鶴岡市街から車を走らせること約30分、琴平荘に到着しました。みるからに宿というたたずまいです。
電話:0235-73-3230
住所:山形県鶴岡市三瀬己381-46 旅館琴平荘
営業:11:00~14:00
通常:10月1日から翌年5月31日まで冬期間のみ営業
定休:木曜(10月~5月までの営業)
宿の裏手はすぐ海、ゴツゴツした岩に波がくだけます。本当にラーメン屋をやっているのでしょうか……。
琴平荘の表玄関です。奥に「中華そば処」ののれんが小さく見えます。中に入ってみましょう。
建物の中は普通の旅館ですが、案内にしたがって先に進むと、のれんが見えて来ました。
ふすまを開けると、そこには旅館の大広間。テーブルにはメニューがおいてあります。中華そば700円と味玉50円を注文しました。価格は良心的です。
出て来たのは、シンプルなしょうゆラーメン。でも、メンマ、麺、チャーシューなど、海苔以外、すべて手作りです。
手間暇かけてつくられたラーメンの中でも、トビウオ(アゴ)でとったスープが特に美味。最後の一滴まで飲み干してしまいます。なんとここでつかうトビウオの焼き干しも手作りだとか。
名物の〆料理に、ぶっかけ漁師めし130円があります。焼き海苔と鰹節、徳島産の糸青海苔がご飯の上にのっており、ラーメンのベースダレやスープをかけていただきます。
はるばるここまで来て、中華そばの極みといったシンプルな王道ラーメンを食べるのも、なかなか乙な体験です。近隣をちょっと散歩して帰るのもおすすめです。夏の期間は旅館となり、ラーメン屋は休業となります。