このお鷹の道・真姿の池湧水群は、国分寺と西国分寺の間で駅から遠く、住宅街の中にあります。
国分寺駅からの道のりは、こちらで紹介しています↓
https://play-life.jp/plans/20305
約350mという短い散策道。ただその短さを全く感じさせない魅力に溢れています。
写真は国分寺駅側の入り口です。ここからお鷹の道が始まります。
江戸時代、この辺りは鷹狩りの狩場だったようです。
時代を下り昭和の後半に、国分寺崖線下の湧水を集めて、清流沿いに散策路が作られた遊歩道が、お鷹の道と呼ばれるようになったそう。
現在は一帯が、環境省の名水百選に選ばれています。東京都ではここと、御岳渓谷の二ヶ所のみという貴重な存在です。
ちなみに御岳渓谷は、多摩川上流にある渓谷で、奥多摩にあります。巨岩が溢れて渓谷のイメージ通りの光景が広がる場所です。
湧水の小川に沿って、細い散策道が続きます。進めば進むほど緑が深く、水の透明さが際立っていきます。
石垣に挟まれた小川、透明で静かに流れる水の流れで揺れる水草、鳥のさえずり。とても綺麗な空間です。
遊歩道のほぼ中間辺りにあづまやがあります。
その曲がり角に案内の看板があり、案内に沿って進むと真姿の池湧水群へ行けます。
お鷹の道から真姿の池湧水群への道は、それまでよりさらに東京離れした風景になっています。
東京にこれほど美しい水の流れがあることが驚きです。
真姿の池湧水群の突き当たりには、弁財天やお稲荷さん、静かで厳かな雰囲気の漂う真姿の池があります。
階段を登ると雑木林の道を経て、武蔵国分寺公園の南側に出ます。
ベンチがある休憩スペースを過ぎて、武蔵国分寺の本堂への入り口にたどり着くとお鷹の道は終わりです。
駅から少し離れていて不便ですが、清らかな空気と水に触れたらそんなことは吹き飛ぶくらいの散策路です。
【最寄り】
JR中央線、武蔵野線 西国分寺駅南口より徒歩12分
【開園時間】
常時開園
【入園料】
無料
【HP】
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/smp/shisetsu/kouen/1005195/1004229.html