仁川(インチョン)空港から全羅北道(チョンラブクトの中心都市である全州(チョンジュ)市まで約3時間ほど。そこからタクシーや貸し切りバスなどで1時間ほど行った完州(ワンジュ)郡のアントク村にエコ農村体験村があります。ここでは、キムチ漬けを体験できます。
住所:全羅北道完州郡九耳面安徳里
かつては11月くらいに、一度に100個くらいのハクサイを一気にキムチ漬けにしていましたが、今は20個くらいの単位で年数回こまめにつけるケースが多いそう。
その理由は、年間を通してハクサイが手に入るようになったことや、マンションくらしの人も増えて保管スペースの確保がむずかしいなどの問題などがあるようです。
キムチのタレ(キムチジャン)を作ります。のり(もちごめ、水)、魚醤、アミエビ、ニンニク、ショウガとタマネギのみじん切りを混ぜます。さらに、唐辛子、セリ、タカナ、ゴマ、ダイコン、ニンジンなどの野菜を加えます。
ハクサイの葉の表裏に、丁寧にキムチのタレをぬっていきます。一枚一枚しっかりぬっていくのは、かなりの重労働です。昔は、手袋なしでやっていて、手がヒリヒリ痛んだり、においがとれなかったりしたそうです。
キムチのタレをぬったハクサイを、ひとまとまりにして、昔ながらの製法で、壺にひとつずつ丁寧におさめていきます。これを裏庭や土の中などにおきます。マンションくらしの場合などは、キムチ専用の冷蔵庫をつかって保存することが多いそうです。