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【しおざわ雪譜まつり パート3】山伏行列と、闇に燃え盛る「百八灯大護摩」を堪能する

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2018/03/01
【しおざわ雪譜まつり パート3】山伏行列と、闇に燃え盛る「百八灯大護摩」を堪能する

毎年2月3週の土曜日に行われる新潟県南魚沼市で開催される「しおざわ雪譜まつり」は、2018年で34回目を迎えました。山伏の風習が現在も息づく、この地ならではのお祭りを紹介します。パート3は、お祭りのクライマックスとなる山伏行列と、百八灯大護摩です。

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三国街道塩沢宿 牧之通り三国街道塩沢宿 牧之通り三国街道塩沢宿 牧之通り

いよいよクライマックスです。16:30になると山伏(里山伏)たちが萬学院を出発、山伏行列と神輿徒行が始まります。牧氏通りを歩き、百八灯大護摩の会場となる塩沢中央公園に向かいます。

三国街道塩沢宿 牧之通り
場所:新潟県南魚沼市塩沢
アクセス:塩沢駅[出口]から徒歩約5分

塩沢中央公園

会場にある和ろうそくに火がともされます。もともとは108本だったものが、寄進されるろうそくが増えて1000本以上あるとか。事前にお願いすれば名前いりのそうろくを置いてくれるそうです。小さいもので3000円。

塩沢中央公園

17:30になると、百八灯大護摩がはじまりました。そもそも「護摩」とは、神や仏にささげる供物を火中に当時て祈願する儀式。百八灯大護摩は、人間にある108の煩悩を焼き払うのが目的です。

塩沢中央公園

山伏によって、刀や弓、斧などによって、儀式が厳かに執り行われていきます。弓で射るのは破魔矢、上手くキャッチすると災いから身を守ってくれるかもしれませんよ。

塩沢中央公園

護摩壇に火がつけられました。最初は煙がゆっくりと立ち昇り、やがて火がだんだんと大きくなっていきます。

塩沢中央公園

南魚沼市のホームページの情報によると、山伏(里山伏)によって執り行われる大護摩は、ここ新潟県の魚沼と、高知県の一部地域でしかないそうです。

塩沢中央公園

闇夜の中に、巨大な炎が立ち昇る様子や、そこにシルエットととなる山伏たちの姿は、とても幻想的な光景です。毎年2月3週の土曜日に開催する「しおざわ雪譜まつり」、一見の価値ありです。

野口 武
編集者・ライター。1977年7月1日生まれ。大学時代にバックパッカーとして旅する。出版社に勤務し、ガイドブックなどを制作。現在、編集プロダクションJETならびに出版社まる出版に所属し、児童書を中心に多岐にわたる本を制作する。著書に『タオルの絆』(コープ出版)、『うごかすえほん はたらくくるまとまちをつくろう!』(まる出版)がある。
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※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。