エントランスサイドの壁には、通が通うワインバーのような素敵な重厚感が漂うお店のロゴがありました。
そして店内の天井はやや高めで、アンティークのシャンデリアが映えています。
洗練されたラウンジと燻し銀の喫茶店の両方の雰囲気を併せ持つ空間で、バリスタの方がコーヒーを粛々と作っています。
早速出てきたメニューは、まるでワインリストのよう!
「ワインリストのようですね」とお店の方に言うと、A4サイズのリストを見せてくれたのですが、それには年度と農園名がマトリクスになっていて、10,000円〜100,000円のプライスが書いてあります。えっ、高級ワインのような値段ですが・・・
改めて、ワインリストのようなメニューを開くと、コーヒーの銘柄ごとの説明がしっかり書かれたページが続いています。
GINZA SIXオープンに合わせて、世界初披露となった「レゼルヴァ マモ」というハワイにある、グリーンウェル農園の新しい品種の豆が一押しとのことで、そちらをオーダーしてみました。世界初というのは嬉しいものです。レゼルヴァというのはシリーズの名前で、マモ(MAMO)は豆の品種名です。
この「マモ」は、このカフェを運営するミカフェートの川島社長、通称、コーヒーハンターと農園主のトミー・グリーンウェル氏が共同開発をしたものなのだそうです。
そして写真のボトル、高級感を醸し出しているラベルが付いているものですが、シャンパーニュボトルなのです。コーヒーハンターが情熱を注いで開発した豆を収穫以後、継続的にベストな状態に保つ為に、丁寧にシャンパーニュボトルに入れ、セラーで保管したものを好きな時にトップレベルのバリスタに淹れて貰って飲む、という贅沢を味わえるカフェという訳です。
時は変わって夜9時。店内の雰囲気はカフェからバーへと変わっていました。しかも隠れ家的な雰囲気もさらにアップしていい感じです。こんなところにボタルキープしてあって、案内して貰ったら、かなり大人なおもてなしですよね。
なんとこの日は、コーヒーハンターもいらしたので写真を1枚。
またすぐにルワンダのコーヒー農園に指導に行かれるのだそうです。
オススメのコーヒーとして、教えて頂いたのは、「グランクリュ ベジャビスタ」。コロンビアのベジャビスタ農園、2013年産とのでした。
リストでの説明では、チョコレートのような甘いアロマとオレンジの風味が特徴となっています。一口飲むと、甘みと酸味のバランスの良さに感動します。たしかにチョコレートを思わせる香り。オレンジの風味も微かに、いや、割とはっきりと味わえました。
ここでのコーヒーの味の素晴らしさを一言で伝えるとすれば、「今まで自分が飲んで来たコーヒーは一体何だったのか?」と思ってしまう、衝撃の味との対面ができるということ。コーヒー界の超一流に出逢う、こんな手軽な方法があっていいのか?と思ってしまいます。
いつものワインバー通いを一回お休みして、このグランクリュカフェに訪れてみることで、自分のコーヒー人生はガラリと変わるかもしれない、そんなドキドキワクワクした気持ちでこのカフェに行ってみることをオススメします!
GRAND CRU CAFÉ GINZA
TEL :03-6274-6841
住所 :〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
営業時間:11:00~23:30
休店日 :GINZA SIXに準ずる
WEB :https://www.mi-cafeto.com/cafe/