近くの駐車場に車を停め、民家の中をぬけて、少し小高い場所にあるこちらまで歩いてきました。
ここはそのまた昔、お城があった場所らしいので、高台なってます。
飯高檀林跡(飯高寺)は、天正8年(1580年)から明治7年(1874年)まで294年にわたって、法華宗(日蓮宗)の学問所がおかれた寺です。
檀林とは栴檀林(せんだんりん)の略語で、僧侶の集まりを栴檀の林にたとえ、寺院の尊称であると共に仏教の学問所を意味します。
最盛期には600~800人の学僧が集まり、多くの名僧を輩出しました。
その後、廃檀当時のまま保存され、その中の総門、鼓楼、鐘楼、講堂は国指定の重要文化財となっています。
また、境内全体は県指定史跡に指定され、うっそうとした杉林が歴史の重みを感じさせてくれます。
しかも、こちらの管理は、長く地元の方々がされていて、こうして綺麗に維持されているのも、そういう方の力があってこそだと思います。
大きく育った杉林の中を歩くと、マイナスイオンたっぷり!気持ちも落ち着きます。
某CMでも使われているそうで、行くと「あっ」と気付くかもしれませんwww
こちらが講堂(こうどう)。県内で一番大きな重要文化財の建物になります。
かなり立派な建物で、近くでみると圧倒されます。
普段は、中を見る事はできませんが、春の「新緑祭」、秋の「飯高檀林コンサート」が開催される際に、特別に公開されることがあります。
また、飯高寺の南側駐車場内の「観光案内所」には、匝瑳市観光協会登録の観光ガイドを配置しています。無料で飯高檀林跡周辺の案内を行っていますので、ぜひご利用ください。
<鼓楼(ころう)>(左)
講堂に学徒を呼集するため打ち鳴らした。
<鐘楼(しょうろう)>(右)
寛永16年(1639年)秋寄進。鋳造は、武州江戸神田鍛冶町2丁目鋳物師山田和泉掾吉貞によるものときざまれている。
そして、こちら飯高寺の裏手には、ぼたん苑があり、こちらも見応えあり!一応、協力金をご寄附いただけると、ぼたんのお手入れ等に役立ちますので… よろしくお願いします♪
ごちらのぼたんの見ごろは4月中旬からGW頃まで。
なので、新緑祭の時期が一番オススメです。
年に1、2度、御開帳もありますので、御朱印ガールも必見です!
詳しい情報は匝瑳市HP、千葉県HPよりご確認くださいね。
・飯高寺 →
・新緑祭 → http://maruchiba.jp/sys/data/index/page/id/13554
・匝瑳市花だより → http://www.city.sosa.lg.jp/index.cfm/16,0,239,html