駅を出てすぐに、鬼子母神堂への入り口、ケヤキ並木の道が見えます。
このケヤキ並木は、都の天然記念物に指定されています。
若いケヤキへの植え替えが進み、今では巨木は4本とのことですが、それでもこれだけ立ち並ぶ様には圧倒されます。
安産、子安の神様として知られ、江戸時代の姿に復元する大修理ののち国指定の重要文化財に指定されている、鬼子母神堂です。
境内に入ると、背の高い木々に覆われ、鳥居やお寺などが点在し、厳かな雰囲気が漂います。
ちなみに写真にもちらっと写っていますが、ここには日本最古の駄菓子屋があります。創業なんと1781年!それ以来この地にあるようで、驚きを軽く通り越して、畏敬の念を感じます。
身も心も清められたら、カフェに向かいましょう。
鬼子母神堂の本堂北側の出口から出ると、カフェはすぐそこです。
路地裏の通りに面したこじんまりとした外観。木の扉に植物の緑が映えます。
床はコンクリートですが、テーブルや椅子、壁に至るまで木を多用していてウッディな雰囲気です。店名にもある通り、ゆるくくつろげそうな空気が漂います。
店内に入ると目の前にカウンターとその向こうにキッチンが見えるくらい、こじんまりとしています。
席数も少なく10人ちょっと入れば満席ですが、不思議と窮屈な感じはしません。
店内がこじんまりとしているので、当然外がよく見えます。
大通りに出る路地裏なのである程度車の往来があり、静けさを楽しむ感じではありませんが、室内にいながらテラス席のような開放感は味わえます。
入り口すぐの棚にはいろいろなチラシも。そしてBOOK BOOK交換と題して、印象に残った本を置いていくことで、同じように他人が残していった本と交換できるもの。包装された表面にあるコメントを読むだけでも楽しい。読書会や映画を見たりコンサートをしたり、イベントも豊富に開催しているようです。
一番ウリにしているような感じだったので、いただいたのはyuruカレー。サラダドリンクのセットで1000円でした。
このカレー、ココナッツ風味なのですが、とても美味しい。ココナッツ風味と聞くとなんとなくクセがあって敬遠していましたが、クセがなく食べやすいんです。でもちゃんとココナッツの風味もあって不思議な感じ。サラダやスープも、カレーのおまけではなく、それぞれ単体で十分レベルが高く満足できました。
雑司が谷散歩にぜひ使ってみてください。
【最寄り】
東京メトロ副都心線、都電荒川線雑司が谷駅より徒歩5分
【営業時間】
土〜火、木11:00〜22:00
水金〜16:00
【定休日】
不定休
【HP】
http://yurucafe.net/