使い、森羅万象を表現したパターンには模様にはさまざまな動物が描かれています。

新潟に来る機会があったら、ぜひ体験してみてください。

※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。