妙本寺に向かって右手に小路があります。
そこを入って行くと、途中に見えてくるのがこちら!「常栄寺」です。
通称、”ぼたもち寺”
(通称のほうがメインで書かれてますwww)
ここの小路は、とても雰囲気があって、私はとても好きです♪
こちらのお寺が、なぜ、”ぼたもち寺”というのか…
それは、日蓮上人と深い関係があります。
法華経を広めるため、他の宗派を否定した日蓮は、武士や他宗教の者、
敵対する人々が日蓮上人をとらえ、腰越龍の口の刑場で処刑されることとなります。
それが、1271年の龍の口法難です。
その刑場へ向かう途中、ひとりの老婆「桟敷の尼」が日蓮上人に胡麻入りのぼた餅を捧げました。
刑がまさに執行される時、江ノ島方面の空に光る物体が出現したために、周囲がが恐れをなして刑は中止になりました。
その後、老婆が渡したぼたもちは「首つなぎぼたもち」として語られて、このお寺の由来になっています。
寺号は老婆「桟敷の尼」の法号「妙常日栄」にちなんだものです。
境内はとてもコンパクトですが、とても綺麗にお手入れされております。
さらには、お花が飾ってあったり、生け花のような鉢植えが置いてあったりと、来るものを楽しませてくれます。
また、こちらの御朱印は、見開きのとても素敵なものなんですが、私が訪問したこの日は、日蓮宗の寺院で不幸があったためか、お留守でございました。(ザンネン…)
また、次の機会にお願いしようと思ってます。
こんな小さなお寺ですが、参拝の方が後を絶ちません。
次々と、たくさんの方がお見えになっておりました。
そして、こちらでは、龍ノ口刑場で日蓮上人が処刑を逃れた「龍口法難」にちなんで、毎年9月11、12日にぼたもち供養が行われます。
この日は、各地の日蓮宗のお寺で法要が行われますが、ぼたもち寺の名を持つ常栄寺では、境内で胡麻のぼた餅が振る舞われます。
華やかになるその時に、また行ってみたいと思います。