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【大阪日帰り】お得切符でコスパ抜群!秘境「大台ケ原」で幻想的な世界を堪能しよう!

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2018/06/18
【大阪日帰り】お得切符でコスパ抜群!秘境「大台ケ原」で幻想的な世界を堪能しよう!
吉野熊野国立公園大台ケ原をご存知ですか? 奈良県と三重県の境目付近にあり、世界有数の降水量から貴重な原生林から誕生し、山全体が特別天然記念物に指定された場所です。 またその貴重さから日本百名山や、日本百景、日本の秘境100選にも選ばれたことで知られています。 あまり知られていませんが、実は大阪や京都からも日帰りで行くことができるんです。 今回は大阪から大台ケ原まで公共交通機関を利用した、お得な切符もご紹介します♩
・掲載時点の情報です。最新情報については各施設のHPをご確認ください。
・紹介している施設等について、アフィリエイトプログラムを利用した広告リンクを設置している場合があります。
6:30 天王寺駅へ到着
天王寺駅

本日の始まりはここ天王寺!
今回の旅は朝が早い...。なんせ大台ケ原はここから片道3時間半かかるので寝坊は厳禁!
まずは天王寺から徒歩5ほどの阿部野橋駅へ向かいましょう。

天王寺駅
場所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1−48
6:35 5分ほどで阿部野橋駅へ到着
大阪阿部野橋駅

徒歩5分ほどで阿部野橋駅へ到着!
近鉄線はほとんど使わないので辿り着けるか心配でしたが、
天王寺駅の所々に案内図もあり、迷わず向かうことができました^^
改札横の「近鉄特急券売り場」でお得切符を購入します。

7:12発の吉野(奈良)行きへ乗車
大阪阿部野橋駅大阪阿部野橋駅大阪阿部野橋駅

窓口で「大台ケ原のお得切符をお願いします」と伝えればOK。
ここ阿部野橋駅から最寄駅の大和上市駅までの往復、大和上市駅から大台ケ原へのバス往復がセットになって5,940円のところ4,980円で購入することができます!
ちなみに記念品引換券ももらえちゃいます。(ワクワク
あと、お弁当がない方は阿部野橋駅までのお店で購入しておきましょう。
水分や甘いものも忘れずに。
大和上市駅にはお店がないのと、大台ケ原にもあることはあるのですが、種類が少ないのと数に限りがあるので安全を考慮して事前に購入しておくべし!
7:12発 吉野(奈良)行の急行へ乗り込みましょう!

大阪阿部野橋駅
場所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1−43
8:50 大和上市駅へ到着
大和上市駅大和上市駅大和上市駅大和上市駅大和上市駅

1時間38分で到着しました〜!
いやぁ朝早かったので爆睡でした。笑
急行だと乗り換えもないので楽々です。
ここから9:00発のバスに乗り込みます。
焦らなくとも大丈夫。バス停は駅を出た正面です。
ここからまた2時間ほどバスに揺られるので必ずお手洗いは済ませておいてくださいね。
乗車の際はお得切符を運転手さんに見せればOK。

ホテル杉の湯ホテル杉の湯ホテル杉の湯ホテル杉の湯

平日この日の乗車人数は8名ほど。
土日は満員になることもあるのだとか。すごい人気です。
ここから約2時間ほどの道のりです。
道中、ダムや著名人、温泉などの名所をバスの音声が案内してくれるので、
眠気が覚めている方は是非聞いてみてください^^

ホテル杉の湯
場所:奈良県吉野郡川上村迫695
営業時間:チェックイン15:00 チェックアウト翌11:00 日曜営業
大台ケ原(日出ヶ岳)

さて、私は爆睡していたのですが、目がさめると随分高いところまで登ってました。
これは帰りのバス乗り遅れたら大変なことになるぞ...。笑

10:55 大台ケ原へ到着
大台ケ原ビジターセンター大台ケ原ビジターセンター大台ケ原ビジターセンター大台ケ原ビジターセンター大台ケ原ビジターセンター

ついに大台ケ原へ到着です。
広い駐車場には一般車もたくさん止まっていました!
まずはビジターセンターへ。
ここは大台ケ原の自然や歴史について学べるだけでなく、
その日の天候や日出、日入、月出、月入を知ることができます。
また、木製のトレッキングポールも貸し出し可能です。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

ここで100円で詳細な地図もゲット!
阿部野橋駅でもフリーマップはいただけるのですが、ルートが大まかなため、帰りのバスに乗り遅れないためにも詳細な地図をゲットしておきましょう。笑
さて、トイレを済ませたら出発です!

