博多一ともいわれる人気の屋台が、こちら「かじしか」です。女性の大将が2010年10月10日に、二十歳のときに作ったお店で、店名は家族の名前から一文字ずつとってつなげたものだとか。
所在地:福岡市博多区中洲中島町1番地
営業時間:午後7時~午前2時
TEL:090-1877-3773(電話予約可)
かじしかのメニューはこんな感じ。家族会議で決めた、他では食べられないような厳選した内容です。接客も丁寧で、お客さんとも仲良くなれる素敵なお店です。予約したほうが確実ですが、タイミングが良ければ、ちょうど席が空いた瞬間に入ることも可能です。
こちらが人気ベストスリーの串。1位 博多のネギ350円、2位 レタス明太チーズ320円、3位 ぶどう200円。どちらも美味、特にぶどうは初めて食べる味わいでした。
地物のつがに400円。生きているのを釜でゆでていただきます。主に、甲羅の中のミソや内子を食べますが、思わず夢中になってしまいます。
こちらも人気メニューの和牛ゲタ350円。甘長とうがらし200円といちじく250円はベーコンがまいてあり、野菜や果物と肉のコラボです。ぶどうに引き続き、フルーツとの組み合わせは斬新です。
博多の〆といえばこちら、ラーメン600円。博多に来たらはずせない、博多とんこつラーメンは、屋台の名物ですね。
さて、そんな素晴らしい屋台文化を継承する「かじしか」が、「福岡市屋台基本条例」にもとづいた福岡市の公募に落選し、2017年3月末で廃業を余儀なくされてしまいます。
博多に屋台あれど、これほどの名店はほんの一握り。県外からも足しげく通う人々がいる人気店で、観光資源ともいえる屋台の名店がなくなることは、福岡市にとっても大きなマイナス。屋台文化そのものの継承が危ぶまれます。現在、各方面から公道で営業できるように尽力中だそうですが、なんとか存続できることを切に祈ります。
続報
2017年4月25日から店舗で新たに営業を始めたようです。
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400106/40045563/