「寿福寺」は、鎌倉五山の第三位にも数えられる格式あるお寺です。
もともと、この辺りは源頼朝のお父さんのお屋敷があったそうです。
頼朝は、こちらにお屋敷を構えようとしますが、土地が狭いことや、すでにお父さんの菩提を弔うためのお堂があったことなどで、断念をしたそうです。
しかし、頼朝の没後、その意志はつけ継がれ、頼朝が亡くなると弔いのために、妻の北条政子がこの地にお寺を創建しました。
それが寿福寺です。
他にも、ここには北条政子のお墓がある事でも知られています。
ただ、ちょっと解りずらく、お寺の裏手にその場所はあります。
実際、私はある事は知っていたのですが、うっかりして、裏手まで回らなかったので、わかりませんでした。
次に行ったときには、必ず見てこようと思ってます。
総門の先に続く、真っ直ぐに伸びた参道。
なんと、この参道、鎌倉で「最も美しい石畳」と言われているそうです。
この独特な形状は、桂敷きという技法のもの。
職人の匠の技が光ります。
こちらは、繁華街からは少し外れているので、とても静かな佇まい。
木々の音や小鳥のさえずりも聞こえます。
そんな静寂が、格式あるお寺をさらに演出しています。
実はこちらのお寺は、普段は、ここ中門までしか入る事ができません。
行ってみて、びっくりしました(笑)
あとで調べたところ、お正月やゴールデンウィークなど、限られた期間にだけ、特別公開されるようです。
中門には「寿福金剛禅寺」と寺号が掲げられています。
私が訪れたときには、ちょうど梅が咲いていました。
ちなみに、御朱印は右手を中に入っていくと寺務所があり、そこまでは行くことができますので、呼び鈴を鳴らしていただきましょう。
寿福寺から小町通りまで行く途中、「川喜多映画記念館」というところを通りました。
綺麗にお手入れされたお庭があり、そこには遊歩道も整備されておりました。
歩いていると、そこで休憩されていたおばさまが、「メジロがいるのよ。」と教えてくださいました♪
咲いていたのは、桜?…でしょうかね。
素敵な散歩になりました。