「二本松寺」は、茨城県潮来市にある天台宗のお寺です。
平安時代の初め天長年間(824)、
慈覚大師円仁によって
現在の潮来市茂木に創建されたと伝えられています。
鎌倉時代建久2年(1191)、嶋崎氏初代左衛門尉高幹公が嶋崎城築城の際、京都・比叡山を模して鬼門除けとする為、1ヘクタールの敷地を寄進、現在の地に移転開山したとの事。
この時、境内を城郭とし、嶋崎城の砦の役割をもたせていたそうです。
その後400年、嶋崎氏代々の祈願寺として栄え、天正19年(1591)滅亡後も、佐竹氏、水戸徳川氏の信仰を得、歴代城主尊崇により、末寺25ヶ寺を統轄する本寺として隆盛を極めたのだとか…
こちらの御本尊、薬師如来は、桧材寄木造(玉眼入、漆箔)で、ほぼ等身(像66.1cm、蓮台総高135cm)の比較的大きい坐像。
また、御本尊及び日光・月光両脇侍菩薩は秘仏で、ご開扉は「住職一代に一度限り」という厳しい口伝になっているのだとか。
実は、平成28年に、その秘仏がご開帳されました。
という事は…
しばらくはこの目で見る事はできないですね。(-_-;)ガッカリ
今回のメインはこちら!『二本松寺 あじさいの杜』です。
期 間 : 6月中旬~7月上旬
時 間 : 午前9時~午後5時
入山参拝券(境内施設整備金) 300円
お得な4枚つづり 1000円
中学生以下 無料
二本松寺には、数十台停められる駐車場がありますので、ぜひ、ご利用ください。
着きましたら、お寺の参道ではなく、向かいの『あじさいの杜』入口に向かいます。
入口を入ると、綺麗に整備された遊歩道に沿って、歩いていきます。
確かに、広い… (笑)
お寺の境内をぐるりと囲むように、遊歩道が整備されています。
見渡す限り、紫陽花が続きます。
そして、何よりも、この田園風景と紫陽花のコラボがまた何とも言えず、絵になるんです♪( *´艸`)
見てわかる通り、たくさんの人が訪れてますが、なんせ広いので。
混み合って、歩きづらいという事もなく、写真を撮るのも、少し待てば人が入る事もなくなります。
そして、こちらには、たくさんの種類の紫陽花が植えられております。
丁寧に、それぞれに名札もついていて、本当に親切。
ひとつ、ひとつ、名前を確認しながら、「綺麗ね~♪」と写真撮りまくりでした(笑)
境内には、水戸光圀公お手植えの槇(天然記念物)、ふたもとの松(水戸光圀公が詠んだ歌)などもあり、菩提樹の花なども楽しめる約30~40分の散策コースが整備されてます。
とても広いですが、紫陽花に見とれて、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
入山料は取られますが、それ以上の価値のある場所だと思います。
ちなみに、昨年は、この時期限定の御朱印があり、とても人気でした。
今年の情報はまだ出ていませんが、わかり次第、追記しますね!
みなさんも、100種類1万本の紫陽花に会いに、お出かけしてみてはいかがでしょうか?