至福の時間が過ごせる、小値賀島。
五島列島のうちのひとつで、北の方に位置しており、人口は約2,500人程度。
リゾート施設はないですが、釣りやシーカヤックができて、自然を満喫できる島です。
また歴史の深い場所でもあり、神社や古民家など古くから残る建物に触れることもできます。
そんな小値賀島で「最近疲れ気味」「都会は時間の流れが早すぎる」
と感じているあなたにおすすめな、小値賀の自然に囲まれながらゆっくり過ごすとっておきの癒し旅プランをご紹介します。
前日の最終便の船に乗って、佐世保から小値賀島に向かいます。
フェリーのデッキからは静かに日が落ちていく景色を眺められました。
これからの旅でどんな出会いがあるのかとても楽しみです。
船に揺られること約3時間、佐世保から小値賀港に到着。
おぢかアイランドツーリズムの方が迎えにきてくれました。
小値賀のゆったりとした雰囲気を感じながら、本日宿泊予定の古民家へ。
小値賀ではリノベーションした古民家を貸し切って宿泊できます。
貸切で宿泊できる古民家は全部で6棟あり、人数や場所によって古民家を選び借りられます。
貸切古民家は、気兼ねなく友達や家族と過ごせるのでとても人気です!
中でもおすすめなのは鮑集 (HOSHU)・日月庵 (NICHIGETSUAN)・先小路 (SAKISHOJI)の3棟。
各棟、特色や雰囲気が違い、それぞれいい雰囲気です。
古民家以外に旅館民宿もあります。
HPをチェックして、あなたの旅にぴったりな宿泊先をチョイスしてくださいね。
その中で今回私たちが宿泊したのは「先小路」の古民家。
お部屋の中はこんな感じです。
タオルや布団カバーなどもリネンなどこだわりの素材を使用したもの。
ディティールまでこだわり抜かれた美しいお部屋です。
アメニティも揃っていますが、歯ブラシや部屋着は用意されていないのでご注意を。
お宿から少し歩いた所や港の近くに、島の人御用達のお店はありますが、20:00ごろには閉店するお店が多いです。
小値賀島にはコンビニがないので、不安な人は船に乗る前に佐世保で買い出しを済ませておくといいでしょう。
小値賀で贅沢なご夕食を。
訪れたのは古民家レストラン藤松。
落ち着いた古民家で、新鮮でおいしいお魚がいただけるレストランでランチとディナー営業です。
ディナーのメニューは島幸コース(5,000円)
特選お刺身の盛り合わせ・お料理6〜7品・釜飯・汁物・デザートが付いてきます。
食材の準備のため前々日までの予約がマストです。
ゆったりとした雰囲気で食事も会話も進みます。
いつもより少しだけ早起きをして準備を。
古民家に冊子が置いてあるので観光スポットをチェック。
どんな景色と出会えるのか楽しみですね。
お気に入りの瞬間を切り取るために、ぜひカメラを持って出かけてください!
今回の旅は車で小値賀島を回ります。
レンタカーは小値賀自動車整備工場で借りました。
宿泊した古民家まで届けてくれます。
「車の免許持ってないよ…」という人もご安心を。
レンタサイクルもあるので、自転車で小値賀の風を感じながら観光をするのもいいでしょう。
レンタカーは台数に限りがあるので早めの予約をおすすめします。
それでは早速1スポット目。
赤い砂浜がある赤浜海岸へやってきました。
公園口側から行きましたが、浜に出るまで少し下り道なので、歩きやすい靴がおすすめです。
砂利が赤いのは鉄分を多く含むからで、小値賀が火山だった証だそうです。
遠くに見える島を入れた写真、足元だけをうつしてもインスタ映えを狙えます。
赤浜海岸から約15分。
海をバックにそびえ立つ神社、地ノ神島神社。
鳥居の向こう側に海が見えて、とても美しい。
パワースポットらしい厳かな雰囲気がありました。
遣唐使船団の航海の安全を祈って建てられたものと言われているんだとか。
小値賀の歴史を感じられる場所です。
こちらも少し下るので、足元に気をつけてください。
鳥居と自分の後ろ姿などを入れると綺麗な写真が撮れますよ。
ランチはふるさとスペシャル1,000円!
焼き魚とお刺身定食をいただきました。
新鮮でぷりぷりな海鮮はボリューミーで大満足でした。
お刺身用の甘じょっぱいお醤油がとてもよく合って美味しかったです♪
ゆっくりランチをした後は小値賀島の少し不思議なスポットへ!
小値賀島と斑島(まだらじま)を繋ぐ斑大橋を渡って、斑島へ渡ってみましょう。
橋の上のドライブは気持ちよく、気分は爽快。
次の目的地まであと少しです。
斑島にやってきました。
広い芝生の上に、ポツンと白い鳥居が建っている場所が。
青い海と青い空に白い鳥居が映え、なんだか神秘的な雰囲気。
この奥に遊歩道があり、そこには波によって削られた石があります。
つるつると丸くなり、地元の人たちからは「玉石様」と信仰されているそう。
矢印の看板があるので分かりやすいですよ。
自然の力と不思議を感じることのできるスポットです。
またここではサンセットが綺麗なんだとか。
時間がある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
続いては緑の絶景。
道の両端から覆われた松並木がおよそ450mに渡って続いています。
延々に続くのではないかと思うような長い松並木の通りに圧倒されました。
日本の名松百選にも選ばれており、途中に志々伎神社のモダンな拝殿があります。
風に揺られる松並木の音を聞きながら静かにドライブできます。
小値賀島の方へまた戻りましょう。
島で100年以上続く、有名な活版印刷屋です。
装丁にある活版を探しに宮沢賢治ファンの若者も見学に訪れるそう。
デジタル製版が主流になり現在では活版印刷はほとんど見ることができなくなってしまいました。
それゆえ、幕末からの長い歴史を感じられる印刷所は貴重であり、小値賀ぜひ訪れておきたい場所です。
※事前連絡が必要です。
※体験メニュー(有料)もあるのでお問い合わせ下さい。
港に着いたら、船が出る時間までお土産探し。
大切な人を想像して、「どれを買ったら喜んでくれるかな?」なんて考える時間も旅の醍醐味。
また、それを一緒に食べながら、旅の思い出を共有する時間が作れたらいいですね。
このピーナッツペーストは特に人気です。
ピーナッツのみを使用し作られたペーストなので、はちみつやバターに混ぜて食べるのがおすすめ!
ちなみにパッケージは、先ほどの晋弘舎印刷所の娘さんである横山桃子さんがデザインしたもの。
洗練されたデザインでキッチンに置いてあるとかわいいですね。
そろそろ出発の時間。
小値賀とお別れの時間がやってきました。
名残惜しい気持ちはたくさんですが、今日1日でできた思い出とお土産を持って次の場所へ。
ありのままの自分に戻れるような、また来たくなるような場所でした。
小値賀島から船に乗り、世界遺産に認定された教会・旧野首教会や廃村跡のある野崎島へ行くこともできます。
野崎島はノスタルジックな雰囲気があるのでこちらもおすすめです!
ぜひ気になった方は足を運んでみてくださいね。
リフレッシュできること間違いなしです。
長崎・五島を始め、他にも素敵なスポットがたくさん。
他のプランもぜひチェックしてみてくださいね。
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