L字形のお台場海浜公園の砂浜をずーっと先まで進むと、レインボーブリッジの遊歩道の入り口に着きます。
公園へはそちらではなく、海上に突き出た道を進みます。
ちなみにお台場海浜公園もおすすめ。L字形の細い公園で、幅は狭いですが大部分が砂浜になっています。
東京湾なので水質は望めませんが、レインボーブリッジなど海沿いの風景はやはり絵になります。砂は神津島から運んできたそうで、島気分に浸るのも一興。
公園へは、東京湾に突き出た狭い道を進みます。
お台場海浜公園から突き出たこの細い道も正確には海浜公園のもの。ただ、それまでの砂浜から雰囲気は変わり、木々が多く森のようです。
台場公園向かって右側には巨大なレインボーブリッジの基部、左側は穏やかな海面の向こうにお台場海浜公園、その上にはフジテレビなどお台場の風景が広がります。
台場公園への入り口は一ヶ所で、階段を上って入ります。
台場公園はもともと幕末に設置された砲台で、品川にあるペリー来航に備えて設置された8つの台場のうちの一つ。
そのため一辺が160mの正方形の公園の周囲は急な石垣に囲まれ、園内外周は高く、真ん中が広々とした窪地になっています。
現存するもう一つの第6台場も第3台場に近接して海上にありますが、立ち入りは禁止されています。
外周はかなり高くなっているので、どこにいても素晴らしい眺め。
正方形なのでレインボーブリッジ側やお台場側など、4方向からの眺めを楽しめます。
ベンチも豊富に設置されているのが嬉しい。
中央の窪地はかなり広いです。窪地の一部は深い森になっています。
下に降りるとフジテレビなど高い建物以外は見えなくなるため、より秘境感が増します。
下に降りる道は何ヶ所もあります。
ただ、ちゃんとした階段は少なく、かなりの急斜面になっている道も。この道を降りるの?と一瞬考えてしまうような獣道もあります。
窪地の森部分は完全に外部と途絶されている雰囲気。
散策路が整備されているわけでもなく、たまにある朽ち果てた遺構などがあり、とてもお台場にいるとは思えない世界が広がります。
自然に溢れた海上の要塞で、お台場やレインボーブリッジを借景に朽ち果てた砲台跡などを眺めていると、時代の隔たり、時の流れを強く感じます。
歴史に興味がなくても、海風に吹かれながらベンチに座り、大都会東京の眺めを独り占めできる場所として、とてもおすすめ。
【最寄り】
ゆりかもめ お台場海浜公園駅より徒歩12分
【開園時間】
常時開園
【入園料】
無料