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神楽坂のリアルジブリ!?凄まじい異彩を放つカフェ「ムギマル2」に潜入

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2018/05/24
神楽坂のリアルジブリ!?凄まじい異彩を放つカフェ「ムギマル2」に潜入

普通はカフェだと気付かない!まるでトトロハウス、蔦に隠れた不思議カフェ「ムギマル2」。入る人が「ここは本当にカフェ?」とためらってしまうぐらい異彩を放つカフェですが、実は中の方がめちゃくちゃ変わっていたんです!いったいどんな風になっているんでしょうか…?恐る恐る、入ってみました。

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見るからにやんばぃ。言うなればトトロの隠れ家
ムギマル2

日曜の午後、神楽坂を散歩していると、通りすがりの人がちらちらとある建物ををみつめています。

「???」
私の頭にはそれしか浮かびません。

この建物、いったい何なのでしょうか。
不気味さを感じながら、恐る恐るのぞいてみることにしました。

気付かず通り過ぎてしまう人が大半?異世界へつながる小穴
ムギマル2ムギマル2ムギマル2ムギマル2ムギマル2

まず目に入ったのが、白くペンキが塗られた木の看板。
手書きの猫が2匹と、「ムギマル2」と書いてありました。
それでもよくわかりません…

あたりをぐるぐる見回すと、2つ目の看板を発見。
蔦の建物には小窓があいていて、そこにプラスチックの板がはさまっていました。
「コーヒー、マンジウ...」ここはカフェか?
やっと不安が少し消えました。

その左上には銭湯あがりの男の人の絵がかいてあります。
なぜカフェなのにこんな絵が描いてあるんだろう??
ますますよくわからなくなり、一旦退散をしようとしましたが、じわじわと好奇心が私の心を侵食し、ついに入ることを決めました。

写真4枚目、小さな穴から「ごめんください」と入ります。

まるで本当にトトロの隠れ家!

うすぐらい店内。静まり返った1階。
ムギマル2ムギマル2ムギマル2

入ったはいいけれど、中はしんと静まり返っていて、どうしよう…一瞬後悔しました。
まるで異世界に足を踏み入れてしまったかのような。
当たり前ですが、トトロはいません。

入ってすぐには、椅子に座ったおじさんが1人。
左を向くと、「…お2階へどうぞ。」綺麗めのお姉さんが、2階へ案内してくれました。

その間に、店内に目をやったのですが、とにかく不思議!
昔ながらのデッキ、電話、謎のTシャツや雑貨が飾ってあります。
隠れ家に誰かが住んでいるんでしょうか。私はそう思うことにしました。

写真3枚目には、段ボールの上に手書きで「マツ子さん長男トン」「三代目寸ちゃん」と書かれたものがありました…最後まで解読不可でした。

とりあえず、店員さんが待つ2階へあがります。

想像もつかない2階の真相とは?
ムギマル2

どうやらここは一軒家住宅なのだろうか。階段をのぼりながら、そう感じました。

いったい2階がどうなっているのか、想像もつきません。
おそるおそ~る顔をあげると?

意外にもおしゃれ!?木の中で過ごしているみたい。
ムギマル2ムギマル2ムギマル2ムギマル2ムギマル2

びっくりしました。

まるで宴会のように人でにぎわっていたのです。
「そちら空いていますが、相席でもいいですか?」とのこと。
1人で来てしまった私は、女子会をしている人のテーブル、お部屋の隅にちんまりと腰掛けました。

すっごく賑わっている…もしかしたらここはオシャレ通が知る、隠れ家カフェなのか?だんだんと明るい気分になってきました。

部屋中にも先ほどの蔦が無数に張り巡らされ、妙に落ち着いてしまう。
まるで何十年もの時を経てコアなファンに温められてきたカフェなのでは。
そしてやはり猫の絵が描いてありました。
猫ちゃんはどこにもいませんでしたが、このお店のトレードマークなのでしょうか。

版画や手書き文字…びっくりするほど素朴なメニュー
ムギマル2ムギマル2ムギマル2ムギマル2

席に一枚の紙が置いてありました。
どうやらこれがメニューのようです。

一番印象的だったのは、小学校の図工の授業で教わる版画のようなイラストがメニュー一面にちりばめられていたこと。
魔法のアラジンのポットのような絵や、小鳥のような絵…いったいこのカフェ、和カフェなのかなんなのか、どこに分類していいことやら!(笑)
どこまでもこだわりぬいて作られていますね。

こすったら消えてしまいそうな字を解読。
どうやら看板メニューは手作りの「マンヂウ」みたいです。
「まんじゅう」を「マンヂウ」と書くあたり、まるで明治時代にスリップしたかのよう。

さっそく、マンヂウ(180円)と、ホットコーヒー(550円)を注文してみました。

いったいどんなものが運ばれてくるのか?