11:00 トレッキングスタート!
大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

大台ケ原は大きく2つのゾーンに分かれ、
入山許可が必要な西大台区と届け出が不要な東大台区があります。
今回は届け出不要の東大台区へ。
コースは2種類あり、一般向(3時間25分)、健脚向(3時間35分)があり、途中までは同じルートです。
では、気合を入れて約3時間半のトレッキングスタートです!

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

道は草むらから始まり、段差が続く場所や沢の水が流れる場所など、地面から木の根が出てきたところもあり足元注意です。
道中には鳥や森について書かれた看板もあり大台ケ原について学ぶこともできます。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

木々の間に無数に咲いている白いゴヨウツツジが新緑の中で映えます。
静かな空気の中、鳥のさえずりが聞こえるこの空間は大阪では味わえない贅沢な時間♡
ここからはおひとりで訪れていたご婦人と一緒に登りました^^

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

黙々と進んで行くと、1つ目の見所である日出ヶ岳山頂展望台が見えてきました。
山1つ分の階段が続くので気合を入れて登りましょう!

11:40 ランチタイム
大台ケ原(日出ヶ岳)

到着〜!ここまで約40分ほど。
天候が変化しやすい場所のため、展望台には避雷針が設置されており、
1F部分は屋根がついており、雨をしのげるようになっていました。
丁度お昼時なのでここでランチタイム!

ついでに服装は気温の変化に対応しやすいよう、着脱しやすい服装で。
肌は出さないようにしましょう。
また大台ケ原は雨も降りやすいので雨具は必須です。
帽子や上着は通気性がよく水を弾く素材がおすすめです^^

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

おにぎり片手にお話ししながら周囲を見渡します。
天気の良い日は富士山や生駒山も見えるのだとか。
今日は曇りなので残念!
ただトレッキングする天候は曇りが1番かなぁ。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

腹ごしらえも終えて出発〜!
登ってきた階段を降りて、分岐になっていた道を逆方向へ向かいます。
ここからは木道が続き比較的歩きやすい道になりました。
なるほど。看板によると熊なんかも出るらしい。遭遇したらどうしよう。笑
鈴をつけてる人が多いことに納得。次からはつけたほうが良いかも。
カモシカなんて会えたら拝んじゃう。

12:00 正木峠
大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

この辺りから枯れた木々や根元が禿げた木々が目立ってきます。
さらに奥へ向かいましょう。

12:10 正木ヶ原
大台ケ原(日出ヶ岳)

大台ケ原の名が知られるきっかけとなった景色がこちら。
広大な敷地に広がる倒れて枯れ果てた木々たち。
これは1959年に起こった伊勢湾台風の影響により、木々がなぎ倒されたことが発端と考えられています。
年間降水量が3,500mmを超える湿地帯である大台ケ原。
以前は苔であふれた場所でしたが、木々が倒れたことで乾き笹が生えてしまい、それを鹿が食べてしまったために起こったと考えられています。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

どこを見渡してもこの場所だけ何もありません。奥の山は青々とした木々が茂っています。
ここにあるのは枯れ果て、白くなった木々の白骨だけです。
幻想的でもあり、自然や動物との共存について考えさせられる光景です。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

看板にはかつてこの場所が森だったことを知ることができる写真も掲載されていました。
かつての大台ケ原は屋久島にとても似ています。
修復するには数百年必要なのだそう。
これ以上の被害を防ぐため、これからの再生のため、
両方の意味を込め鹿に食べられないよう、根元に網が巻かれたものや格子に囲まれた木々を所々で確認することができました。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

ここからはまた茂みのような道に戻るのですが、何やら広場のような場所にたくさんの動物の足跡を発見しました。
今は水がありませんが、ここは動物たちの水飲み場や泥浴び場のようです。
様々な足跡があり、中には熊もあります。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

今度は先ほどの正木ヶ原を遠くから眺める場所へ到着しました。
ここにも立て看板があり、1枚の写真が掲載されています。
目の前には写真と同じ木がたち、ここから写真を撮影したのだとわかります。
写真は1969年に撮影したもの。
そこには同じ景色を見ているとは到底思えないほど、変わり果てた姿が広がっていました。

13:00 牛石ヶ原
大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

牛石ヶ原へやってきました。
ここには肩にヤタガラスを乗せた神武天皇像があります。
ここからしばらく木道が続きます。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

ここからは真っ白なゴヨウツツジに加えて、ピンクのアケボノツツジが所々に見え始めました。
季節によって見える草花は異なり、シャクナゲなどは散ってしまっていました。
GW頃は綺麗だっただろうなぁ。

