二條陣屋とは、京都の二条城の城下にある江戸時代後期の豪商の屋敷です。大名の宿として使われていた歴史があり、趣向を凝らした客室や茶室、風呂など見ごたえがあります。客の安全を守る防衛建築も必見です。
見学するには事前に電話予約が必要です。詳しくは、二条陣屋公式サイトを確認してください。開いていれば当日でもokです。
http://nijyojinya.net/
入場料:1000円
見学時間は約50分、最大10名の定員です。
建物の中の撮影はできなないので写真は外観のみです。
大名が泊まる部屋の上階には武者隠しがあり、いつでも武者たちが飛び降りて、主の身を守れるしくみになっています。
二階へ逃げるための隠し階段や、襲われたとき隠れ場所、暗闇を利用した落とし階段など、実によくできたしかけで、まさに忍者屋敷といった佇まいです。
船を模した茶室があったり、風呂は温度調節できるしくみがあったり、音響効果の工夫など、江戸時代の職人の技術を感じるとともに、粋な建築物です。
とても見ごたえのある建物で、当時は浜田城の城主など、小さな国の主などの宿としてつかわれていたようです。この建物現在も住居として使われており、一部を見学可能にしています。
二条陣屋からすぐの場所にある神泉苑は、祇園祭の発祥の地でもある寺院です。もとは平安京の遷都ともにつくられた、天皇のための庭園。池で船を浮かべて、天皇や貴族の宴遊の場であったと考えられています。
源義経が静を見初めたのもこの場所ともいわれており、恋愛成就を願う女性が多く訪れると言います。
敷地内には、料亭があり、庭園をながめながらゆったりと食事を楽しめます。ここでは、名物である『元祖うどんちり』を楽しめます。
『元祖うどんちり』は、かしわ、魚介類、京野菜、山菜、京湯葉などの秘伝の薄味でこくのある「お出し」で煮込んだ、日本一太いうどんの鍋料理です。お昼鍋の身一人前3,672円
うどんは、この太さです。この店の創始者が、煮込んでも煮くしない歯ざわりのよいうどんを作るため、「きりたんぽ」や「すいとん」を基に作り出したのがこの日本一太いうどんだそうです。山椒など薬味をつけていただきます。写真右下は湯葉です。