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韓国最高峰の生肉! 韓牛のユッケビビンバと、牛の血のスープを味わう!【全羅北道・完州】

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2018/01/17
韓国最高峰の生肉!  韓牛のユッケビビンバと、牛の血のスープを味わう!【全羅北道・完州】

韓国の牛肉の最高峰が「韓牛(ハヌ)」。日本の和牛にあたる最高級の牛肉です。韓牛協同組合が運営する韓牛料理の店「高山味ソ」で、簡牛の生肉を使ったユッケビビンバをいただきました。産地ならではの、鮮度と価格がうれしいかぎりです。

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高山味ソ

全羅北道(チョンラブクト)の中心都市である全州(チョンジュ)市までは空港バスで約3時間。全州市から、完州(ワンジュ)郡の高山(コサン)まではバスやタクシーで移動し、約30分ほどです。

ここには、韓牛協同組合が運営する韓牛料理の店「高山味ソ」があります。周辺には、食堂やコーヒーショップなど、いろいろな店が集まる、道の駅のような場所です。

住所:完州郡高山面南豊路135
営業:9:00~21:00

高山味ソ

韓牛のかたちをした遊具もあり、子どもたちも楽しめるスポット。農産物や、いろいろな漢方などを売る露店もありました。見ているだけでも楽しいです。

高山味ソ

韓牛とは、こんなビジュアルの牛です。朝鮮牛と呼ばれる在来の牛を品種改良したもので、上質の肉には霜降りがあり、高値で取引されます。まさに和牛の韓国版といったところです。

高山味ソ

高山味ソの1階は、お肉屋さん。店頭には、韓牛のいろいろな部位がならびます。赤身の肉が100gで4000ウォン(400円くらい)、霜降りの部位は100gで10000ウォン(1000円くらい)。とても美味しそうですが、検閲にひっかかってしまうため、日本に買って帰れないのが残念。

高山味ソ

でも、ご安心を。ここでは、3000ウォン(300円くらい)支払うと、1階で買った牛肉を、2階で焼肉としてその場で食べることができます。

ソウルでも韓牛を食べることはできますが、この価格で、このクオリティの肉を食べることは、まずできないでしょう。産地だからこその特権です。

高山味ソ

さらに、2階のお店では、丼やスープなどのメニューもあります。

こちらは頼まなくてもでてくるおかず達。どんぐりのムク、カクテキ、切り干し大根、海草などが並びました。

高山味ソ

ここの名物はカルビタンですが、この日はすでに売り切れ。そのかわりに頼んだのが、牛の血の塊がはいったスープ。レバーのような見た目で、豆腐のようなやわらかな食感、クセのないあっさりした味わいです。

高山味ソ

そして今回のメインとなるのが、ユッケビビンバ。ご飯と、具材が別々に出て来ます。自分で混ぜるスタイルです。

菜っ葉の味噌汁は、見た目は日本と同じようですが、やや辛めの味つけ。キムチもついてきます。

高山味ソ

ユッケビビンバのアップ。赤々とした、見るからに新鮮な韓牛のユッケがたっぷりはいって、辛みのきいた味噌タレがかかっています。こちらのお値段は8000ウォン(800円くらい)。驚きのコストパフォーマンスです。

高山味ソ

ご飯と、ユッケビビンバの具材を、しっかりとまぜていただきます。たっぷりと入ったユッケの生肉の食感と、辛みその風味がからまり、口の中に得も言われぬ旨味が広がります。

店名の「高山味ソ」の味ソは、「味」という漢字と韓国語の「微笑み」をかけた造語。まさに、食べた人を笑顔にしてくれる、最高の一杯でした。

野口 武
編集者・ライター。1977年7月1日生まれ。大学時代にバックパッカーとして旅する。出版社に勤務し、ガイドブックなどを制作。現在、編集プロダクションJETならびに出版社まる出版に所属し、児童書を中心に多岐にわたる本を制作する。著書に『タオルの絆』(コープ出版)、『うごかすえほん はたらくくるまとまちをつくろう!』(まる出版)がある。
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※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。