キツネ好きにはたまらないもふもふ天国「蔵王キツネ村」。
宮城県白石市にある蔵王キツネ村は、駅からのアクセスが悪く交通費も高い…それもそのはず、キツネ村はかなり山の上に位置しているのです…。
最寄りの白石蔵王駅からタクシーでは片道約3800円。
白石市民バスでは片道200円ですが、
白石駅7:58発→キツネ村8:55着
キツネ村14:25発→白石駅15:25着
…とまさかの1日2本。
新幹線の時間から考えるとかなり無謀ですよね。
そこで、おすすめなのが白石と縁のある温泉宿「白石温泉 薬師の湯」。
「きつね村送迎プラン」では、1泊2食付き9,500円~(大人2名以上/一室)で仙台駅・白石蔵王駅・白石駅から往復で無料送迎してもらえます。
そして嬉しいのが、おひとり様歓迎ということ!
今回は、大人1名/10,185円で泊まりました。
駅や白石温泉からの送迎は、時間指定ですが新幹線からの乗り継ぎもよく、かなり便利です!
【今回利用した無料送迎】
行き)白石蔵王駅 10:45発 ⇒ キツネ村 11:10着
キツネ村 14:00発 ⇒ 薬師の湯 14:30着
帰り)薬師の湯 10:30発 ⇒ 仙台駅東口 12:00着
東京(8:56)~白石蔵王(10:45) やまびこ129号に乗り(9,310円)、約2時間、白石蔵王駅に到着!
送迎バスは白石蔵王駅10:45発でしたが、新幹線が10分ほど遅れたものの、予約のお客様全員揃ってからの出発ということで待ってもらえました。
かなりの山道を登ること、約30分。
蔵王キツネ村に到着!
着いた瞬間に、ぷ~んと牧場独特の臭いが漂い、嫌な予感がしていたら「この臭いは下の養豚場のものです。」という看板を発見。
「…なるほど。なかなか癖の強そうなキツネ村だな」っていうのが第一印象でした。(なぜかゴリラ。
若干、良い意味でくせの強い飼育員さんの案内を聞き、いざ中へ!
いた~~!!
第一きつねさんを発見!
小屋の中でお座りしている姿は、まさに犬そのもの。
実家のわんこを思い出しました笑
こんな近くで自撮りだってできちゃいます!
完全に人慣れしていて、近づいても動じることなくぼーっとしている子が多かったです。
ただし、お触りは厳禁!
100%噛みついてくると、飼育員さんにさんざん脅されました笑
飼育員さんのトーク力が非常に高い。
印象に残ったのは、「物を落としてキツネにとられると、埋められます。二度と戻ってきません。スタッフも見つけられません」の一言。
また、袋などガサガサ音のするもの・食べ物はバックに入れることなど注意点がありました。
3月前半に遊びにいったのですが、観光客はちらほら程度。
人より、キツネのが多かったです笑
園内は広く、キツネたちが自由に各々過ごしています。
周りは山に囲まれ、野生に近いかたちでキツネを見ることができるので、とても良かったです。
しかし、みんな寝むそう…。
珍しい黒キツネや白キツネもいました!
黒キツネは、ギンギツネ。
白キツネは、茶プラキツネという種類。
よくみると、お顔もだいぶ違うんですね。
黒い子はタヌキ顔で、白い子はオオカミぽかったです。
そのほかにも、十字ギツネ・プラチナキツネ・ホンドギツネなどのんびる過ごしています。
どっからか犬っぽい声がするな~と思ったら、取っ組み合い真っ最中。
本人たちは、真面目にバトっているはずなんですが…じゃれ合っているようにしか見えない…。
キツネは、約5オクターブの音域で様々な鳴き方をするそう。
鳴き方によって、犬だったり猫のようだったり。
こちらは、餌やり場。
餌は、100円で売っています。
見上げてくる姿は、なんともキュート♡!
ひねくれ者の私は、アピールしてくる子より遠目でうらやましそうに眺めている子にあげていました笑)
この子、いかにも「くれ~!!」って吠えてますね笑
冬毛のきつねは、もっふもふ。
特にしっぽは思わず触りたくなるほど…耐える。ひたすら悶絶しながら耐えました。
「キツネグッズもたくさん販売してるから買ってね~!!」
キツネ村では、キツネの抱っこ体験もできます。(有料:400円)
ほとんど茶色い子だったのですが、なんと黒キツネさんを抱っこできました!
おとなしく抱っこされている子もいましたが、なかには気の進まない子もいらっしゃるようで飼育員さんからやさーしく説得されていました。
感想は、想像通りもっふもふ。ぬくぬく。
かなり寒かったので、いいかんじに暖をとれました笑
時間は、約5分くらい。
飼育員さんが、バシャバシャ写真撮ってくれます。
4月下旬~5月には、仔ギツネの抱っこ体験(400円)もできるそうです。
11時~14時と、滞在時間約3時間と短くかんじますが結構たっぷり堪能できます。
写真撮っていちいち立ち止まる私ですら堪能できたので、十分モフモフ天国できると思います笑
14時お迎えのバスで下山ーいざ白石温泉 薬師の湯へ!
フロントで受け付けを済ませると、きつねのキーホルダーを貰いました!
キツネ好きには嬉しい特典。
お部屋も広く、浴衣・バスタオル・歯ブラシなどアメニティーが充実していて、かなり快適でした。
白石市で有名なのが、「片倉家御廟所」。
薬師の湯から山を登り、25分くらいです。
せっかくだから行こうと思ったのに、迷いに迷い挫折……してたところに通りかかった初対面のおかあさん!
道を聞こうとしたら、親切にも現地まで案内してくださいました。
片倉家御廟所とは、愛宕山(あたごやま)の麓にあり、1680年に、片倉氏三代景長(かげなが)が、土地を選び歴代の墓所とした場所です。
片倉氏は、戦国時代~江戸時代まで伊達氏に仕え、白石城を預けられていた武士の一族です。
奥には、10体の阿弥陀如来坐像が並んでいます。
それぞれ味わいのあるお顔で、なんだかありがたみを感じました。
パワーを感じるスポットなんですが、花粉症の方は注意。
まわり、360℃、杉です。
杉林というか杉森、体はどうにもならないので強い心をもって挑みましょう。
そして、待ってましたの夕ご飯!
びっくりしたのが、丸ごと1個のたけのこ。
甘辛い味噌との合性が抜群でした。
お釜には、炊きたてアサリご飯、お蕎麦やお刺身など幸せな夕食でした~!