大台ケ原(日出ヶ岳)

さて分岐を大蛇ぐら方面へ進みます。
どんどん道は険しくゴツゴツとした岩の道が続きます。
道中にはこんな場所も。
ロープや安全策がないのでかなり危険ですが、正面の山がまるで目の前にあるかのように広がり、
真下に広がる谷にはアケボノツツジがピンクの花を美しく咲かせていました。

13:20 大蛇ぐら
大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

ここが人気の大蛇ぐらです。
人が何度も行き来したことにより、滑りやすくなっているので注意してください。
高いところが苦手な方や足腰の悪い人は正直おすすめしません。
風も強く吹き、かなり危険です。
ですが、ここにしかない絶景を独り占めすることができます。笑

13:30 2つのルートの分岐点
大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

さて、ここで一般向コースの人は1度引き返し、健脚向コースの人は分岐を来た方向と逆へ進むことになります。
帰りのバスまであと2時間あるということで残り85分の健脚向コースを選び、ここでご婦人と一旦別れました。
かなり辛い道が続くということで、ビジターセンターの職員さんからも注意喚起をいただいていました。
GWは美しく咲いていたであろうシャクナゲの群生地を進みます。
ここからはひたすら石の道を下ります。大小様々な石がゴロゴロと転がっているので足をひねらないよう注意しながら進みます。

13:45
大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

水の流れる音が聞こえてきたらもうすぐそこです。
突然視界が広がり透き通る川を発見!
一般向けコースよりも鳥のさえずりが近くではっきりと聞こえます。
爽健◯茶のCMにでも出てきそうやな...。

13:50 シオカラ谷吊橋
大台ケ原(日出ヶ岳)

そしてこちらが最後の見所である、シオカラ谷吊橋です。
細い吊橋は1人が通過するのがやっと。かなり揺れます。笑

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

この景色は健脚コースを選択した者のみが見ることができるとあって、周囲には自分以外に誰も居ません。
ただ静かに川のせせらぎと鳥のさえずり、葉が擦れる音だけが聞こえ気持ち良い♡

14:00 帰り道
大台ケ原(日出ヶ岳)

そしてここからが本当の地獄道だった...。
下まで降ったということは来た道と同じ分登らなければなりません。
1,400mまで降りたので駐車場のある1,600mまで約200m登ります。
まずは吊橋から急勾配の石段が続き、その先も少しだけ緩い石段が続きます。
こちらのコースはトレッキングポールを強くおすすめします。
おりゃー!!!と無心で登ったのですが、駐車場についた頃には足が笑ってました。笑

14:20 上北山村物産店
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あっという間に駐車場へ戻って来ました。
まずはトイレへ。汗もかなり描くのでタオルはもちろん、汗拭きシートや着替えを持参することをおすすめします。
その後、駐車場にある上北山村物産店へ。
ここはおにぎりや土産物が販売されています。

大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)大台ケ原(日出ヶ岳)

職員さんと立ち話を楽しみつつ、名物柿の葉寿司(400円)をいただきました。
ここでご婦人がランチの時に分けてくれた伊予柑をいただきました。
甘い物もおすすめですが、こういったフルーツも体内にすぐ取り込めるのでおすすめです。
ちなみにランチ時に遭遇した男性はほとんどの方がラーメン食べてました。笑

終わりに

15:30 バスで下山

1時間あったので、もう少しのんびり登ってもよかったかも。
再び合流したご婦人と話に花がさきあっという間でした。笑
最後に上北山村物産店で記念品を引き換え。
記念品はポストカードでした♩大台ケ原の夕日を撮影したものなのだそう。
写真は異なるので何が当たるかはお楽しみです^^
帰りは疲れて爆睡でした。笑
今回は鹿などの動物を確認することはできませんでしたが、
運が良ければ遭遇できるかも?

京都駅や奈良駅からもお得券は購入することができるので、
関西在住の方は大自然の大台ケ原へぜひトライアタックしてみてはいかがでしょう^^

大台ケ原+周辺の観光情報↓
【上北山村公式HP】http://vill.kamikitayama.nara.jp/kanko/tanoshimu/odaigahara/
大台ケ原について↓
【吉野熊野国立公園大台ケ原公式HP】http://kinki.env.go.jp/nature/odaigahara/odai_top.htm
チケットについて↓
【近鉄日本鉄道公式HP】http://www.kintetsu.co.jp/senden/Railway/Ticket/odai/

このプランが掲載されている特集
※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。