西郷隆盛といえば明治維新の立役者として有名ですね。日本でも出身地の鹿児島と東京2つの地域に銅像がたっていますね。そんな西郷さんが、2018年度の大河ドラマ「西郷どん」で描かれます。主演は鈴木亮平氏です。西郷隆盛ファンの私としては非常に楽しみにしているところです。
西郷隆盛が出仕したのが島津氏の居城である鶴丸城です。77万石の大名の城としては珍しく天守などの高層建築や高石垣などは築かれず簡素なつくりだったといわれています。西郷隆盛はこのお城で島津斉彬公の懐刀的存在として活躍しました。現在は城跡として公園になっています。
鶴丸城の濠には蓮が浮いており美しかったです。城跡内には黎明館があり、鹿児島の多彩な歴史、考古、民俗、美術、工芸等の資料が展示されています。また企画展なども行われています。他にも西郷隆盛とかかわりの深かった天璋院篤姫の銅像もあります。
そして鶴丸城跡の裏手には城山がそびえ立っているのですが、その城山へ向かう途中に西郷隆盛が自決したといわれている西郷洞窟があります。切腹する直前西郷隆盛はここで最後の5日間を過ごしました。西郷さんの最後を感じることのできる貴重なスポットです。
さらに西郷隆盛をはじめとした維新志士たちの活躍が展示されているのがここ維新ふるさと館です。様々なパネル展示や 最新技術を駆使した演出で幕末の薩摩と明治維新の全てが一目で分かる歴史観光施設です。
この維新ふるさと館の周辺はウォーキングコースとなっており、西郷隆盛や大久保利通の出生の地などがあります。川に沿って歩くと幕末の歴史を学びながら心地よいウォーキングを楽しむことができます。
西郷隆盛と言えば親友且つ最後は最大の敵となる大久保利通ですね。もちろん銅像もたっています。他に日本の政権の礎となった樺山資紀 や黒田清隆の銅像も鹿児島市内にはたっています。鹿児島では今でも西郷派と大久保派に分かれておりますが、県民と近い存在だった在野の西郷さんの方が圧倒的な人気です。さすが鹿児島の英雄ですね。