洋食いしだは、赤羽駅と赤羽岩淵駅のちょうど真ん中くらいにあります。住宅街の一角にあり、飲食店街からは離れているので、知る人ぞ知るお店。看板を見ると、かなり年季が入っている様子で、長年この地でお客さんに愛され続けているお店なんだと感じました。
昔懐かしい昭和の雰囲気を感じさせる店構えにワクワクしながら、中に入ってみることに。
店内は昭和情緒ただよう空間が広がっています。まるで家の居間にいるような感覚になれる小上がり座敷席と、カウンター席があります。
老夫婦で営まれており、厨房で料理の腕をふるう姿は、まさに熟年の仕事ぶりをうかがうことができますよ。洋食いしだのほのぼのとした空間は、誰からも親しまれると思います。
洋食いしだのメニュー表は1枚しかありません。つまり、お客さん同士でシェアする形です。注文し終わったらまだ見てないお客さんのもとへホール担当のおばさんが素早く持っていく姿もまた、ほのぼのとする理由の一つかもしれません。
・上ロースカツ定食
・ヒレかつ定食
・チキンかつ定食
などのおすすめメニューが充実していて、手頃な値段で定食メニューが食べられます。私が気になったのが「スパゲッティいしだ」(800円)。スパゲッティナポリタンととんかつという面白い組み合わせで出てくる料理はどんなものだろうと思い注文してみました。
注文したスパゲッティいしだがカウンター越しで出てきました。プレート上にはスパゲッティナポリタンが隠れてしまうほどのとんかつが乗せられています。特製のソースととんかつの相性抜群で、がっつり食べたい人にはおすすめ。スパゲッティナポリタンは、これぞ昭和の洋食屋といえる優しい味わいを楽しむことができます。隠し味にコーラを入れるなど、お店こだわりの一品がナポリタンなのです。
久しぶりに昭和の洋食屋さんに入りましたが、逆に新鮮で美味しく料理を堪能できました。まだ、行ったことない人はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。