カフェが目に入った瞬間から、この存在感に圧倒されます。
古民家好きならばここですでにテンションが上がるはず。
この建物は大正8年築、2019年で100年を迎えます。
大正、昭和と時代を経たのち、町家に住んで活用するためにNPOたいとう歴史都市研究会により、今は様々な修復を続けたり活用しているよう。
ちなみにカフェとは別にこの建物は間間間(さんけんま)と名付けられていて、入口が京間3つ分の長さというのが由来だそう。
カフェの店内です。
土間と3畳半の靴を脱いで上がる和室、奥には8畳の和室があります。
見ての通り3畳半の和室にはちゃぶ台、土間にはテーブルを取り囲むように椅子があるだけなので、相席になる確率は高いです。
棚にずらっと並ぶのは酒瓶。日本酒や焼酎などいただけるよう。
壁にかけられた時代を感じる大きな時計や骨董品レベルのカメラ、文化遺産のようなブラウン管のテレビなど、細かく見ていくと本当にいろいろな物があります。
まるでレトロな物を集めた博物館のよう。
名物の黒いオムライス。
食べようとしてびっくりしましたが、中身のご飯が本当に黒いんです。黒い正体はイカスミ、珍しさだけでなく味もバッチリです。
他にも焼きそばなどフードが充実しています。
100年の時の重みはそうそう真似できるものでもなく、この建物が過ごしてきた時間を思うと言葉を失います。
そんな時間をできるだけ保存し、活かしている場に出会うと本当良かったなと思えます。
古さもここまでくると一周回ってもはやアートの領域。
【最寄り】
日暮里駅より徒歩8分
【営業時間】
12:00〜23:00
(平日14:00〜18:00休憩あり)
【定休日】
水曜日、木曜日