どうもどうも、無類の猫好きⅮoremiです。
「こないだ四国行ってなかった?」とお思いのみなみなさま。
(ピンとこなかった方はこちら→https://play-life.jp/plans/17994)
ずばり、今回は東北で無謀デートをしてきたので、その全貌をご紹介しよう。
まずは1日目、行ってみよー!
12:30
やっとこさたどり着いた先は、恋し浜駅。
ちなみに、ささやかな駐車場もあるので安心。
東北といえば、東日本大震災が思い浮ぶ人も多いだろう。
2011年3月11日に起きた東日本大震災により、甚大な被害をうけた三陸鉄道だが、多くの支援によって震災から3年後、見事全線復旧した。
ここ、恋し浜駅は三陸鉄道・南リアス線にある、無人駅…まさに秘境駅なのだ。
そんな恋し浜駅が、近年新たな恋愛パワースポットとしてSNSで話題に!
もともとは「小石浜駅」だったのだが、地元のブランドほたて「恋し浜」にちなんで恋し浜駅に改名。
多くの人に親しまれ「愛の磯辺・恋し浜駅」とも呼ばれているそう。
駅周辺にはピンクのポストや、いかにも恋愛成就しそうな鐘があったりと、なんともフォトジェニック!
「幸せの鐘」は、”カップルで鳴らすと永遠に結ばれる”、”一人で鳴らすと素敵な出会いが訪れる”と言われているんだとか。リア充のみならず、みんなほっこりするパワースポットだ。
駅内を少し歩くと、ホタテ絵馬…名付けてホタテロードが続く。
貝殻が反射して、なんとも美しい。絵馬にはカップルだけでなく、子供のキラキラドリームも書かれていた。
恋し浜駅の由来については冒頭で話した通りだが、実はさらにドラマチックな話があるのだ。
小石浜で獲れるホタテが生産存続の危機に陥り、それを危惧した地元民が漁協を説得したうえで「恋し浜ホタテ」と名付け、ブランド化。
その活動が鉄道会社をも動かし、「恋し浜駅」と改名に至ったそうだ。
そこから口コミで広がり、県外からも多くの観光客が訪れるようになったそう。
震災後、三陸鉄道の運行再開を願う人々によって多くの絵馬が滞納された。
そういった、たくさんの思いがつまった駅なのだ。
駅近くにある恋し浜ホタテデッキでは、予約すれば焼きたての恋し浜ホタテも食べられるそう!
恋し浜駅に行ったら忘れてはいけない、恋しポーズ(流行らせたい)。
思い思いのポーズを決めてみよう。
【HP】http://www.sanrikutetsudou.com/?p=632
【恋し浜ホタテデッキ】月曜定休
14:30
現世に飽きたなら、平安時代へタイムスリップしてみよう。
ここ、えさし藤原の郷は「おんな城主直虎」や「陰陽師」など、さまざまな映像で使われている有名ロケ地。
あの世界文化遺産「平泉」のゆかりの地で、古代から中世にかけての東北の歴史文化に触れられる体験型テーマパークである。
一歩足を踏み入れた瞬間、そこには魅惑の平安ワールドが!
まさにドラマの世界が広がっている。
園内はとても広く見どころも多いのだが、我々のような早足さん(またの名をせっかち野郎)にはトリックアート平安の館がおすすめ。
平安のみならず、ユニークなだまし絵が勢ぞろいしてるのじゃ。
「いや、もう何時代だよ~」
ここまで20分。いろんな時代を駆け抜けてきたよ。
君もこれで、時をかける少…以下略。
えさし藤原の郷は、歩くだけでも平安時代の世界観が味わえるのでワクワクがとまらない。
平安貴族衣装の着付け体験もあるので、どっぷり平安ワールドに浸ってみてはいかがだろうか。
【HP】http://www.fujiwaranosato.com/
【営業時間】9:00~17:00
【入館料】 大人800円
16:00
宮沢賢治をこよなく愛するファンが、岩手に集結。
「注文の多い料理店」や「銀河鉄道の夜」など、心をグッとつかまれる作品に、一度は宮沢賢治ワールドに迷い込んでみたいと思った読者も多いのではないだろうか。
そんな思いを抱えて生きてきた諸君、ここ宮沢賢治童話村でその夢が実現するのだ!
「日本のアニメ聖地 88」にも選ばれ
村内は、賢治の学校・賢治の教室・ふくろうの小怪・妖精の小径・山の草園と5つのエリアに分かれ、それぞれ独特の世界が広がっている。
右写真、床には銀河鉄道に登場する星座が散らばっている。あまり詳しくない私でも楽しめたが童話を知っていると、より世界観に溶け込める。どうせなら、とことん読み直したほうがお得かな。
妖精の小怪もすてき。ステンドガラスがキラキラ光り輝く小道は、期間限定でライトアップされるそう!
ちなみに、(リアル)森のくまさんにも遭遇する可能性があるので注意。
見逃したらもったいない、賢治の学校。
入場料は賢治の教室と共通で大人350円。
中に入ると幻想的な空間が広がる。ここはファンタジックホールと呼ばれるフロアで、いわば物語のプロローグ的な場所。
奥へ進むと、一面ガラス張りの空間が…!まるで万華鏡の中に入ったみたいだ。他にも巨大な昆虫に囲まれたりと、フロアごとにさまざまな物語に出会える。
【HP】http://www.city.hanamaki.iwate.jp/shimin/176/181/p004861.html
【開館時間】8:30~16:30
17:00
ラストは岩手県立美術館へ。
萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武ら、郷土の美術家たちの作品が鑑賞でき、親子で楽しめるワークショップなどのイベントも行われ幅広い年代層に親しまれている美術館だ。
近くには芝生広場もあるので、お散歩にもおすすめ。
お腹がすきすぎたので先へ急ぐことにする。
【HP】http://www.ima.or.jp/
【開館時間】9:30〜18:00(入館は17:30まで)
【入館料】一般 410円
18:00
お腹が限界を語ったとき、我々は天国へと降り立った。
そう、盛岡グルメと言えば「じゃじゃ麺」!
ここ白龍(パイロン)さんでは元祖じゃじゃ麺が食べられるのだ。数多くの芸能人が訪れる人気店でもある。
「そもそも、じゃじゃ麺とは?」…とお思いの読者も多いだろう。
ゆでたての温かいうどんに、きゅうり、ねぎのみじん切りと秘伝の味噌がのり、お好みで添えられた生姜や酢、ラー油、にんにくなどをまぜて食べるB級グルメである。
ずどん、これがじゃじゃ麺だああ!
コシが気になるみなさん、うどんは柔らかめです。…がそれを上回る旨さ。そして450円という破格的な安さ。
まず自家製味噌に感動。見た目は味が濃そうだが、万人受けする辛さでマイルド。意外とあっさりしているので、継ぎ足ししてもらうのがおすすめ(無料)
全体をまぜまぜし、再び実食。んまい。例えるなら、ジャージャー麵のうどん版かな?
味変も存分に楽しめる。にんにくやラー油を入れると、より一層深みが増すのだ。もう手がとまらない…(震え声)
「最後の一口…」というところでお兄さんからお声がけが。なんと、「チータン」(+50円)と呼ばれる〆があるらしい。
ちょっぴり残った具に卵を割り、ゆで汁とともに。
まろやかなスープが体に染みわたる最高の締めくくりだ。
【HP】https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3000037/
【営業時間】
[月~土]9:00~21:00(L.O.20:40)
[日曜]11:30~18:45