ロープウェイ街から徒歩2分ほどで、秋山兄弟生誕地に着きます。
アクセス◎
ボランティアガイドの方が、展示物を丁寧に説明してくださいます。
【観覧時間】
10:00~17:00(入館は16:30)
【入場料】
大人300円
【HP】http://www.akiyama-kyodai.gr.jp/
秋山好古 陸軍大将。
日本騎兵の父。
秋山真之 海軍中将のお兄さん。
1859~1930。享年71歳。
日露戦争で騎兵隊を率いて、世界最強ロシアのコサック部隊を撤退させ、勝利に貢献。
坂の上の雲を読むと(筆者読んでいる途中ですが…)、
めっちゃ豪放大胆で、実は常に戦略家な漢!
退役後は私立北予中学校(現:愛媛県立松山北高校)校長に就任。
ボランティアガイドの方によると、好古殿は教育者だったと。
NHKのドラマでは、阿部 寛さんが演じられています。
秋山真之(さねゆき)海軍中将。
イケメンすぎて俳優さんみたい!!
1868~1918。享年49歳。
日露戦争の連合艦隊作戦参謀。
日本海海戦でロシアのバルチック艦隊への勝利に貢献。
のちに、両国で多数の犠牲者が出てしまったことに苦しむ。
病没していなければ、大将になっていた人物。
趣味は海軍の戦略で、海軍作戦を生涯の大道楽としていた。
坂の上の雲を読むと、(筆者読んでいる途中ですが…)
理知的で殺気をコントロールできる仕事命な漢!
NHKのドラマでは、本木 雅広さんが演じられています。
まず、入ってすぐに、秋山兄弟の人生ダイジェストを10分ほど、TV鑑賞します。
「坂の上の雲」全8巻のうち、2巻目で挫折し、
2009年~2011年のNHKスペシャルドラマの記憶が薄れ気味な筆者でも、このVTRを見れば大丈夫(^^)
登場する写真が、全てハンサム☆
当時の秋山家が、忠実に復元されています。
古き良き日本家屋で、なんだか懐かしい気分になります。
VTRに出てくるのですが、秋山兄弟の銅像は、お互い視線を合わせるように配置されています。
真之氏のVTRで印象的な言葉だったのが、
「これからの戦争は飛行機と潜水艦の時代になる。
アメリカと事を構えると日本は苦境に追い込まれる」です。
アメリカに駐在した真之氏は、冷静に時代を読めていたのでしょう。
戦争で筆者が最も印象的なVTRが、NHKドキュメントで学徒出陣学生の遺書を取り上げていくもの。
学生時代に、同年代だったんだなということで見たドキュメント。
「日本は負ける。それでも私は、おかあさん、おとうと、故郷、そして未来の日本人のために死ぬ」と遺して旅立っていった学生さんが、とても印象的でした(T_T)
お部屋の縁側に沿って、秋山好古氏、真之氏の年表、写真、史料が展示されています。
真之氏が、友人の正岡子規氏に宛てた年賀状もありました!
兄 秋山好古大将像と母とわたし。
こちらの大将像は、2代目です。
初代大将像は、太平洋戦争の戦局悪化のとき、金属供出で出征。
松山市民の方々は、大将像に行ってほしくないと、ピカピカに磨き上げて送り出したそうです。
弟 秋山真之中将像と母とわたし。
なんとこちらの銅像、隠れパワースポットでした!
合格祈願で学生の方がよく来るそうで、みんな触って、手だけ色が明るいです。
秋山真之中将は、明治23年(1890年)に海軍兵学校を首席で卒業した超エリート☆
海軍大学校の教官もされていて、常にロシアと戦う演習を論じていました。
その生徒達がやがて部下となり、連合艦隊は、日露戦争の海戦に勝利するのです。
連合艦隊解散式における訓示(複製)も展示されています。
東郷平八郎 連合艦隊司令長官が訓示をしていますが、文面の起草は秋山真之氏です。
締めの言葉は、「勝って兜(かぶと)の緒をしめよ」
意味:成功しても気をゆるめず、さらに心を引き締めよ。
東郷平八郎氏とともに乗船していたのが、第一艦隊旗艦 三笠です。
写真は、宿泊したホテル椿館本館の大浴場前ロビーに飾ってある戦艦三笠。
偉人イケメン好きな方は、もう体験済みでしょうか?
「東郷平八郎 イケメン」でぜひ検索を☆
英国留学時代の若かりし東郷平八郎氏のイケメンぶりには、びっくりですよ~!!
通常は見学ルートにないのですが、お部屋にあがって写真撮影させていただきました!
大将の家に、おじゃまします!!
日本家屋をバックに縁側の展示を見ていると、ここは大将の家なんだな~と、懐の深いかんじでほっとします。
骨の髄まで日本を守った男達の家です。
仕事や学業で緊張感がハンパない方々に、おすすめです☆
達筆ですね!!
秋山好古 陸軍大将 書「一以貫之」
いちをもって これをつらぬく。
意味:一貫して変わらずに道をすすむ。
好古氏は、「男子は生涯に一つのことを成せば足る」と言っていたそうです。
秋山好古陸軍大将 書
「人事有憂楽 山光無古今」
じんじ ゆうらくあり さんこうに ここんなし
意味:人事(人の世)には憂いや楽しいことがあるが、山光(自然)は古今をつうじて変わらない。
豪傑な書ですね!!
秋山真之中将 書「熟慮断行」
意味は、みなさまもご存じのとおり、
十分に考えた上で、思い切って実行することです。
今も昔も、戦略がなければ、何事も勝てませんね!!
坂の上の雲ミュージアムも近くにあります。
松山城ロープウェイ街の終点にある電停大街道から徒歩2分です。
安藤 忠雄氏が設計したミュージアムで、スタイリッシュです!
司馬遼太郎先生の「坂の上の雲」の世界や明治の時代背景が展示されています。
期間限定で秋山 真之中将の特別展示がされていました。
艦長時代に戦艦をバックに、愛嬌のある笑顔で、戦艦がかわいくて仕方ないというかんじで映っている写真が、とても印象的でした☆
【営業時間】
9:00~18:30(入館は18:00まで)
【観覧料】
一般400円
【HP】http://www.sakanouenokumomuseum.jp/