青森県、青森から西の方角に、鯵ヶ沢という名前の町があります。
わたしは港町に行きたくてふいにこの街を選んだつもりが、青森県の人気者秋田犬わさおの町だということを、到着してから知ったのです。
辺り一面大雪!銀世界に思わず息を呑みます。
鯵ヶ沢はとても自然に囲まれた街で、橋の下には白鳥が、道中には雪猫にも出会うことができました!
白鳥の鳴き声響く中手を振り声をかけながら進んで行きます スイスのレマン湖の白鳥を思い出します
寒い道中を動物たちに見送られ一休みにと駆け込んだのは、
道の駅 ならぬ 海の駅わんどさんです。
青森のりんごはここで大量購入がオススメ!
いろんな種類のりんごがたくさん!
関東では絶対に手に入らない新種のしずかというりんごはとても甘かったです!
私が手にしている赤いリンゴはサンふじです。
甘さと酸味のバランスがちょうどいい。
青森県のりんごは、寒空の下で食べるのが一番私は美味しいと思いますので、ぜひ、皆さま丸かじりで!
海の方を眺めると、軽トラックの上に、わさおのパネルが出現!この時は、志村動物園で何度か見たなあ、、ふわふわしてて可愛いな!と、、
それくらいの印象で、ストーリーなどはわからなかったのですが、この後に、ありがたい事にいろんな方からわさおのストーリーを聞いたりして、その、わさおの物語に私は胸を打たれました。
ぶさかわ犬として全国で一躍人気者になった、わさお。
本名 レオ
最初は、手のつけられない凶暴な野良犬として地元で有名だったけれど、そんなわさおを唯一手なづけて引き取ったのが地元のイカ焼き屋さんの菊谷さんでした。
しかし、菊谷さんの体調が悪く、自分の体とわさおを心配した菊谷さんは、わさおに家族を見つけてあげることに。
お眼鏡に叶ったのは真っ白で可愛い瞳の椿ちゃん。
わさおと同じ秋田犬でした。
その後も ちょめ というわさおそっくりな秋田犬もわさおの子供として家族の一員に!
家族三人幸せに暮らしていました。
しかし、菊谷さんは入退院を繰り返します。
その様子を見て、一時はわさおの体重が激変し、毛が抜けおち、ガリガリに痩せ細った姿になってしまったこともありました。
また退院した菊谷さんを見つけると、みるみる元気になり尻尾を振り喜ぶわさお。
菊谷さんが大好きなわさお。
体調があまり良くない菊谷さんは、わさおの健康を考えて、軽トラックに乗り、わさお!わさお頑張れ!と声をかけ、お散歩を斡旋することもありました。
そんなある日、
昨年の2017年11月30日に、飼い主の菊谷節子さんは天国に旅立ちます。
菊谷節子さんは、わさおのことを我が子のように可愛がり、愛し、最後までわさおのことを考えわさおに訴えかけ、遺言を残し、この世を去りました。
菊谷節子さんの遺言(一部)
わさお、こらコッチ向け。
分かる?ばあちゃんだよ!
わさお、みんなのリード取ってやるんだよ。(家族)
ばあちゃんの言葉分かるな?ちゃんとコッチ向くんだよ。
お客さんにもほら、ちゃんと(サービス)やるんだよ。
いっつもやってるようにな。
ばあちゃんやってるように、やりなさいよ。
ふてくされないようにな。
涙が溢れました。
菊谷さんの想いがひしひしと伝わってきます
胸が熱くなり、それと同時にわさおの寂しさ、ご家族の悲しさ、伝わってきます。
私があの時、雪道の中で偶然にも道端で椿ちゃんに会ったこと!!
あれは偶然ではなかったと思っています。
わさおだー!!(≧∇≦)
思ってたよりはるかに大きいなあ〜
毛がふさふさしてるなあ
可愛い!ぶさかわ?ww可愛いよわさおー!!
わさおは今でも、菊谷さんの帰りを待っているようでした。
ちらっとご挨拶をしてそのまま東京に帰る予定が、、
なんと外にでてきてくれたのです!
ありがとうねえ!わさお!
そのお姿は立派でした。正面のお姿もばっちりいただき!
外に出てきたと同時になんと志村動物園の撮影隊の皆様に遭遇!
いつまでもわさおは人気者!
いつまでもわさおは菊谷さんのことを愛しています
そしてしっかりと菊谷さんの思いを紡ぎ、遺言を守り、椿やちょめ、家族のことも大切にしていたわさお
わさおと菊谷さんの絆は永遠です
鯵ヶ沢に行った際は是非わさおに会って、この物語を思い出してください。
わさお、本当にありがとう!
★食べログ 菊谷さんのお店 菊谷商店
https://www.google.co.jp/amp/s/s.tabelog.com/aomori/A0205/A020503/2004969/top_amp/
※このあたりの名物ヒラメ漬け丼の美味しいお話はまた別記事に掲載します