1949年に創業した、難波千日前にある「千とせ」は、代々親から子へと暖簾が引き継がれるている老暖のお店。現在は三代目の森井一光氏が本店の店主です。
千とせ 本店
TEL:06-6633-6861
住所:大阪府大阪市中央区難波千日前8-1
営業時間:10:30~14:30(売切れ御免)
さて、このお店、もともと肉うどんが名物のうどん店でしたが、現在の名物は「肉吸」というメニュー。ちょっとした誕生秘話があります。
吉本新喜劇の俳優・花紀京さんが出番の空き時間にちとせを訪れたときのこと。二日酔いで軽く食事をしたかったために「肉うどん、うどん抜きで」と注文。それに先代の店主が応えたことから始まったもの。
ようするに、「肉吸い」とは肉うどんに、うごんが入っていないもの。厳密には、うどんのかわりに半熟玉子を加えたものらしいです。
セットで頼みたいのは小ごはんに生卵を落とした玉子かけごはん、通称「小玉」です。 オリジナルの“玉子かけごはん専用醤油”をかけていただきます。
かつおとうるめのブレンドベースの出汁に、脂身たっぷり甘い牛肉と、半熟卵、刻みネギ。 50円増しで「豆腐入り」も頼めます。この肉吸いは、おかずと汁物が合体したイメージ、小玉を組み合わせることで、バランスの良い食事になります。この組み合わせ、病みつきになります。メニューには肉うどんもありますが、ほとんどの人が肉吸いを頼んでいました。
肉吸い 650円
肉吸い(豆腐入り)700円
肉うどん 650円
小玉(玉子かけご飯) 210円
大玉(玉子かけご飯) 240円
「千とせ 本店」はかなりの人気店、しかも営業時間が短い。近くにあるなんばグランド花月の中には、なんと「ちとせ べっかん」があります。