長谷寺(通称白岩観音)は、朱鳥年間(686年~696年)に開基されたことが「長谷寺縁起絵巻」に伝えられています。
白岩観音の仏像は美術的にも高く評価されており、平安時代の仏像は群馬県内では極めて少なく貴重とされています。
場所は、高崎市内中心部より、少し離れておりまして。
公共機関で行くよりは、車のほうがいいですね。
通り沿いにありますので、わかりやすいかとは思います。
坂東三十三ヵ所の観音堂(礼所)は、鎌倉時代中期、天福年間(1233年)に成立し、白岩観音堂は15番の札所となっています。
また上州観音霊場三十三カ所の特別霊場として御朱印を頂く事もできます。
本堂はどっしりとした構えで、朱色がとても美しいです。
そして、向かって本堂上の彫刻がとても素晴らしかったです。
本尊の十一面観音像は、平安時代中期の作と推定され、群馬県内最古ともいわれ県指定重要文化財にも指定されています。像の丈は186cm、総丈は230cmのカヤ材の一木割矧ぎ造りの木彫素木立像です。
前立像は、鎌倉時代の作と推定されています。像の丈は185cm、総御丈270cm、寄せ木木彫金箔立像です。
こちらでは、有料ではありますが、本堂内に入って、直接、仏様を見る事ができます。
その素晴らしいお姿は、一見の価値あり!です。
お詣りの際は、ぜひ、本堂の中まで入って、ご覧になってくださいね。