クアラルンプール市内にも伊勢丹は数店舗ありますが、こちらの「Isetan the Japan store」は、伊勢丹と海外需要開拓支援機構（クールジャパン機構が設立し、日本が世界に誇る「メイドインジャパン」「メイドバイジャパン」の商品をメインに取り扱っています。
特に人気なのが、地下のイートイン。デパ地下のイートインと呼んでいいのかどうかというくらい、洗練された店構えです。
クラフトビールや日本酒を飲めるバーのほか、すし、天ぷら、そば、焼き鳥などのお店があります。
他フロアに遅れて開業したレストラン街は、鶏鍋「とり田」（福岡県、とんかつ「和心とんかつ あんず」、すし「すし麻布」、東京スタイルの洋食「ザ・トーキョー・レストラン」、焼き肉「トラジ」の５店舗。
米ニューヨーク発の「すし麻布」は、ミシュラン１つ星。おまかせコースのほかに、にぎり10貫のセット、アラカルトなどがあります。日本人の板前さんが常駐していて、ホンモノのお寿司が味わえます。マレーシアの感覚ではお高めですが、日本のお寿司屋さんと比べたらかなりリーズナブルだと思います。
「すし麻布」で、真ん中のおまかせコースをいただきました。お寿司のほかに、ほたるいかの酢味噌和えなどの小鉢やデザートもつきます。
レストラン街での一番人気は、「和心とんかつ あんず」です。豚肉が御法度のムスリムも多いマレーシアですが、こちらはいつ行ってもチャイニーズであふれています。とんかつのおいしさもさることながら、定食のごはんがおいしいので感激。ＫＬのとんかつやさん、お肉のおいしさにこだわっても、ごはんがおいしいという店は少ないのです。
マレーシアにもおいしいローカルフードがたくさんありますが、やはりたまには日本食が食べたくなりますし、日本風のサービスも恋しくなります。去年クアラルンプール（ＫＬ）にオープンした伊勢丹の新店舗「イセタン・ザ・ジャパン・ストア」には、地下とレストラン街に飲食スペースが充実。日本を感じる空間で、癒やしの美食を楽しみましょう。