ドキドキです。

知れば知るほどはまっていく
ムギマル2ムギマル2ムギマル2ムギマル2

待ち時間に、もう一度部屋をグルグルと眺めてみることにしました。

階段の踊り場に置かれていたのは、昆虫ケースに閉じ込められた猫のぬいぐるみ...無造作に入れられた猫の写真、割れた鏡(これもインテリアの一部⁉)と富士山の絵画、誇り被った謎の本。

どれもこれも他のカフェにはないような斬新さとレトロを超越した、ディープな小物が置いてありました。

見てはいけないものを見てしまった
ムギマル2

そして私の座っていた席の真後ろには、絞り染めしたようなカラフルな暖簾がかかっていました。

そこから何やらオーナーの私物らしきものがちらり…
非常に気になりましたが、見なかったことにしてサッと暖簾を元通りにしました。

そしてついに「マンヂウ」が来た!!
ムギマル2ムギマル2ムギマル2ムギマル2

10分弱して、マンヂウとコーヒーがきました。

正直マンヂウは、まるっこい小ぶりなまんじゅうをイメージしていたので、この大きさと豪快さにもまたびっくり!
作りたてなのか、アツアツで香ばしい匂いがします。
(まさか、これを食べたら元の世界に戻れなくなるのか⁉)そんなことを考えながら、
ここでも慎重に、、一口パクリ。

…。
…。
どこかで味わったことがある。
…。蒸しパンだ!
どこか懐かしいような、発酵した匂いのする蒸しパンでした。
よもぎの香りもほんのりします。モチモチフカフカの生地にはチーズが練りこまれていておいしい。
最初のお店の印象が”なんだか奇妙”だったので、蒸しパンを食べて不覚にもほっとしました。

コーヒーはブレンドです。
コクも苦みも酸味も普通のコーヒーのおいしさ。だけど落ち着く!

マンヂウとコーヒーのセット、最強です。
無心でほおばってしまいました。

お馬さんにばいばい。
ムギマル2

あっという間に平らげて、ちょっと名残惜しさが残る「ムギマル2」にバイバイをします。

帰りの階段で新たな発見。
やっぱりなんだかわからない絵が飾ってありました。
昔童話でみた、「スーホの白い馬」に似ているかもしれません。

日本にいるのだか、はたまたこの地球にいるのか、完全にこの空間に馴染んでしまった私は知る由もなく、お会計に。
「このお店はどれくらい経つのですか?」と質問をすると、
「10年ぐらいですね。」とのこと。

す、すごい…!
たったの10年でこんなに知名度を上げているとは!!
外観は全く何のお店なんだかわからないのに、入ってみるとすべてをさらけ出されたような明るい空間になっている。
なのに普通のカフェではない。
みるみるうちに虜になってしまいました。

【営業時間】12:00~21:00
【定休日】水曜日
【店舗HP】http://www.mugimaru2.com/

ムギマル2
場所:東京都新宿区神楽坂5-20
アクセス:都営大江戸線「牛込神楽坂」徒歩5分東京メトロ東西線「神楽坂」徒歩5分JR総武線・東京メトロ南北線・有楽町線「飯田橋」徒歩10分 牛込神楽坂駅から401m
営業時間:12:00〜21:00 日曜営業
最後に行き方を説明。
神楽坂駅神楽坂駅神楽坂駅

隠れ家以上にわかりづらい場所にあるので、行き方を説明しておきます。
1. 東西線神楽坂駅1番出口を出たら、左に直進します。
2. しばらくすると、十字路の交差点がみえてきます。(写真2枚目)
3. その交差点を渡ると、とっても大きいビルが建っているのが見えます。その手前にある建物(蔦で覆われている建物)がムギマル2です。

みなさん、異世界に行ってみたいならぜひムギマル2へ。

山本まひる / オカルト好きのタピリスト
プレイライフ編集部。ひねくれた遊び人。別の名を爆食王。 好きなもの→廃墟、珍スポット、妖怪、猫、カメラ
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