渡船のりばのすぐ横に駐車場があります。
駐車場の向かいにある漁協で、車のナンバーを伝え駐車場代(一日1,000円)を支払います。
午前8時半から午後5時まで随時運行しています。乗り場で5分ほど待っていると仁右衛門島から手漕ぎの船が来ました。
丁度引き潮だったこともあり、海中の砂地が見えそうなほど海は綺麗でした。
手漕ぎの船に乗り船頭さんとお話しながら島がゆっくりと近づいてくると子供も大人もわくわくしてきます!
観覧料金(大人1,350円・中学生1,050円・5歳~小学生950円 一人往復の渡船料含む。)は、船を降りて少し歩いたところにある白い建物で支払います。
島からは大海原が見渡せ、広々とした岸壁や草原で子供たちのテンションも上がります。
食堂のようなイスとテーブルが利用できるスペースがあるのでお弁当を持ち込んでこちらで食べられます。
自動販売機でジュース、お酒、アイスクリームは販売されていますがお弁当などはないのでお腹が満たされるものを持っていくか、食べてから島に渡ることをおすすめします。
鎌倉幕府の初代征夷大将軍、源頼朝が平清盛から逃げてきたときに助けたのが地元の平野仁右衛門でした。
頼朝はその恩を忘れず、後に仁右衛門へ島をまるごと与え「仁右衛門島」と呼ばれるようになり、現代もそのご子孫一家が暮らし島を守っています。
源頼朝が隠れていた穴を見ることができます。
冷たい空気の穴の中で息を殺し忍耐強く勝負の日を待つ頼朝が見えるようです。
島内には沢山の俳句や歌の碑が立っています。
一番古いものは1832年(天保3年)に建立された源講修の歌碑です。
写真は1840年(天保11年)に建立された松尾芭蕉の句碑です。
句碑を読みつつ海を眺めると松尾芭蕉の心が深く伝わるようでした。
1704年(宝永元年)に建て直したものといわれ南天の床縁、桑の天井板、手斧削りの帯戸等が使用されていて歴史を感じます。
300年以上前の建物というのが信じられないくらい建物も庭も時代劇のセットのように美しく、手入れされ大事にされてきたのが分かります。
日蓮聖人が青年時代に清澄山の清澄寺で修行中に来島し、島の東側にある神楽岩のところで朝日を拝んだと伝えらています。
あまり高くない展望台はお散歩コースのゴールに丁度良かったです。
子供達も心地よい疲労感に島のベンチで一休みしていました。
島内には分別ごみ箱があります。
ごみは一つも落ちていませんでした。
島内には南の島に咲くような花が沢山咲いていて、花を見ていると遠くの南の島に来たような気分になれました!
春休みは混雑していませんでしたが、ゴールデンウイークやお盆は船に乗るのに長蛇の列とのことです。
船頭さんおすすめは、海水浴の季節にテントとバーベキューを持って1番目の船に乗って島に渡り、夏の伊右衛門島を一日ゆったりと満喫!とおっしゃっていました。
今度は夏の海探検をしに訪れたいです!