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国分寺の日本庭園、殿ヶ谷戸庭園でこのうえなく清らかな湧水を眺める

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2018/04/17
国分寺の日本庭園、殿ヶ谷戸庭園でこのうえなく清らかな湧水を眺める
東京都には文化財になっている9つの日本庭園があります。 ここはそのうちの一つ、国分寺駅からすぐの場所にあります。 国分寺崖線の高低差、その下から出る湧水をうまく利用した日本庭園です。
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駅近です
国分寺駅国分寺駅国分寺駅国分寺駅

国分寺駅を出て南口に出ると、CELEOという駅直結の大きなショッピングモールが見えます。その下を突っ切って進むと南口駅前です。

出て斜め左に、殿ヶ谷戸庭園の表示と地図があります。そこにある横断歩道を渡って左に進めば、庭園に到着します。

入口
殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園

庭園の入口です。門や看板など、細かいところまで趣きが感じられます。

訪れたときは梅が咲いていました。オモイノママという品種で、白とピンク二つの花を咲かせる不思議な梅。

入口の脇には旬の花を紹介しているコーナーもあり、入る前から期待が膨らみます。

庭園に入ると開放感のある広場
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この庭園は、三菱合資会社の社員であった江口定條が大正2〜4年にこの地に構えた別荘が始まり。その後同社取締役の岩崎彦彌太が買い取り、改修を経て回遊式庭園に。

最終的に昭和49年に都が買い取り、有料庭園として開園したそう。

大正から昭和初期にかけて作られた武蔵野の別荘庭園として、国の名勝として指定されています。

園内に入るとなだらかに広がる芝生に、実際の広さ以上の開放感を感じます。建物は昭和初期のもので、江戸時代からある他の日本庭園とは雰囲気が少し違います。

紅葉亭からの眺め
殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園

茶室として作られた紅葉亭は、園内を見下ろす場所に立っています。

鹿おどしがあったり、建物自体の古さも見どころですが、時間があればぜひこちらからの眺めを座って楽しんでほしいです。

かなり高低差がある崖を縫うように下まで続く道や水路、そこに広がる池の眺めはいつまで見ていても飽きません。

崖の道
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見下ろすと細い道がジグザグに進んでいる様が見えます。

その高低差を活かした水の流れも見どころ。武蔵野崖線という自然の地形を利用している、この庭園ならではの光景でもあります。

湧水の透明さは必見
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この庭園一番の魅力と言ってもいい、湧水源です。

国分寺崖線の下から湧き出る、天然の湧水です。これが驚くほど透明なんです。池の飛び石から間近に眺められますが、いつまでも見ていたくなるくらい、あまりの透明感に引き込まれます。

個人的にはこのためだけに殿ヶ谷戸庭園に入っても良いくらい、おすすめスポットです。

池も綺麗
殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園

湧水を集めて作られたのが、紅葉亭から見下ろしていた次郎弁天の池です。湧水がもとなので、湧水が池に入る場所はとても透き通っています。

ちなみにこの殿ヶ谷戸庭園では、見どころを紹介するのに木の掲示板で表示しています。この表示の方法は各日本庭園で異なっているのが面白いところ。

竹林も
殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園

次郎弁天池から少し進むと、竹の小径という竹林が広がっています。

竹が遠くまで続き、青々と茂る様子は涼しげ。夏に訪れると清涼感を得られそうです。

竹林のある道は園内の低い部分に位置しているので、竹林の反対側は上の方まで木々が続いています。

こじんまりとした庭園
殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園殿ヶ谷戸庭園

竹林から道を上ると、本館のある芝生広場に戻ります。

戻る間にも、梅や桜、藤棚やモミジなど、季節によって様々な花が目を楽しませてくれます。

他の日本庭園と違いかなり小規模ながら、土地の特徴と湧水を最大限活かした作りで、魅力が詰まった庭園です。

23区からは離れていますが、駅から近いこともありアクセスはしやすいので、ぜひ湧水を眺めに行ってみてください。

【最寄り】
JR中央線 国分寺駅より徒歩2分

【開園時間】
9:00〜17:00(入園〜16:30)

【閉園日】
年末年始
(12/29~1/1)

【入園料】
一般   150円
65歳以上 70円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)

【HP】
http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index036.html

殿ヶ谷戸庭園
場所:東京都国分寺市南町二丁目
アクセス:国分寺駅徒歩1分
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※ 記事の情報は取材時点でのものとなりますので、変わっている可能性があります。