「雨引観音」は、茨城県桜川市にあるお寺で、坂東三十三観音巡礼の札所にも数えられている、歴史あるお寺です。
正式名を「雨引山薬法寺」と言います。
聖武天皇と光明皇后の安産祈願が成就してから、安産・子育てのご利益が名高い雨引観音。
今も安産や、生まれた子供の健康を願う家族客が多いのが特徴です。
また、坂東の札所でもありますので、巡礼に訪れる方も、年間を通して多くいらっしゃいます。
実は、こちらの御朱印が、またとても素晴らしく、芸術的なんです。
それは、改めて紹介するとして…
ただ、こちらの雨引観音は、安産にご利益があるとの事で、大安や戌の日にあたると、びっくりするくらいの人出になり、駐車場も満車になってしまいます。
お出かけの際は、気をつけてくださいね。
紫陽花の名所としても有名なこちらで、
特に人気なのが、この石段付近です。
「石段と仁王門、そして紫陽花」
これが、プロのカメラマンにも人気のようです。
紫陽花の時期になると、カメラを持った方が、モデルさんと共にこの石段で写真を撮られてる様子が多く見受けられます。
人のいない写真を撮りたい方は、朝、早めに行かれる事をオススメします♪
ちなみに、この石段は俗に厄除けの石段といい、一段一段登るごとに「南無観世音菩薩」と称号を唱えて登れば、145段を登りつめた時、厄が落ちるといわれています。
標高は低いですが、山にあるこちらのお寺。
境内からは、遠く筑波山まで見渡すことができます。
こちらのご本尊は通常秘仏であるため、本堂右横の収蔵庫に保存されています。
左右4本の腕を持つ延命観世音菩薩は、茨城県の仏教彫刻研究者の第一人者である後藤道雄氏(茨城県文化財保護会委員)によれば、「平安後半の制作と考えられる。茨城県の木彫では最古」と推定されています。
6月上旬から7月中旬には美しいアジサイが境内に咲き誇り、山の斜面を覆うように、たくさんの紫陽花が植えられています。
いまから約40年前、「梅雨の時期でも参拝客の心を晴々とさせたい」そんな思いからアジサイが植えられ、今では約10種3,000株にまで増えたとの事です。
やはり、撮影スポットとしては、先ほどの石段と仁王門が入る場所が人気ですが、場所をちょっとずらして、仁王門だけを入れても絵になります♪
自分だけのお気に入りの場所、そして、お気に入りの紫陽花を探しながら、カメラを傾けていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
こちらは、茨城の中では人気のあじあいスポットではありますが、激混みの鎌倉あたりから比べたら、断然、ゆっくりと見てまわることができます。
あの”明月院”に負けないくらい、石段のあたりは素敵です!
例年、こちらの見ごろは6月20日頃。
今年は、少し早めになるでしょうか…
詳しい情報が入りましたら、また、追記します。